読み物

メイドインアビス探窟で真実発見を試みる

投稿日:2018年2月23日 更新日:

今後の話でズバッと解決しちゃうかもしれないし、単なる見落としでわかってない事もあろうかと思いますが、

現時点で気になる事や考えた事をまとめるページ。

”追記内容”

リコさん   04/30
ハボさん   05/06
アビスの呪い 07/01
ヴェルチェロ孤児院 07/15
オーゼンさんのポロリ発言 07/21
ナナチの出身地 07/22
前線基地でのリコ達 07/22
ナナチやプルシュカの年齢 07/25
オースの電力 8/24

”閉じる”

オースと電力

オースではあまりにも自然に電気を使っていたので当たり前のものとしてスルーしてました。
電気というと、レグに10万ボルトを喰らわせた場面がその最たるものですが…って、他には?
こんな疑問が浮かんだので考えてみようと思います。
少しでもアビスの世界の技術レベルが垣間見れたら、どこかで何かのヒントになるかも!

オースには風車が沢山あるので、これで電力を得ているっぽい。

© 2014 つくしあきひと

さらに、2層直前には風乗りの風車が4000年前以上前からあるそうな。

© 2014 つくしあきひと

これも発電設備だったのだろうか?
4000年以上前から電力を使用していたとすると…これもなかなかの情報。
かつてここに居住空間があったって事だろうか?
オースの位置から下がってきたのか、元々ここにあったのか気になるなぁ。
それはさておき、風力発電はアビスの地の利を活かすと言う、理に適った方法って事がわかりますね。
アビス4000年の歴史的発電方法。
そうして作られた電力がどこに使われているのか妄想を交えつつ探してみました。

ハボさんの家の壁にあったランプ、そして葬式の場面で街灯らしきものが描かれていた事、レグビリビリ後にシギーが孤児院の電気が消えたと慌てていた事から考えて、照明に使用されているのは間違いない。

© 2014 つくしあきひと

右側のこれは照明ですよね?違うかなぁ…
それと、写真が飾られているという事は蓄電池も有りそう。
…謎のモフモフな生き物がかわゆい。

© 2014 つくしあきひと

アビスへ移動する時のゴンドラも電力で作動しているとして、見える範囲でわかるのはこのくらいですね。

見えないところは想像で補っちゃおう。
リコ爆弾という度し難きオムズビから見える家電は炊飯器
釜土でご飯とか美味しそうだけど火をおこしてる場面が見当たらないし。
そして、オースは土地に余裕のない島なので食料は外国からの輸入頼り。
それならば長期保存の必要性が有ると考えられるので冷蔵、冷凍庫は必需品。
雪室とか無さそうだし。
実は意外と電力活用してるっぽい!
そんなわけで、オースでは風力発電によって得られた電力を便利に活用してるらしい。

アビスから吹く風は止まないので電力は供給され続けそうだけど、そういえば一回停電してたっけ。
これは前線基地で盗電した結果やらそれを調べたボンドルドによる発言から考えて、レグの特性が原因。
レグが電力を吸い尽くす過程で、電流が許容量を超えたせいでブレーカーでも落ちたんでしょうか。
風力発電で常時電力が供給され続けるのならばすぐに復旧するはずなのに時間を要したって事は風車から直接ってわけでは無さそう。
風車が回り過ぎた時の事を考えると、ブレーカーがあってもおかしくないですね。

オースの電力は照明やゴンドラの動力に使用され、他にも炊飯器やら冷蔵庫といった家電は有りそう。
しかし電話やラジオってのは見当たらなかったですね。
生活に必要な電化製品は有るけども、テレビや電話といった有ると便利だけど無くても平気なものは無いといった所でしょうか。
探窟組合本部では何故か石灯を使用してましたが、これは民家で照明が使えるのは夜間限定とかなのかな?

© 2014 つくしあきひと

こんな風に節約しつつ必要最低限の設備に利用されている所が、ちょっと現代よりもレトロな雰囲気を醸し出しているのかな~なんて思いました。

ナナチが持っていた無線通信機はオースのレベルからすると桁違いの技術で困っちゃいますね。
造形を見るからに遺物では無さそうです。
機械だとしてもオースの電力事情からするとこんなの無理そう。
だって電話も無いのだし。

© 2014 つくしあきひと

ドヤ顔も可愛いナナチは拾ったって言ってたけど、奈落のど真ん中で発信側と受信側をセットで拾えるわけが無いんですねぇ…
花園の祈手が同様の機器で仲間と通信していたので、前線基地からちょろまかして来たとすると作ったのはボンドルドっぽい。
こんな良さげな発明品を自分の為だけに使う…世の為とか全く考えて無い所が流石です。

