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メイドインアビス6巻の感想とあらすじ

投稿日:2018年2月11日 更新日:

メイドインアビス第6巻を読んで、感じ、想った事を記しています。

ところどころネタバレしちゃってますので、初見は作品で!というスタイルの方は、スルーした方が良いです。

既に作品を知っていて、あの部分について、こいつはどう思ったのかな?という人や、

僕と同じく、内容を知らされていても作品を楽しめちゃう人であれば、

見ても気分を害する事はないかなぁ…という度し難いページとなっております。

それでは、宜しければ続きをどうぞー!

絶界の祭壇

祭壇の内部に入るところからの始まり。

謎の膜に躊躇する一同を置き去りにさっさと内部に入る特攻隊長メイニャが良い空気を醸し出してました。

© 2014 つくしあきひと

祭壇入口の膜に引っかかるナナチさん。

いきなりご褒美だよ!有難うございます。

内部ではトコシエコウが燻されており、ボンドルドがまめに焚いているらしい…。

祭壇での儀式的な行いを大切にするボンドルド…イメージが湧きませんなぁ。

日頃の行いって大事。

寺院等に行くと感じる、嗅ぎなれないけどなんとも心地の良い匂いを想像しちゃいます。

レグが気配を消してナナチへ抱き着き、ぞんぶんに匂いを嗅ぐというセクハラ行為をしてましたが…力の有効活用ってそういうのじゃないと思う。

ナナチとレグがくんずほぐれつしてる時に突如祭壇が下降開始。唐突にはじまる絶界行。

プルシュカをこすったら鳴ってしまったという先行き不安なスタートとなりました。

切欠はリコ、ごく自然な流れとしか思えない。

…レグ達とも長い付き合いになるという事だろうか。

いや、いちゃいちゃするレグナナチにイラっと来てやらかした可能性も。これはちょっと最近CMでみた発言を捩じ込んでもよいのかしら?

アオハルかよ…アオハルカヨ!

ふぅ…

海の中を下降しているので、途中どでかいマンボウ風の生き物とか出てきてました。

観光気分を味わえる、ちょっと安心できるひと時が続きますね。

まぁこれまでが酷すぎましたからなぁ…

全部ボンドルド絡みだったし。

ここで注目したのが祭壇に使われている技術。

何気に物凄いと思うのです。

外部が見られる壁の透明度や強度。

支柱らしきものも無し。

入場時にみた祭壇上部の中空に浮いた火柱のようなものを上げる設備、それが関係あるのかも。

だとしても祭壇は水中に沈むし。

この世界の技術レベルが不明ですが、同等以上の代物に思えます。

人手の圧倒的に少ない深層と高度な技術とその設備はなんともミスマッチ。

難しいのでロマンで動いていると納得して次に行きます。

随分長い時間下降しているようで、皆暇そう。

5層と6層の間ってかなり距離があるようです。

だとすれば…仮にカートリッジを使用するとして、いったいどれほどの数が必要になるのやら。

ナナチも5層の負荷を受けてた事から、祝福を受けたとしても呪いは受けるはず。

10個や20個で足りるとは思えませんねぇ…。

そんな事を考えてたら事件発生。

犯人はこいつです。

 

© 2014 つくしあきひと

 

ふんばるメイニャも可愛いですねぇ…。

そして事件はさらなる大事件を呼びます。

メイニャの勇気ある行動に触発されたリコさん、自分も我慢ならないとカミングアウト。

そんなリコにレグが大真面目に応じます。

深界で用を足している時に命を落とすこともあるとかなんとか…

ええい、前置きは要らんですね!

ここでしろ!と大真面目に推奨するレグ、そして衝撃を受けるリコ。

いい絵だなぁ…

そして

© 2014 つくしあきひと

これぞ冒険ですよね。

旅の恥は掻き捨てとはよく言ったものです。

そうだよ彼らは絶賛サバイバル中なのだよ!うんこくらいで躊躇してどうするというのか!

でもナナチ…どうして見に行くの?

直後、ボンドルドに見せつけていると判明するわけですが、くそくらえ的な意味でしょうか?

この時のリコの反応を見てみたい。

こんな事してる間に6層が見えてきて、水の層を突破。

© 2014 つくしあきひと

ここ、よく見ると支柱っぽいのが見えますね。

うーん、どんな仕組みなんだろう。

見方によっては天地が逆転したようにも見える絶景。

水がどういうわけで落ちてこないのだろうか…通過時間から考えてもかなりの水量で重量だしなぁ…

このような、特に語られる事は無いのに疑問を抱かずにはいられない、そんなものが多く見られるのでページをめくるのが楽しくなってしまう。

還らずの都

6層は地形を見るだけでもおもしろ楽しい!

