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最近記事がお役に立ったと言われ嬉し恥ずかし気分で過去記事を眺めてみたら自分が山でう〇こ垂れた記事が出て来てそっ閉じしたペケジローです。
いやぁ…わかりませんね。
一体何が彼をそうさせたのか皆目見当もつきません。
と、いうわけで『恥ずかしい』のみが心に刻まれた今こそメイドインアビス63話なの!
まずは本編を読んでくださいませぃ!
読みましたか?読みましたね?
それでは気になったコマをお借りしつつ感想を述べていきたいと思います。
ハワユ―ドコカ#04 クラヴァリの感想
先ずはペケジローの初読時のウキウキを振り返りますぜ!
63話だ!と思ってたらば、1ページ目は滑落亭というお店の紹介ページとなっており、
探窟家御用達のお店にしてこの縁起の悪そうな名前はなんとも洒落が気いてやがらぁ…と思って次のページ見たらなんか知らん人が出て来ちゃったじゃない?
いや一目で明るく可愛らしい人なんですけど誰ぇ!?
あれぇ…どうも話が違うっぽい雰囲気。
って事でここらで既にわからんようになりました。
ふむ…それはそうとしてこの衣装、世間様で流行の兆し有りなのでは…?
有るのでは?有りなさいよ!
なんて思いつつ次ページに目をやるとそこにも知らん…と思ったらなんかどっかで見た事あるなぁ…えぇ…?
あっ…こやつは62話で山賊ナナチに武装をはぎはぎされた、干からびた探窟家の人ではあるまいか!
と、気付くと同時にタイトルが予想を裏切るハウアーユドコカ04と来たもんです。
おぉぅ…やったぜ!
訓練されたペケジローはこの弄ばれてる感が堪らねぇ…と思うのでした。
なにやら目力のある死にざまがちょっぴり気になってはいましたが、まさかここでその彼がクローズアップされるとは思いませんでしたぜ。
もう最初からグイグイっと怒涛の如くキャラも明かされていきましたよねぇ
なにやらこの人物を先輩と呼ぶ女の子は先輩大好きっ娘なようで、食事処でいきなりお誘いしちゃったり先輩はペシッとお断りしたりとで、この時点で二人の関係性としては あっ(察 てなもんでした。
さらに描かれたるは滑落亭の店員、その意識の高さでございますよ…
店員さん、間近で女の子のドストレートなお誘いを耳にしても動じない。
恐らく顔面に生じかけた動揺を肉体の方へ流したに違いねぇですわよ…大したやつです。
ペケジローならビックリおめめで女の子を凝視するとこですからね、如何に訓練されたウェイターであるかが伺えます。
よくよく考えたらここは探窟家限定な場所。
中では他に聞かれてはマズい事を語る客もいるはず。
不都合な情報を耳にしたと悟られた場合、命の危険がある
そう考えるとこの反応は彼らの自己保身の為に鍛えられたものかも知れませんねぇ。
んん!こういう何気ない部分で香り立つ世界観が堪りませんな!
気のせいかも知らんけど。
どうやらこのお二人は目当ての探窟家を待っていたようで。
その中には僕の記憶にもある人物が多数おりました。
上の真ん中の髯もじゃの人ってもしかして、3層でタマウガチに襲われてた黒笛ではあるまいか?
真ん中のコマに居るのはオーゼンさん所の地臥せり3人衆で、その下はハボさんとジルオとその他って所です。
上の左のかっこ良さげな人物が「灰のギャリケー」と呼ばれておりますが、この人はレグ達が不屈の花園で出会い会話した人物ですかな。
なんとなく右側の三日月ヘアの人物はグェイラな気がします。なんとなく。
何を伺っているのか定かではありませなんだが、見ているのは気付かれちゃってた様子。
地臥せりの気のいいお兄ちゃんが二人に絡んでいきお名前判明。
イェルメさんですて。
お姉ちゃんの笛が見当たらない事を口実に絡みにいったようですが、どさくさに紛れてこやつ…!