© 2014 つくしあきひと

これがあると出かけている時でもミーティの様子を知る事が出来るのだし。
何か異常があったらすぐに戻れるようにと使用していたのかも知れませんね。
ミーティは死なないし、ナナチは彼女を殺す方法を一生懸命探してる。
それなのに身を案じるという矛盾した行動に、ナナチの抱える複雑な心境が伺えるような気がしちゃいます。

リコと同年代なイメージの、ナナチ達の年齢について考えてみる。

いつも通りロマン山盛りなのでなんの根拠もございません。

材料はこちら。

  • プルシュカはメイニャをリコに紹介する際、ボンドルドが10歳の誕生日にくれたと話している。
  • ナナチがプルシュカを見て、あの実験を平気で行っている時に既に娘が居たのかと考えていた。

プルシュカの年齢は不明だけど、見た目はなんとなくリコより年上っぽい。
ナナチがプルシュカが既に居たと考えるって事はつまり…奈落に来てから現時点まで過ごした時間はプルシュカの年齢以内の歳月って事にはならんだろうか?
と、いう事ならば実験時のナナチの年齢とプルシュカの現在の年齢の差分がナナチがアビスで過ごした年月。

しかし決定的な判断材料はないんですねぇ…。
かなり乱暴なこじ付けで6年って事にしてみます。
プルシュカの年齢は14歳で実験当時のナナチの年齢は8歳って事にして。

ナナチの過ごした年月はアジトを見る事でも何となく感じられますね。
探窟家を弔ったであろう、苔むした墓標の数。

© 2014 つくしあきひと

ちょっと頑張って数えてみたら40くらいありました。
見えてる範囲でこれなので、他にもあるだろうと考えると結構多め。
そして4層に来るのが黒笛のみと考えるとなかなかの人数。

© 2014 つくしあきひと

こちらはナナチハウスの内部。
台所やら椅子、壁には彫刻が施されているようでもあり、奥には二階へと続く階段まで見られます。
これは結構長い時間かけて整えていったと考えないといけない完成度。
2年やそこらではここまで仕上げられなさそう。
6年かけてコツコツと作り上げた…という事ならしっくりくるかなと。
と、いうわけでどっちも実年齢はリコより上かと思ってます。
一つ問題なのはリコの為にプル笛ホルダーをササっと作り上げたナナチの技量…あれを見るからに予想以上に出来るモフモフ。

そうなると実年齢に対してちょいと幼い感じになってしまう。
これはナナチが美味しいご飯の作り方を知らなかったり、プルシュカが5層以上の世界を知らなかった事からくる勘違いだろうか?
二人とも同年代の話し相手が居なかった事で子供時代に社会性を育む為に必要なコミュニケーションをとる事が叶わなかった。
そのせいで実年齢と比較して幼さを感じさせるのでは?

ナナチの話相手はミーティのみ。
そのミーティはお話が出来ないし、時折確保する探窟家は瀕死。
というかミーティを殺すための実験材料として利用していたに過ぎない感じ。
やはり重度のコミュニケーション不足。

プルシュカは祈手やボンドルドと会話はしていたものの、やはり同年代の子は周囲に存在しなかった。
周囲の大人は彼女を子供として接してるし何よりボンドルドだし祈手だし。
メイニャはメヤ!だし…なんかもう無理なんですわ!

と、いうわけで実年齢は上だけども置かれた環境によって幼さを残している為にリコと同年代に見えるのかな?

こんな風に考えると、フィクションでありながナナチやミーティの背景がリアルに表現されている気がして大興奮なのですわ!

前線基地でリコ達があっさり分断されちゃった理由

これは恐らくボンドルドに睡眠薬を盛られたからでしょうね。
リコさんが食べて壁の味がするというとんでもない感想を述べていた行動食4号、あれに仕込まれていたのではなかろうか?