近代的なビルにも見える建物や城のような建物が上から生えていて、川岸は人の手が加えられているかのように整っている。

5層までは大自然を探検しているような気分を味わう事が出来たけど、今度は古代遺跡の発掘に挑むような気分だ。

 

© 2014 つくしあきひと

早速周囲を軽く調べてみたものの全然わからない、そんな状況にワクワクしているリコさん。

が、注目すべきは他に有ります。

リコの頭の上にいるメイニャ、その手を見た瞬間、胸がギュッと締め付けられました。

ちゃんと手で掴んでいるではありませんか…!

なんというおりこうさん…

安全な場所を探しつつ周囲を探索、途中、ライザの封書にも書かれていたリュウサザイが居たけど危な過ぎてスルー。

実際に遭遇すると、徐々にライザに近づいているような印象を受ける。

それにしてもライザの封書に書かれた内容がほぼ食レポ。

これでもオースでは貴重な情報なんだよなぁ。

それだけ深層の情報が届き難いという事なんだろうけど、攻略情報とかは書いてないのだろうか?

ライザの食レポを頼りに、大人しいミソウジャクの卵を狙う一同の様子が冒険中!という感じで面白い。

© 2014 つくしあきひと

難なく孵りかけの卵を獲得し、6層は案外余裕そうなんて思っていると…

© 2014 つくしあきひと

でました。アビスの理不尽。

コマが外側に膨れていたり、謎の光がでかくなったりしていて、緩やかながらかなりのエネルギーを感じる一コマ。やばい。

そして未体験故に傍観しちゃってる一同。やばい。

地熱という名称が生ぬるい程の被害を周辺に与えているようでしたが、ミソウジャクが地熱の周囲に暮らす理由なんかもありそうです。

この時飛んできた弾が卵に当たったりしたら潰れちゃうだろうに。

気を取り直してお楽しみのクッキング開始。

© 2014 つくしあきひと

茹でても動く孵りかけのミソウジャク…動くけど死んでいるそうです。

地熱付近に巣を構えるのはもしかすると雛が自力で殻を破れないとかで飛んでくる弾を孵化に利用する為かも。

© 2014 つくしあきひと

んなちぃ…!

これ…僕も熱々の物を頬張った時に言えば可愛くなれ…る…わけがない。ちくしょう…。

美味しいものを食べると涙が出る程感動しちゃうナナチが可愛い。

そしてそれを見て喜ぶ二人もいいですねぇ…。

© 2014 つくしあきひと

プルシュカは命を響く石になってしまったけど、リコが意思を感じられるようになってたのでもしかすると感じる事は出来ているのだろうか。

リコが唐突にプル笛に話しかけちゃっても良いのになんて思ったり。

団欒の流れでオースの仲間に手紙を出す事になり、ななち画伯の力作が。

© 2014 つくしあきひと

良く見ると、ちゃんと胸元にあるプルシュカの事も書いてある。

その行いまでも可愛いなんて…今後ナナチが酷い目に遭ったら気絶しちゃうかも知れない。

 

包みの大きさから、かなりの手紙を書いた様子。

6層までの大冒険が詰まった力作ですからね、これでも足りないくらいかもしれない。

© 2014 つくしあきひと

そういえば途中の海はどこへ行ったのか…。

アビスはわからん事だらけで面白い。

とにかくオースに届け、リコさん隊のメッセージ!!

