作中に登場した白笛についてあれこれ考えてみました。
自分自身で冒険を、というのはこの前ちょっと痛い目に遭ったので自粛。
急所にかゆみ止めを塗ると地獄の業火に焼かれる事となる…気を付けましょう。
判断材料としてはちょっと怪しいボンドルドさんからの情報
- 二級遺物、命を響く石の原料は人間。
- 5層にある前線基地が元は祭祀場の遺跡。
- 祭祀場は6層以降へ挑む為の儀式を執り行う為の場所であった。
- 使用者に全てを捧げる確固たる意志が無ければ命の紋が適合しない。
- オーゼンやライザの笛もそうやって作られた。
- 作られた楽器の音色は、遺物の真の役割を引き出す力を持つ。
各ランクの深度制限
- 赤笛は1層の前半550メートルまでが限界深度。
- 蒼笛は2層まで。赤笛が2層に居るのを他の連中に見られたら面倒という理由で監視基地滞在中にオーゼンから持たされていたことから。
- 月笛は3層まで。
黒笛になって喜ぶライザにオーゼン流の祝いの言葉。これにより、黒笛手前の月笛が3層までとわかる。
- 黒笛は4層まで。
出来るメガネ、シギーが1巻で4層に行けるのは黒笛以上、深界5層は白笛だけの世界と教えてくれていた。
4層までだった、と考えた方が良いのだろうか?
完全に自分都合で黒笛が5層に行けるようにしちゃったボンドルドさん。
今は黒笛なら5層にも行けちゃうのかもしれない。
成れ果て前のナナチも可愛いですね。 - 白笛は制限無し。
祭祀場が5層で黒笛の深度制限が4層までだとすると…皆さんどうやって白笛ゲットしたの?
5層にある祭祀場て…黒笛は入れないじゃない?
白笛全員が一様に祭祀場での儀式によって遺物を得ているのなら、深度制限はもしかすると目安的なものなのか?
探窟家の性分を考えると深度制限なんて関係ないのかも知れない。
そう思い込むにはちょっと厄介な事に、ボンドルドが黒笛の5層立ち入りをわざわざどこかに進言しているんですよねぇ。
あのろくでなしがちゃんとした手続きを踏む辺り、かなり厳格なルールなのかも?
オーゼンさんもライザさんも律義に深度を守って活動していたみたいだし…。
やはりお国に申請するのだろうか?
これから白笛作るから5層の祭祀場にいかせてください。
一人の命を犠牲に白笛になるので5層へ行かせろとも受け取れますが。
これが一番スマートな方法かも知れないけど、ちょっと受け入れ難いんですよねぇ。
これまで見てきた白笛の人物像的に、このような方法で入手したとは思えない。
そんなわけでオーゼンさんやライザさんを擁護してみます。
実は儀式とか関係ないんじゃないの?
プルシュカが命を響く石になったのは、ボンドルドが何かしかけていた可能性も考えられます。
でも、奈落で死の間際に所有者となる者を想う事で肉体が遺物を形成すると考えるとしっくりきますね。
これなら4層までの間で偶然生まれる可能性もあるので、最初に命を響く石を発見した者の状況を考えてもわかりやすい気がします。
儀式は人為的に遺物を得るための手段に過ぎないのかも。
殲滅卿 殲滅のライザ
リコのお母さんで、彼女の旅の目的でもある伝説的白笛。
幼少時、オーゼンを師匠にスカウトする。
これぞ常識に囚われないアプローチ。
度し難いが口癖でありながら本人も割と度し難い人。
1巻によると数々の記録を打ち立て、ラストダイブしてからも未だに破られていないのだとか。
白笛の中で最も偉大というのが地上での評価。
ライザの白笛は…誰だろう?
オーゼンの回想を見た限りでは、トーカと結婚した時には既に白笛になっている。
ライザの肉親が笛の原料となった、というのはどうだろう?
黒笛になり、父親に追いついたので探窟に同行。
ある日、何らかのアクシデントで父は命を落とす事になり、娘に冒険を託した事でその肉体が命を響く石を形作った…というロマン。
1巻で笛が上がったのはなんでだろう?
ライザが存命中だとしたら、何故に白笛を手放したのか?
リコの父、トーカもまた奈落の中で命を落としている。
彼もまた命を響く石を形作ったのではないかと思えますね。
今はトーカ製の笛を所持しているかも知れない。
不動卿 動かざるオーゼン
今はこんな感じなので、他人を犠牲に遺物を獲得とかもしちゃいそうに思える事でしょう…。
しかし、オーゼンさんも昔はとても可憐な乙女であったのです。
マルルクを見ればわかる。
このフリフリな格好はオーゼンがマルルクにさせているもの。
つまりオーゼン様のセンスによって演出された可愛らしさなのである。
センスというものはにわか仕込みでは身につかない。
ここまでの完成度を示すのはただ事では有りませんよ!