© 2014 つくしあきひと

リコはすぐに食らいつき、レグも手に行動食を持っていたのでこれを食べたはず。
ナナチは無味を嫌ってか、嫌な記憶を嫌ってか食べませんでした。

就寝後、レグが目覚めた時にはこのように大ピンチな状況。

© 2014 つくしあきひと

この時点でかなり怪しいですね。
ぐっすり寝ていたレグがワイヤーを指でちょんと触られただけでびっくり目覚めていたので、レグは睡眠時も結構気を張っている様子。
ボンドルドの縄張りならばいつも以上に警戒していたっておかしくない。
それなのに起きたら四肢や頭部を固定され、おまけにちんちんにまで何か付けられてるなんておかしいですね。

そして行動食を食べなかったナナチ。

© 2014 つくしあきひと

二人が寝静まった後でそっと部屋を抜け出しボンドルドの元へ向かったのだろうか?
お馴染みのポーズを繰り出すボンドルドに対して無反応。
決めポーズをスルーされる…僕なら涙が零れちゃいそうな状況にも動じないとは…流石ボンドルド、強メンタル過ぎる。
ナナチに動揺が見られない事から、この場に居る事を納得済みなんだと思えます。

あんなに歓迎ムードを漂わせておきながら睡眠薬を盛っちゃうボンドルドさん…んんん~相変わらずエレガントかつ汚い事をしやがりますね。
言動不一致なこの男にはやはり関わってはいけない。
前線基地で休息を取るというリコ達の判断が良くなかったですね。

なんでお泊りしちゃったんだ…と考えるとプルシュカの存在が大きい。
彼女を案内役にしたのはその為でもあったのでは?
不気味なボンドルドがちょっと休んだら?なんて言っても警戒して去ってしまう可能性がありますが、無邪気なプルシュカが案内役を務める事でレグ達の警戒心が解かれてしまったとも思えます。

プルシュカが心を込めて本気のおもてなしをしているつもりが、ボンドルドの悪事に加担する事になってるとは皮肉なお話。
これはもうレグ達が来たらこうしたろ!と決めていたんでしょうね。
敵を騙すにはまず味方からの精神も発揮してるし、とっても紳士的な物言いとは裏腹に行いが邪悪かつ狡猾過ぎ。

この酷過ぎる男もまた作品の面白さを際立たせるという…困ったキャラですね。
なんだかんだ言いながらも、ボンドルドの軌跡を描いた別作品が出たりしたら僕は絶対に食らいつくだろうし。
キッズの頃からボンドルド的発想だったのだろうか?
それとも徐々におかしくなったのか…?
大嫌いなのに気になるあいつ的ポジションに収まるボンドルドが小憎らしいっ

ナナチとミーティの出身地、セレニを見て思った事

こちらは作中でもかなりレアなアビス以外の国。

© 2014 つくしあきひと

極北の地セレニとの事ですが、描かれている設備を見た感じオースとそんなに変わらなそうな技術レベル。
街の外側に孤児であるナナチ達が纏まって生活している様子から、見た目ほど豊かな国ではなさそう。
国が子供たちを切り捨てているような印象さえ受けるので、財政は火の車なのだろうか?

そんなところへどうした理由でか、穴倉の底からそんな子供たちを求めてやって来た目の付け所がボンドルドなやつが。

ナナチが捨てられた書物から奈落文字を習得してましたが、ゴミにオースの書物があるって事はセレニも色々購入してる国の一つなんでしょうね。
セレニの商人の中にはボンドルドと闇取引している者がいて、そいつが子供達の情報を与えたのだろうか?
ボンドルドはいかにも遺物の横流しとかしてそうだし、国が制限かけたものとか平気で売っちゃいそう。
いいお得意様で悪仲間ですね。

しかし財政難と考えると、国が何らかの遺物と引き換えに子供達を引き渡した可能性もあるのかな?
孤児の多さからしてあまり良い国とも思えないし…そういうのありそう。

生体実験用の材料として考えると、セレニの子供達はうってつけ。
居なくなっても街の住人は気にも留めない。
そして、どうやら探窟家は世界的な憧れの的っぽい。
ゴミを漁って暮らすセレニの子供達にアビスを探窟する事は叶わない夢。
そこへ本場アビスから白笛がやって来て、奈落の次世代を切り開くに相応しい子供たちを…なんて言う。

子供達にしてみれば次の白笛は君だっ!って意味にしか聞こえないし、もしなれなくても探窟技術を学べればゴミ拾いを卒業して人間らしく生きる事が出来る。
そんな夢のような話をされたら、セレニの子供達はいちころに決まってますね。

国は目障りな子供たちを当たり障りなく排除する事ができ、その対価として遺物を入手。
ボンドルドは自由に使える生体を大量に確保。
うーん、やっぱ国が主導してるのかなぁ。
ボンドルドさんが絡むと色んなろくでなし要素が増えていきますね。

こんな風にあれこれ好き勝手に考えても物語自体はビクともしないから面白いですよね、メイドインアビス。

オーゼンさんによるレグの観察結果

オーゼンさんがレグの腕のワイヤーを引きちぎろうとして発したセリフにちょいと気になる個所がありました。

伸びもせず細くもならない
同じ領域に何重も束ねてあるのかな?