© 2014 つくしあきひと

良い顔だ…これ以上何も言うまい。

ふて寝する事にした一行。

寝床に選んだ場所がまた興味深い。

どう考えても、かなり時を経た感じの人工物。

© 2014 つくしあきひと

岩を組み合わせた出窓でしょうか。

入口にレグトラップを張って万全の状態で安眠中。

© 2014 つくしあきひと

と、思ったら起床後に発覚するザル警備。

空に飛ばして何処かに行っちゃったはずの名画が置かれていた。

これをこの場に置くことの難易度はかなり高いはずですが、この時点ではなんとも得体のしれない不気味さが際立ちます。

さらにはリコの胸元からプルシュカを奪取。

個人的にプルシュカがないと言ったリコさんの方に驚いたり。

ないて…いつの間に物扱いになっちゃったのか。

うむむ、確かにそろそろ現実を受け入れて先へ進むべき時なのかも知れない。

プルシュカという人間ではなく、石と思って行かねばならんのでしょうか。

匂い等の痕跡を追っていくと、小動物の死骸にリコとナナチの毛が練りこまれているというホラーな展開が発生。

© 2014 つくしあきひと

レグ、ビビる。

© 2014 つくしあきひと

オカルト風味は苦手なのでしょうが、5層での激闘が嘘のようですねぇ…。

© 2014 つくしあきひと

さらに追っていくと、今度は突然足跡が現れました。

一行を誘導しているよう思えなくもない。

まぁ犬並みの嗅覚を持つレグにとっては、ただの答え合わせ程度の痕跡にしかなってませんでした。

結局匂いをたどって怪しい場所を発見。

© 2014 つくしあきひと

成れ果てし命

入口付近は何か遮るものが存在するようで、レグが勇気を振り絞って先に行く事に。

 

© 2014 つくしあきひと

メイニャが素敵過ぎ。

直前にレグの様子を見てからのこの行動…なんと紳士なモフモフ。

紳士と言えば、メイニャにもボン卿が仕込まれていたりして…と想像してしまいました。

小動物にしては頭が良すぎるので、あり得なくもないような。

それを前提にして読み直すとなんとも言えない気分になりますね。

こんな事を考えちゃうくらいボンドルド恐怖症。

© 2014 つくしあきひと

中に入ると、そこは無数の成れ果てが住む村のような場所と判明。

マジカジャと名乗った者が「良く届けたね」と労いの言葉をかけたり「石は得意な者がやっている」と言うけども、いまいち話が見えない部分です。

使われている言葉が大分違うし、カジャさんもリコ達の言葉で話すのは苦手そう。

要領を得ないままカジャについていく一行ですが、村人が集団でついてくるのがちょっと不気味。

そしてやっと再会したプルシュカはこんな感じになってました。

© 2014 つくしあきひと

破壊されているようにも見えますが、プルシュカが嫌がっていないと感じ戸惑うリコ。

プルシュカを笛に加工してくれていたそうなんだけど、わからない事だらけですね。

6層からは今までの常識で判断する事は難しくなってきました。

村に誘導するなら普通に案内をすればいいし、加工するなら持ち主の許可を得てからと思うんだけど。

© 2014 つくしあきひと

村の様子はどうかというと、市場が開かれていたりしてだいぶ活気がある。

価値の市場であり、何でも価値と交換出来るそう。

リコの体はかなりの価値が有り、目でも皮でも脂でもなんでもござれ。

丸ごと売るなら誰かに売るならその前に自分に売って欲しいと言うカジャさんはちょっと怖い。

高いと言いつつ手渡そうとしてるお金少ない気がするのは気のせいか。

市場を巡りながら、様々な者の価値が説明されるんだけどやはり価値観は人それぞれって事だろうか。

他者の体を切り刻むことを価値とか自分の体に管を通すとか…ちょっと分からない価値観。

皆がそれっぽい形をしているのは、成れ果ては体が欲の形になるからだとカジャが教えてくれた。

「ここで命を差し出し成れ果てると、縛られてここから出られなくなる」

「けど代わりに、欲に応じた姿と守りをもらえる」

ナナチをここより古い祭祀場の成れ果てだというカジャさんにちょっと疑問が。

6層より5層の方が古く、奈落は浅い場所程古いという事になるのかな?

そして唐突に事件です。

© 2014 つくしあきひと

ゆるキャラ風の成れ果てが、メイニャをつぶしてしもうた…。

© 2014 つくしあきひと

不思議そうな声を出している所を見ると悪気は無かったっぽい。まぁ…有罪デス。

価値の清算

ナナチの診察と治療によってメイニャはほぼ元通りの元気な状態に。

© 2014 つくしあきひと

飛び出た目玉を押し込み戻したら復活するという謎仕様。

いきなり死んじゃったかと思ってたのでかなり嬉しい。

ちょっとここの住人は要注意だな…

カジャさんがリコにメイニャの価値を訪ね、お金に換えられない価値があると言わんばかりにリコが怒ります。

すると唐突に怪奇現象が始まりました。

カジャ曰く、それは清算。

自分の持つ価値を上回る価値に傷をつけたら清算。

うん…?という事は己の価値より低いモノの場合は何も起きないのだろうか。

清算とはいかなるものか?