マルルクは日の光に弱く地上に出られないそうなので、衣類を自分で選べない。
それを良いことにオーゼンさんが自身の願望を弟子にぶつけた結果、読者の一部を新世界へ誘いかねないマルルクという魔性が誕生したのである。
オーゼンさんの秘められた可憐な一面がこんなところに体現されている…
そんな女性が誰かを生贄にして白笛ゲットなんてするわけない!と思いたい。
今のような闇属性になっちゃったのは白笛になってからなのではないか?
黒笛時代までは光属性であり、オフの時はマルルクのような恰好をしていたかもしれない。
そんな眩しい女性探窟家ならば信者的探窟隊が結成されてもおかしくはない。
探窟中に命を落とした隊員は漏れなく命を響く石となった事であろう…。
黎明卿 新しきボンドルド
私に全てを捧げる明確な意思を持つ人なんて居ませんでしたので、自分で遺物になっちゃいましたー
いいんです。
私にはゾアホリックがありますから。
肉体なんて飾りですよ。
アホな人にはそれがわからんのです。
笛に関しては自力で確保という偉業を成し遂げているわけですが、他で色々犠牲を出し過ぎてヤバい人ですね。
神秘卿 神秘のスラージョ 2022/07/08 追記
名前くらいしか出てきてませんが、僕はスラージョがボンドルドとつるんで何かしていたと疑っている。
ボンドルドと協調出来ちゃう人物…と考えるとその人間性も推し量る事が出来ちゃいそう。
ペストマスク的なデザインがちょっと異様。
ただいま6層以降へ潜伏中。
この先リコ達と遭遇しちゃうかも知れないので要注意人物である。
二つ名から想像すると不思議能力を持っていそうなので、強くなったレグでも苦戦するかもしれない。
7/8追記
スラージョさん、女の人だった。
武装の雰囲気からシワシワお爺ちゃんな探窟家を想像していたところが、このように見目麗しくぴっちぴちなおねいさんが出て来てスラージョだなんていうもんだからペケジロー、マジびっくり。
肩に乗せた動物やシェルメナの衣装はスラージョさんの趣味かと思ってましたが、
Nettouさんのコメントによりシェル(ミ)メナ(エ)と教えて頂きそうではない事に気が付きました。
よく見ればスラージョさんや男性隊員、ニシャゴラさんはフリフリついてませんし。
スラージョさんの趣味であればニシャゴラさんのビジュアル的破壊力も今以上にブチ上がっておるに違いありません。
出所はシェルメナで間違いありますまい。
そして源流はオーゼンさん趣味であり、そのファッションスタイルが絶界にすら到達しちゃったという事ですね。
オーゼンさんがオースにもたらした男の娘文化が次の二千年に行っちゃいそうで胸熱。
さて、63話に描かれた部分から可能な限りスラージョさんの特徴を探ってみますと。
スラージョさんが仕込んだお料理を、男性隊員が大変味わい深そうに味見しておりますのでお料理上手は間違いない。
スラージョさんの言うリコさんへの試しがお料理バトルという可能性もあり得るやもしれぬ。
ニシャゴラさんがとても親しみの籠った目を向けておる所から、呪詛船団というヤバそうな名称からは想像出来ない家庭的な隊を運営してらっしゃるご様子。
アットホームな職場です。
そしてテパステちゃんは捕虜とされたはずなのに大分自由に行動しているようです。
こうしてみると普通に良い人そうですが、やっぱ白笛はこうでないと的な爆弾を隠し持っているのでしょうか。
リコさんが初めましてのご挨拶をする前に、お日柄ァと呟いていた所に神秘卿たる由縁を感じましたが気のせいかもしれない。
しかしニシャゴラはスラージョさんから常々想像力なんだぜとアドバイスを受けているようです。
で、あればやはりニシャゴラさんから子供を連れてきたと報告を受けたスラージョさんが、
どんな挨拶するじゃろなぁ…と想像し浮かんだ言葉を呟いたと思いたい。
スラージョが想像力をどのように戦闘に活用するのかは今後の見所となりそうです。
先導卿 選ばれしワクナ
体から炎が立ち上っているように見えるがこちらも遺物の効果なのだろうか?