同じ領域て…どんなイメージなのか?僕は一生懸命考えました…

ここに一つの毛根があります。

一つでは無力な毛根ですが、同じ領域に複数の毛根を存在させることにより…

…!

このようにとても丈夫になるのです!
これなら簡単には抜けませんよ…なんて幸福感に満ち溢れた事象なんだ。
オーゼンさんの言葉を噛み締める程に勇気が湧いてきます。

仮に毛根が丈夫であったとしても土台となる頭皮が脆弱であれば毛根ごと抜けてしまう。
その事に気付いてしまい、今は失意のどん底です。
奈落の至宝に用いられたテクノロジーでもどうにもならないなんて。

こんな事考えたところでオーゼンさんがまぁいいやと腕を放るんですが、全然良くなんかありません。
とても大事な事だと思います。
念のため、毛根の事じゃない。

© 2014 つくしあきひと

ふっ という効果音が髪の毛を吹き飛ばされた感を醸し出したりレグの驚く様子が僕の感じた衝撃とシンクロしていて心臓がギュッとなりますがそうじゃない。

レグの腕を観察して、あのような考察がサラリと出てくるオーゼンさん。
その基となる前例とその解析、そしてその結果が身についてなければあんな風には言えますまい?
そういえば似たような特徴を持った遺物が1巻に載ってましたよね。

© 2014 つくしあきひと

この遺物を調べた経験を元にあの発言がなされたのではなかろうか?
スタースレッドはオーゼンさんが発見した遺物なのかも知れませんね。
というわけで今回はちょっぴりオーゼンさんの背景に関わるロマンが追加されました。

そうか…ちゃんと白笛だったんだ。
オースの男の娘会で他の追随を許さず不動の地位を築いた…ゆえに不動卿!とか密かに考えててちょっと申し訳ない。

ヴェルチェロ孤児院

リコを守る為にライザが私財を投じて設立したのがヴェルチェロ孤児院なのではなかろうか?

今のジルオの年齢が20歳くらいだとすると、ライザがラストダイブした時は10歳。
託されたリコさんが2歳となると、ジルオには荷が重過ぎますねぇ。
彼の生活基盤を固めつつ、何より大切なリコを守る為の環境として孤児院を設立。
おやおやおや…これは有りそうですね。

実際に実務を取り仕切っているのがジルオっぽい所もライザ資本によるものならばおかしくない。
院長はなんというか孤児院経営で大人の威厳が必要な時の為に居る感じだろうか?

白笛は結構お金持ちな印象があるのにリコが孤児として生活してるのも不思議だったんだけども、ヴェルチェロ孤児院を作るのに費やしたなら納得ですねぇ。

まさかライザの子が孤児として生活してるとは思わないだろうし、もし院に白笛ライザの子が居るという情報が漏れたとしても大勢の孤児の中から見つけ出すのは容易ではないはず。

活動内容が探窟家養成所って所にもライザの気配を感じますね。
あの子がどんな道でも選べるように…という発言から修練が必要な探窟技術が学べるようにしたのかな?
自分…これから絶界行なんで!あとの事はよろしくどうぞって感じに放り出したわけでは無さそうでちょっと安心しました。

ライザの想いが全く関係無さそうな孤児院という形で描かれており、作中でいかにもって感じに説明されているわけでもない。
こんな風に描かずに表現されている所が沢山あると贅沢な気分です。
見当違いも多いけど。

アビスの呪いってなんなんだろね?

呪いによって人が受ける負荷の中で、人間性の喪失だけヤバさが段違い。
オーゼンの言葉から、それ以前の層で負荷を受けても肉体が微妙に変化している事がわかります。

© 2014 つくしあきひと

なんとなく、探窟家がまとめた各層からの帰還時に現れる症状は目安に過ぎない気がしますね。
呪いの発生源からの距離で症状の強さに違いがあるのかな?
心に受けたダメージが肉体に現れるという発言も興味深い…
他にもナナチが受けた祝福、成れ果て村の住人達、ミーティが不死になったりと不可思議現象が盛りだくさん過ぎて気になりますね。

この呪いとはどんなものなのかを都合よく考えてみたのがこちらです。

 

ハボさん、白笛目指すってよ

 

© 2014 つくしあきひと

この人、命を響く石の作り方とか知ってて言ってるのかしら?
知らないなら微笑ましい痛発言とスルー出来ますが、しかし知ってて公言してるとなると話は変わってくる。
言葉の意味が誰か一人を石にしてクラスアップする宣言に変わりますからね。