加害者のゆるキャラも逃げ出そうとする程の何か…

© 2014 つくしあきひと

あっ、こいつ尻が汚いですね!有罪です。

清算は凄惨なものでした。ギャグでもなんでもなく。

隠し持っていた大切な物を失い、絶望の最中のゆるキャラにさらなる追い打ち。

© 2014 つくしあきひと

足りない分は体で補うのだそうですが、価値の判断基準が何処にあるのか分からない。

これは現状だとリコ達にとってかなり危険な仕組みではなかろうか。

あと、清算といいつつ没収された価値は何故か無関係だった村人に配布されちゃってました。

© 2014 つくしあきひと

これが与えられるべきなのはメイニャなのでは?

ちょっと腑に落ちない。

© 2014 つくしあきひと

リコの元にも通貨らしきものが現れて、交換可能な価値を入手する事が出来た。

受け取る事を躊躇したリコが、価値は捨てても捨てる事が出来ないとも言われてました。

成れ果ての村ではこの価値という概念に要注意だと考えますが、リコ達は価値の文化に順応しようとするんですよねぇ…。

後に大変な事が起きそうで嫌な予感がします。

そもそも価値とはなんぞ?

一つ懸念すべきなのは、リコ達自身が誰かにとって価値を見出された時ではなかろうか。

村を出ようとした時、厄介な事態にならねば良いのですが。

なんと表現すれば良いのか…所有権と価値が一致するとは限らない幼児期のアレ。

Aちゃんの玩具なのに、それがBちゃんにとっても大事な玩具になってしまい、突如奪い合いになるなんてことを経験した人も居ると思います。

メイニャに価値を見出す者が出てきた場合、連れて行こうとするリコはその者の価値を奪う事になってしまうのか?

やはり、この村で言われている価値というものは厄介そう。

そんな懸念を関係ねぇ!とばかりにリコ達は価値を用いて寝床と食事を確保。

再び和やかな雰囲気に。

 

© 2014 つくしあきひと

ちょっと虫がバシバシ飛び込んでたりして見た目的にヤバそうなごはん。

それを見て心配するレグを勇気付ける一方でナナチをディスる天然ドSリコさん。

© 2014 つくしあきひと

この後、天罰と腹が下るリコらしい展開が待ってました。

ほのぼのとした雰囲気が戻ってきて一安心。

出来る事ならこんな状況が暫く続いてほしいものです。

しかし!…この村結構エグイのではなかろうか。

ちょっと寄り道のつもりで立ち寄って、価値に嵌って出られなくなるとか有りそう。

 

成れ果て姫

住人が慌ただしく移動していたり、すんごい衝撃が有ったりとただ事ではない様子の村。

途中でカジャに何事かと尋ねると、

ファプタが現れたのだと。

価値の化身とも言われ、どこにでも行けて、決して滅びない。

レアキャラなのでカジャも見に行く所なのだとか。

© 2014 つくしあきひと

まさかロボの方を姫と思う人も居ますまいが、一応上の白っぽいのがファプタさんです。

ここはファプタよりロボの方が注目度高かった。

見るからにレグに近い存在。

手の平には火葬砲の余韻らしき光が見えます。

先ほどの衝撃はこれを撃ったのだろうか。

ファプタの「目当てが出てきた」発言から、プルシュカを持ち去りレグ達を村まで誘導したとみて間違いない。

そして、ボンドルドとやりあったレグより確実に強い。

あっという間に背後を取られ、さらには動きを封じられるとは…!

重度のモフモフ愛好家であるレグならではの油断があったかも知れない。

© 2014 つくしあきひと

なんとも可愛らしい姿。

腕が四本有りますがそんなことは問題では有りません。

でべそ…イイネ。

 

彼女がレグをレグと呼んだ事により、リコと出会う以前にもレグと呼ばれていたと判明。

胸元のブラに見えるものは表紙でレグが付けてたゴーグルですね。

レグの物を大切に持っている…という事は結構親密な間柄であったのでは。

記憶喪失前からの知り合い…となればレグの謎はほぼ解消されそうな展開。

レグがナナチのモフモフを触って大きくするのって、ファプタとの記憶が微かに残っているからなのかも知れません。

しかしレグは記憶喪失。

ファプタにとっては感動の再会なのに、お前だれ?なんて言っちゃう。

© 2014 つくしあきひと

あぁすごい!負のオーラ出ちゃってるし眼つきがヤバいし!