見るからに強そうだがご老人らしい。
ボンドルドの前線基地をスルーして6層へ潜った事から、ボンドルドを毛嫌いしているかもしれない。
だとすれば割と崇高な精神の持ち主かも知れないけど人物像は不明。
今後、リコ達が遭遇するかも知れないが、これまで出てきた白笛はだいたいまともじゃないので油断はできない。
何に選ばれたのかは不明ながら、背後に立ち上る炎が選ばれてる感を見事に演出。
結局、儀式ってなんだったのかしら?
…儀式の情報源はボンドルドさん。
それってつまりボンドルドさんの知り得る限りの情報って事ですよねぇ…?
いかにお偉い白笛様と言えどもわからん事があるんですね。
彼には一緒に冒険する仲間とか…ね?
探窟隊は居ても自分の精神の入れ物くらいにしか思って無さそうだし…こんな奴に全てを捧げるなんて頭おかしい判断をする者も居ないですよね?
結局、強制的に遺物を生み出そうにも人材が確保出来ずに自分を遺物にしちゃったわけですが。
偽造白笛ギリギリの一品。
求める事無く与えられる、友からの贈り物とかそういう類のものには縁が無さそうなボンドルドが辿り着いたのが儀式だっただけなのでは?
オーゼンとライザが遺物を入手した経緯は偶発的と思えます。
スラージョとワクナはなんとも言えませんが…
初めの白笛を考えると、やはり仲間と共に冒険を繰り返す中で、偶然入手するのが自然な流れなんじゃなかろうか?
笛の効果について
これまで作中で白笛によって遺物が起動された場面を比べて、少しだけ推測してみたでござる。
まず一度目。
オーゼンが呪いよけの籠を起動した結果がこちら。
そう言えばアニメでは笛の音が不気味な感じ。
でもオーゼンの音と言われると何故かしっくりくるのでスタッフさん…いい仕事してますね!
そして46話後編の、プル笛によって変身したスーパーレグさん。
登場する過程から表情から台詞まで文句なしにカッコいいではありませんか…!
さてさて、オーゼンの笛がなった時、実はレグはすぐ後ろにたっていた。
にも関わらずスーパーにならなかったのはどういうわけか?
使用者が意図する遺物のみに作用するという事で良さそうです。
書いてる途中で察してしまいました。
レグの時は、このようにプルシュカ自身が使用を促しているのですよね。
こうなるともう、白笛は単なる楽器とは言えますまい。
上の場面ではリコもプルシュカを見つめている程に強く感じている。絆パワーが凄い。
持ち主の気持ちからその時すべき事を察するなんて余裕でしちゃいそうです。
今回の場合はそうだなぁ…。
遺物と関係が深い白笛ゆえに、レグの接近を知っていたかも知れない。
あの騒動の最中で判断力を失いつつあるリコに働きかけ、リコにとって最善の結果を導いた…。
なんて考えられるかな。
各白笛の性能は、中の人と使用者の結び付き、さらに中の人の性格とかも関係あるのかも。
これを踏まえてオーゼンが笛を鳴らした時に戻ると、
レグが反応しなかったのはオーゼンさんが籠を起動する為に笛を鳴らしたから、と考えて良い。
レグ的にオーゼンが好みじゃないから反応しなかったわけでは有りませんね。
もし仮に、オーゼンがレグを起動する為に鳴らしていたらしっかり発動していたはず!
白笛と持ち主が以心伝心とはなんとも…伴侶みたいなものですね。
あっ…ボンドルドさん…なんでもないです。
白笛は女性しかなれない説 7/8追記
スラージョさんが女性だったのでほんのり浮かんだだけなのですが。
不動卿、殲滅卿、神秘卿が女性である事は確定事項。
でも、
おいおい黎明卿は男じゃろ?という問題がありますが。
今は笛になっちゃってるので判断のしようがありませんが、ボンドルドさんの最初の肉体が女性であった可能性もありますぞ。
あとは女性でボンドルドってゴツい名称はなかろうもんという問題もありますが、これだって改名した可能性もありますし?
微妙に可能性はあるかも…かも。
残るは先導卿ワクナさん。
上の背後の炎が~なんて書いてますけども、あれって普通に髪の毛なんじゃない?
そもそも武装した状態で判別は不可能なのでした。
オーゼンさんでわかってたはずなのに迂闊。
武装した不動卿は遠目で見たら確実にゴツいおじさんシルエットにござる。
と、いうわけでワクナさんが女性な可能性も残っています。
そして未知の白笛と思われる巫女ちゃんも当然女性でしょうね、だって巫女なのだし。
仮に全員女性であるとしたらば、それは白笛となる為のユアワースを得る条件に関係しているのでしょうね。
そんなわけで全員女性かもしれないわけですが、もし仮に白笛は女性にしかなれないのだとすると別の問題が生じてしまいますね。
ハボさん…ショックうけるじゃろなぁ
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