ハボさんのステータスを並べてみます。

  • リコがライザの娘と知っているので、恐らくライザの顔見知り。
  • オーゼンも知ってる。
  • リコの出生の秘密を知っている。
  • ボンドルド見たことあり、その存在に違和感を感じている。
  • 現役の黒笛で白笛マニアでもある。
  • 全力で逃げているリコ達にあっさり追い付く。
  • 初期のレグとはいえ、警戒している所をあっさりと捕まえて奈落の至宝ちんちんの観察に成功。
  • オフの時はナットとシギーに白笛の事をお話してあげたりする。いい人そうだけど黒笛というわりには暇人っぽい。

知らない上での発言ならただの気のいいおやっさんに思えるんだけど、1巻でのラフィさんの様子も気になる所。

© 2014 つくしあきひと

これは間違いなく白笛をあまりよく思っていない。
白笛マニア・ハボルグの奥さんなので、聞きたくなくても色々話をされていそう。
命を響く石の製造方法ももしかしたら聞いているかも知れません。
誰かに犠牲を強いる事でなれる白笛なんてのは褒められるものではない、そんな事を言いたそうに思える場面。
さらに悪い方向で考えれば、ハボさんから俺の笛になってくれね?くらい言われた事あったりして。
長年の説得により了承を得た結果としての発言だったら、ハボさんもやべぇ人ですね。

歴代の白笛達はどうやって手に入れたのかも気になる所。

というわけで、登場する白笛の人物像から想像した白笛獲得方法はこちら。

ボンドルドはセルフサービスという悲しい製造方法と判明していますが。
頼まれて笛になる人なんているわけないし、石になる人との絆も大切。
だとすると、命を響く石というのは、親密な者がアビスの中で死に直面した時、それを持つべき者との冒険の続行を強く望むことで生まれる偶然の産物なのでは?
儀式により製造可能とはいえ、原料になる人との合意が必要なので誰かを無理やり石にってのは不可能。
やはり、白笛になるんだ!って発言が許されるのは夢見る年頃の赤笛までですねぇ。

その人柄を見るに、ハボさんが奥さんを笛に変えようとしてるヤベェ人とは思えないけど、どうなんでしょ。
原料や製造方法を知ったら、長年の夢であっても諦める人であって欲しい。

良い人願望が強すぎて忘れてました。
白笛の仕様について淀みなく説明するこのおじさんの姿を。
原料と紋に対してフワっと言及してますが、これが本来R指定な内容をリコ用にボカシて説明したのだとすると…全部知ってそう。

© 2014 つくしあきひと

ここ最近、深層と地上の時差を感じる場面が多いような気がするので…もしかしたら宣言通り追いついてくるかも?
スーパーレグでも手も足も出ず、もはや絶対絶命と思われたその時!
突如現れ彼らの窮地を救ったのはなんと…白笛ハボルグ!
これはないなぁ…ないですね。

リコさん

ボンドルドとプルシュカから何も考えてなさそうな顔とか言われちゃうリコさん。
確かにリコはそれほど気にする部分は無いなぁ~と思ってたら、意外にも謎がありました。
明確な答えを得るにはちょっとややこしいのがまたリコさんらしい…。

絶界の祭壇でんボップしたあの場面、あれはオイラだ…!と思ったので弁護を試みる。

 

不動卿 動かざるオーゼン

不動卿がマルルクにメイドの格好をさせているのは罰ゲーム的なノリかと思いきや。
結構本気の趣味かもしれない。

オーゼンさん人気が急上昇したらイイナァと思っ…

 

地上と奈落の時差に関するオーゼンの説明と実際

これだ!という明確な答えは出ずに、だいぶふわっとした推測となりました。

ハウアーユードコカ02はキユイのお誕生日の出来事です。

© 2014 つくしあきひと

上のキユイの発言によれば、リコ達が旅立ったのはハウアーユードコカ02の2日前の夜間という事になります。
ジルオが消灯後の見回りをしていた事を考えると22時前後でしょうか。
その後の03でジルオがオーゼンを訪問した時には、リコ達は既に下の層へ向かった様子。

© 2014 つくしあきひと

リコ達が3週間の生存訓練を終えてからという事になります。
オーゼンも色々思い出すまで行かせたくなかったと呟いていたので、ギリギリまで訓練していたはず。

02と03で結構時間が経ってるとも考えられるけど、02の時点でのジルオの奇病に対する態度を見るとすぐに行動に移した気がします。
ジルオがシーカーキャンプへ移動する時間や手土産を用意する為の時間を考慮して、2層の1週間は地上の1日くらいの時間ではないでしょうか。
オーゼンさんが地上と奈落の時差に関する説明をしてくれていましたが、やはりだいぶ時間の流れが違うようです。

でもこれ…オーゼンさんの説明と逆じゃないかしら?