同じ空気吸っただけで病気になりそうです。

地雷を踏むとはこういう事を言うんですねぇ…。

 

ロボの発言によりファプタが後ろを振り向くと、入口に群がり二人の様子を見ている成れ果ての群れが。

ファプタの瞳孔が収縮し、怯えているようにも見えます。

© 2014 つくしあきひと

場所を変えるぞと言い、レグを軽々と運びその場を去りました。

成れ果ての姫とまで呼ばれるファプタのこの行動、やはりこの成れ果ての村は何かありそうです。

そうだ、ロボ語の解読に成功しました。

ゴォォォン:ファプター!

オオオグ:後ろー!

さて、レグはファプタの住処に連れ帰られて、本人かどうかの確認という建前のイチャイチャな展開。

会話から、レグがハク【一番高い価値】を連れてくると言い旅立った事が判りました。

何故、価値を連れてくる必要が有ったのかが重要かもしれない。

価値が必要である、といえば成れ果ての村…。

そしてレグはライザと行動を共にしていた。

もしかすると、ライザが村に囚われてたりするのだろうか?

僕自身もライザは遥か先を行っていると思ってましたが、

奈落の底で待つという手紙も誰が書いたのか不明となれば何が有っても不思議ではない。

もしラストダイブしてから割と序盤でライザが苦難に見舞われていたとすれば、ミーティやプルシュカをぶっちぎりで超える絶望感。

殲滅卿ライザは遥か先で待ち受けていて欲しい。

 

一方、村ではカジャとナナチの会話により少しずつ謎が解明されていきます。

価値は村が魂の信号をみて判断している。

結構重要なのが、その者が自分を騙せるほど価値を信じていれば、やがて魂の信号になる。

やっぱり危ない村でした。

価値の当たり屋が可能である事を示唆してないだろうか?

自分を騙せるほどに信じ込めば、価値を奪う事が可能とも言える。

村に滞在し続ける事で、他の者から価値を見出されてしまったらアウトなのでは。

こんな情報をカジャさんが豆知識風に軽く教えてくれちゃうのがポイントですね。

ナナチにとっての価値は何かと問われ、

ミーティと仲間と淀みなく答えるナナチ。

何度でも言いますが、可愛いですね。

直後、カジャから思いもよらぬ発言がなされました。

ミーティ 仮面の男が置いていった あたたかな呪いのかたまり

三賢のベラフが絶賛使用中。

© 2014 つくしあきひと

村に到着時に3人だけ個別に描かれていたので、こちらが三賢でしょう。

真ん中のはちょっと危なそう。

腹部に誘導するかのような絵があって見るからに怪しい。

他人を消化吸収するのが価値とか言い出しそうなデザインです。

ミーティ…そんな馬鹿な。と思ったら最後のページでナナチとミーティが出会ってました。

© 2014 つくしあきひと

これ、ナナチの表情を見るからに本物のミーティで間違いないですね。

失ったはずの宝物に再会した、喜び一色に見えます。

一体何が起きてどうなっているのか…?

まず、カジャの言う仮面の男とは誰なのか?

僕は神秘卿スラージョであると考えてます。

プルシュカの回想時にボンドルドが言っていた貴重な協力者。

© 2014 つくしあきひと

そしてナナチとの対話時には、他の白笛についてこう発言しています。

神秘卿は届け出も出さず6層へ降りてしまいました。

先導卿のご老人は自らの遺物を使って6層へ侵入したそうです。

神秘卿の行動は断定していながら、先導卿の情報は伝聞です。

以上の事から、ボンドルドの言う協力者とは神秘卿であると推測。

ボンドルドに協力しちゃうような神秘卿も、ろくでもない人物と思って間違いない。

そして、ミーティの不死性を試す過程でボンドルドがやりそうなこと…

真っ二つに分断して再生したらどうなるか?