奈落で数週間過ごしたつもりが、地上では数か月。という説明でしたが、実際は地上からの旅立ちから4,5日後にはリコ達がシーカーキャンプを出た後という事になります。

もし奈落の中の時間がとても長い事が正解だとしたら、ライザの生存は絶望的ですよねぇ。
10年がどれ程の歳月になる事か。

オーゼンがリコ達を勇気付ける為にああいった、とは考えられませんでしたね。
子供だましは嫌いだなんていう性分のオーゼンさんです。隠し事はしても嘘はつきますまい…。

うむむ…オーゼンの認識と実態が異なるのは何故なんだ…。

あっ

© 2014 つくしあきひと

オーゼンの認識は恐らくライザとモリモリ探窟していた時のもの…と、なると時を止める鐘が深層に有った状況。
ライザが回収したので今はオースに有るはず。
この遺物の具体的な効果はわかりませんが、有るだけで影響を及ぼすのだとしたら昔と今のこの違いも納得できるような。
でもでも…そういう事になるとやっぱりライザは思ったより時を過ごしていないどころか、思いっきり長い年月潜っている事になってしまいそう。

先が読めないですね、頭の中がもやもやしちゃう。でも楽しい。

ただ、時を止める鐘が一つとは限らないし、深層に近づく程時間経過の差が逆転する可能性も有りますね。

これならもやもやを解消する事が可能で僕の足りないおつむにも優しい!

…なんだか素直にジルオ兄さんが監視基地を訪ねたのが三週間以上経ってからと考える方がオーゼンさんにボコられずに済む気がしてきました。ジルオにも色々あるんですわ、きっと。

そして時差のほんとの所は依然不明なままという…。

オーゼンさんとお酒飲んだ後のジルオさんは…酔い潰されて、目が覚めたら男の娘にされてそうですよね。

ショウロウ層

© 2014 つくしあきひと 44話より引用

これは巨大ロボさんがポロっと発言した6層の名称。
ショウロウてなんだろう…と思ってググってみました。

多分、漢字で書くと鐘楼なのでは…という事で出てきたのが、梵鐘を掛ける寺院付属の堂舎というもの。
続いて七堂の一つとありました。
大辞林によれば、

しちどうがらん【七堂伽藍】

〘仏〙 寺の主要な七つの建物。
一般には、塔・金堂こんどう・講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂(じきどう)をいう。
禅宗では、仏殿・法堂はつとう・僧堂・庫裡くり・山門・東司とうす・浴室をいうことが多いが、必ずしも一定しない。

一般に言われる方での分類という事なら、アビスは7つの層に別れているって事だろうか。
探窟家の認識とは違う層の分け方をしているとも考えられるので、6層が実は道半ばって事も考えられるかも知れない。

レグ達を生み出した存在にとっては、アビスは寺院のような場所って事だろうか?
アビスが一施設って認識ならば、もしかするとアビスの先にとんでもない世界が広がっていたりしちゃうのだろうか?
ちょっとした好奇心でググったらさらに謎が深まったでござる。

 

ライザの行方

43,44話の感想にてヴエコさんをライザではないかしら?なんて書いたり、村に居るのでは?なんて思ったりしてたけど、7層へ向かったと思える記述がありましたね…

© 2014 つくしあきひと

それも第一巻に(-_-;)
ライザの封書にレグに近い存在について記述されているところに、七層目前にて、と書かれてました。
この手記が七層間近で書かれたということは、先に向かったとみて間違いないでしょう。
村の場所はどちらかというと5層よりなイメージ。
七層付近から村に戻るのは人間には無理です。死ぬか成れ果てる…ならば進むしかないと思う。

村で何事かあったと思うのは勘違いでしたか…。

この記述からわかる事は他にも有りますね。
レグを機械人形と呼ぶオーゼンや、危険な遺物と言うボンドルドは干渉器を知っているがライザは知らなかった。
もしライザが知ってるなら、あのような書き方はしますまい。
干渉器おったわ!捕ったろ!みたいな事を書くはずだ!
ライザが探窟家になる前の世代で、干渉器をどうにかしちゃったのだと推測します。

やはりレグがどんな理由でリコを探しにやって来たのかが気になります。
ライザが底に到達し知り得た真実が、リコを底へ呼ばねばならない程のものだったに違いない…
そう思いつつ今後の展開を楽しみに待とうと思います。

 