その結果、それぞれが再生してミーティは二人になっていたのではなかろうか…。

分かれたミーティに対し、ボンドルドとスラージョがそれぞれ実験していたと思うと腹立たしい。

こうなってしまうと、ナナチの選択が今後の展開を大きく左右しそうです。

ミーティと共にこの村に残るか、ミーティを連れ出そうとするか、約束を守るため、もう一度魂の開放をしようとするのか…。

ミーティは既に三賢ベラフに価値を見出されており、交換するにしてもそれ相応の価値が必要となるはず。

村の仕組みを破壊するという展開も有りでしょうか。

うーん、どうなっちゃうんでしょう。

5巻までの障害はボンドルドのような強烈な個であったのに対し、6巻からは体制やルールといった抗い難いものが障害となって来そうな気配。

うっかり上昇負荷を受けたら、死か人間性の喪失という環境もヘビー。

生息する生き物も危険度理不尽。

強くなったと思ったレグも太刀打ちできないファプタのパワー。

レグと似たようなロボまで登場。

次巻が出るまで気になる個所を考察しつつ気長に待ちますが、

新刊発表にて自分なりの考察が吹き飛ぶ展開が見える。

その時は嬉しい悲鳴をあげつつのたうちまわろうと思います。

 

ハウアーユー ドコカ

01:レグ

リコが料理上手な事と関係ありそうな場面が。

レグに、外国の人が持ってきた食べ物は食べちゃいけないと言われている…と教えるリコさん。

© 2014 つくしあきひと

超展開

ああっ…でも目力強いですね。彼女は本気です。

このような味への飽くなき探求を幾度も繰り返した結果がナナチの感涙に繋がっている、そう思うと感動すら覚えちゃいます。

02:ミオ

ナットとシギーの雑談により、お祈りガイコツが2000年周期で生産されている事がわかります。

なんと6000年前の物まで発掘されたのだとか。

大穴が発見されたのが1900年前。

そしてそろそろ2000年になろうとしている状況。

誕生日に死にゆく人々。

ナットのオカルト話でもなんでもなく、事実として大量の死者が発生していることまで発覚。

長閑な回かと思いきや結構深刻。

アビスの発見は、先住していた人々が絶えてから100年程経過してからなのか?

リコ達がアビスへ降りた日から、ずっと体調を崩していたらしいキウイ。

彼を島から離れたところへ連れて行った所、病状が嘘のように回復しちゃいました。

普通の病なら、病み上がりのような状態になるはずなのに突然元気になるという激変ぶり。

アビスが関係しているとしか思えません。

2000年周期でいったい何が起きるというのか…とても気になります。

ボンドルドも2000年がどうとか言ってましたね。

© 2014 つくしあきひと

この男なら知ってそうなのですが、ちょっとコミュニケーション能力に難が有りますからね。情報の持ち腐れってやつです。

03:ジルオ

先の話で何らかのヒントを得たジルオが、オーゼンに協力を求めに行った時の話。

出迎えるマルルクを見て思わずツッコミを入れるジルオさん…。

まぁ…男の娘ですよね。オーゼンさんの趣味でしょうか。

男の娘といえば

© 2014 つくしあきひと

奈落文字について、シェルミとメナェがかしらかしら?という会話にて情報を与えてくれる1ページなのですが。

© 2014 つくしあきひと

ん”?ってなりました。

姉弟。

シェルミかメナェのどちらかは男の娘です。

かなり長期にわたって姉妹だと思ってました。

気付いた時は魂消たなぁ…こういうサプライズ…嫌いじゃない!

すっかり男の娘に話を持っていかれてしまいました。

ジルオの訪問に、オーゼンさんが待ちきれずにお出迎えの図。

© 2014 つくしあきひと

おわかりだろうか…

オーゼンの本気度が現れています。

誕生日に死ぬ奇病についてのオーゼンの見解は、わからなかったのだろうですと。

ジルオは他にもオーゼンに頼み事が有ってやって来たようです。

条件は酒に付き合ってくれるなら…

ジルオが恐る恐る了承した時のオーゼンさんの顔が可愛いですね。

© 2014 つくしあきひと

これは…まるで獲物か掛かった時の…もろたでー!と確信を得てついつい笑みがこぼれちゃった風な顔

ジルオがこの後どうなるのかはわかりません。

ジルオが素直に弟子入りしてた場合、男の娘を強要されていた可能性…。

ちょっと見てみたい。意外とイケると思ってしまうのは誰のせいなのか。

ジルオの頼み事とは何か?

他の白笛にも話を聞きたいけど大体皆さんヤバいので付いてきてほしい。

ではなかろうかと思います。

今や街全体で続出する奇病の犠牲者。

このままでは騒ぎになるのは明らかです。

恐らく国からの指令で白笛にも調査に協力を要請する流れになったのでは。

といっても、潜っている白笛の中で残りはボンドルドしか居ないんですよね…。

本編や多種多様な考察等、色々な角度からアビスの謎が暴かれていくと嬉しい。

 

出典元 メイドインアビス 6巻

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