マアアさんとイルぶるについて

イルぶるについては下記のリンク先で頑張っております。

そして村の成り立ちについて考察した結果、マアアさんの尻が困った事になっているのもわからんでもない気がしてきました。

© 2014 つくしあきひと

”以前の内容”

この着ぐるみマンの存在も悔しいが気になる。
住人なのだから村で欲に応じた姿と守りをもらったんでしょう?
それがどうしてあんな尻なのか?
腑に落ちないどころか、どんな欲であんな尻になるのか気になってしょうがない。
頭隠して尻隠さず風の演出で愛らしさを表現…そんな馬鹿な、むしろそれは逆効果なのだわ!
時折見せる注目度満点の尻から必死で目を背けてもなお疑問がある。

彼がまあぁ~とかしか言えないのはどんな理由からなのか?
また、精算により失ったはずの腕が43話では復活しており、その力強い腕でメイニャを救っている。
45話でベラフが複製ミーティを村に産み出して貰う際に永久に還元してと言っていた事が関係ありそう。
マアアさんの場合は一時的なものだったみたいだが、肉体の一部をレンタルする事で価値を支払う事も可能という事だろうか?

この精算もまだ謎の多い仕組みだなぁ…。

ともかく、6層に到達している現在気になる事の上位に食い込む尻。

”閉じる”


この尻は…人間であった時のマアアさんの本体ともいうべき大事なパーツなのでは。
村人は皆新たな肉体を得ているが、恐らくその時に人を人たらしめる命を字面通りに差し出し村に奪われている。
カジャさんに至っては体が匂いだという。
…匂いて!なんかもう、おばけみたいなもんだ。
他にも元々人間だったなんて信じられないような成れ果てが多数存在する。

© 2014 つくしあきひと 44話より引用

この雑巾なんて成れ果てかも怪しいくらい残念な体しちゃってます。
もう人間性の欠片も無く、昆虫レベル。
欲に応じた姿…うーん。
雑に扱われるのが価値…かなりの上級者だったのかもしれない。

村の住人が辛うじて維持出来ているのは、精神的な人間性のみ。
それすら怪しい者もいれば、ある程度肉体の人間性が残った者も見られる。
そう考えると、あの尻はマアアさんが最後まで守り切った人間性の証なのかも。
尻はきったないけど…マアアさんもなかなかやるじゃない!

マアアさんの腕をパパ棒なんていう奴は僕が許しませんよ!
ゴメンねマアアさん。

 

オースは国ではないのも知れない?

ラフィさんの発言にて、ミオさんが七年前と姿が変わらないとありました。
船団キャラバンで薬師をしている、と言った事から特級遺物 命を延ばす酒を使用する機会があったのだろうか。
もしそうなら。発掘された遺物は発見した探窟隊の国に持ち帰られるに違いない。
あとミオさんはすんごい高齢かもしれないのにお姉さんと呼ばれて否定しないメンタル。強い。

オースが何処かの国に属するなら、他国に探窟を許さないと思うがどうなんだろう?
他国の探窟家も当たり前のように存在する事を考えると、オースは現実で言う所の南極的な位置付けなのだろうか?
しかし発掘した遺物の性質によっては国同士のパワーバランスが狂う事になりかねないだろうし、平和的なお約束ではない事が予想されますね。

 

レグ

ボンドルドってどんな人?

メイニャ

アニメ版との違い

アニメ版は2周くらいしか見てないけど、物語の導入部がコミック版とは異なっていたり、三層のネリタンタンパラダイスがより詳細に描かれて居たと記憶。

アマカガメとか出てくるし、条件次第であの可愛らしいネリタンタンの危険度が急上昇するという描写もあり、サバイバル感満載。
三層の抜け道も実はそんなに甘くはなかったという事を教えてくれた。
他にも、実はレグがここでブレイズリーブを振るっていたりとか、リコさんの度し難い無謀っぷりを確認出来る。
まだ四層で痛い目に遭う前と考えると、後の展開が際立つ良い演出ですね

コミック版では三層の負荷はスルーしていたのに、アニメ版ではきっちり体験。
リコさんが甘い幻覚に打ち勝つ気概までみせてくれちゃう。

ナナチの回想ではボンドルドさんが相変わらず研究も手伝わずに~という所でやっべぇ…って思いましたよ。
ボンドルドさん、結構イラついてそうな口調なんだもの。
原作のみではなんというか、なんてこと無さそうに言ってるのかなというイメージでしたがそう来たか。
原作との圧倒的な違いは登場人物の感情がより鮮明に伝わるという所だと思い知らされました。
森川ボンドルド恐るべし。

そして6巻のハウアーユードコカ02 ミオの部分がナナチ合流の時点で挿入されているのも興味深い。

エンディングの電報船の長旅は何とも感動的だったなぁ…。

原作最新話を見るにあたって、この違いはどう受け止めれば良いのか悩ましい所です。
アニメとで分けて捉えるのが楽ちんだけど、同じ物語を補完する意味と捉えると楽しい気もする。
それならばリコさんはきっちりと全ての層の上昇負荷を体験している事になるわけで、6層の負荷ももしかして…と変な期待が高まりますね。

アニメ二期はいつなのか、待ち遠しい気もするけど…。

サムネイルだけで心が折れそう。

ボンドルド(CV:森川智之)

ここで既にヤバい。

穏やかで安心感を与える口調、そして声と息づかいが、我々を深淵へと誘うこと間違いないのですよ…!

 

マンガルーと電子書籍

ちょっと本編とは別に気になる事なので一番下にて失礼。

マンガルーという、webサービスに登録する事でメイドインアビスが5巻まで読めてしまう。

と、こんな風に著作権問題をクリアしつつ、マンガルーにある漫画の中から使いたいコマを選択したりできちゃう度し難いサービス。

ここで選べる作品の中にメイドインアビス1~5巻あるので読めちゃうのです。当然無料。

他の漫画には序盤の十数ページのみなんてのも有りますが、メイドインアビスは怒涛の全話載せ

な、なんて強気なんだ…すげぇや!

でもすごく読みづらい

読ませる用のサービスでは無いのはわかるけど、読み辛いのでコマも探し辛い。

ゆえにしょっちゅう利用するのはちょっとしんどい

サービスの利用に関しては、誰かが見つけたコマからピッタリなものを探して利用するのが良いと思いました。

会員登録には、実際に使用する予定のブログやSNSの審査が必要ですが、申請してすぐに登録できちゃいました。わりと緩いですね。

なんとなくどんな作品か気になるんだけど、いきなり買うには勇気が必要という人はこちらで読んでみるのもアリかと思います。

 

漫画でもアニメでも、おもしろ!と思ったら手元に置きたくなってしまうもんです。

所持するならばkindle版の方がかなり便利なのでお勧めです。

他の電子書籍リーダーはわからんのでkindleとしか言えないだけだったりしますが、利点を挙げてみます。

メイドインアビス1~6巻ドヤー

ナナチやメイニャを4倍に拡大して見られるだけで価値がある。これ大事。

オフラインでも端末さえあれば何時でも何処でもナナチ。

コンテンツを購入すればPC、スマホ、タブレット端末全てにダウンロード可能。やはりいつでもナナチ。

ナナチがいっぱい過ぎてヤバい。

真冬に最北の地で「ホラななち…流氷が来ましたよ、綺麗ですね。」なんてボンドルドごっこに興じる程に狂う事も可能なわけです。

ここまで行くと重症なので人としてヤバい。

さらに今後、メイドインアビスが数十巻を超える大作になろうとも重さは端末分しかないのです!

書物を集め過ぎて押し入れの底が抜けた過去を持つ僕にとっては夢のような魔法の本棚とも言えます。

 

-読み物
-

執筆者:


  1. Napster より:

    今回もとてもおもしろかったですが
    一番吹いたのは
    “真冬に最北の地で「ホラななち…流氷が来ましたよ、綺麗ですね。」
    なんてボンドルドごっこ”wwヤッテミターイ(*´ω`*)
    これを理解してくれる人が私の周りにいないのが
    とっても悔しいくらい面白い♡言いふらしたい♡
    当分このワード思い出してニヤニヤできそうですw

    • ペケジロー より:

      Napsterさんは思っていたよりずっとこちら側なのかも知れませんね
      ボンドルドごっこはお勧めですよ。
      急に独り言をつぶやくだけで皆さん怯えたナナチのような目でほんの一瞬だけ見つめてくれます。
      しまった。って思いましたよねぇ…

  2. Napster より:

    ボンボルドとセレニの関係はぺケジローさんの考察が
    すっと納得できる気がします。
    ボンボルドさんのろくでなし感、それを悪いと思ってないところ
    大好きですw
    今後、考察と本編の照らし合わせも楽しみです。
    はやく48話が読みたいです~

    • ペケジロー より:

      48話、待ち遠しいですね~!
      42話くらいから照らし合わせをするとお布団を被りぬわー!と絶叫しながら足をバタつかせることが多いです。
      これが意外と楽しい(*´ω`*)
      今回は良い方向に外れててほしいものですね~

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