うむ…でかした。
ウザ絡みなはずなのに好感度が急上昇するという謎の現象がペケジローの脳内で巻き起こります。
いや、上昇負荷で変質した髪を奈落髪という事を教えてくれる好青年ですわ
こんな鬱陶しい感じで来られてもにこやかなお姉ちゃんもすばら…
あっ
鋭い爪での攻撃失敗!と思いきや注意を反らして顎を掠めて脳を揺らしつつ足の甲には痛打をお見舞いと。
かなり鮮やかにイェルメさんをあしらってのけましたが、お姉ちゃん、めちゃツヨだった。
そして先輩とのお仕置きコラボレーションがお見事でしたねぇ…
みてよこの流れるような膝枕…この二コマ、何度見ても笑っちゃうんですけど。
イェルメさんも良い目してやがらぁ…
えっ…何…されるの…?
うそ~ん…
て気持ちが浮かぶようです。
そ…という優しさがまた憎らしいですね。
これぞ慈しみってやつですよ。
そして唐突に始まるお酒の嗜み方講座と語られるハロモゲ丼愛
ちょっと様子見で絡みに行ったら何故か膝枕でご飯食べさせられたでござるの巻
二人の慈しみに絆されたのかイェルメさんがお名前を伺いましたらば、
厳つい紳士はクラヴァリさんで、お姉ちゃんはテパステさんというのでした。
毎度ネーミングセンスが光っておりますなぁ…聞きなれぬようでいて妙に耳に馴染むというかなんというか。
名を知る前にキャラを受け入れておるがゆえにすんなり入ってくるのかも。
ここらで二人がもたらした謎、そしてそこから引き出された言葉についても羅列しておきたいと思いまする。
奈落巫女
遥かなる巣窟
ハリヨマリの歌
巫女と巣窟に関してハボさんがジルオに質問した所、返って来たのがハリヨマリの歌で歌われているらしい事がわかりますけども…
巫女に関してはテパステとクラヴァリさんが実際に接触しているようですね。
ここに来て新たな勢力の存在が仄めかされちゃいました。
その時の会話の中で出てきた隠しようのない二層の痕跡は今回のお話で早々に明らかに。
何やら規則的な形状で地中に大穴が開いておりまする。
クラヴァリさん達はこの痕跡を残した者達と繋がりを持っており
滑落亭で各探窟家の動向を伺っていたのは状況を判断する為だったようですね。
その結果、早々にラストダイブへと行動を移したと。
調査が進めば尻尾を掴まれるのは間違い無しという、遺跡の中身が気になる所。
で、チラホラと伺えるのかこちらになりまする。
フォーゲッターですと?
これまで遺物って奴は土の中からニョキっと出てくるもんだと思ってましたがまさかの保存器とは。
一体誰が何のために保存器を作成し、遺物を一か所に保管しておいたんでしょうねぇ
その目的も気になります。
どれ程の年月を想定し保存しうるものを作ったのかも気になりますし。
形あるものはいずれ朽ちる運命と考えると
そして遺物が千年を超えて保存された可能性があるとすると…
なんて考えると謎がより深まちゃった気がします。
が、まだまだ終わらぬ謎祭りですわよ…
ギャリケーさんが発見した『置き土産』と言われるものは、謎の核心に迫るもののようでしたが!
読者側はぼんやりとしたシルエットしか確認できず。
最後のタイミングで焦らし一丁入りましたー!
ハボさんは解っちゃったみたいですけども…ペケジロー悶絶ぅ!
これが一体なんなのか知りた過ぎて堪らねぇですわよ…
ハウアーユードコカって超絶不定期…というかある意味放置プレイの域に達しておる気がするので長いお預けが考えられますな?
つらい。
何気に在りし日のペイジンさんのシルエットも確認出来ましたが、彼の行く末を考えるとまた切なし。
この大探窟はクラヴァリさん達がラストダイブしてから14日後に行われたと。
して、その時彼らは何処に居たかというと…
深界六層 還らずの都に到達しておりました。
14日と聞くとかなりお早いイメージ。
しかし穏やかな道のりでは無かったようで、クラヴァリさんはどう考えても満身創痍。
さらにテパステとは分断され追手までいるようです。
テパステの方が下方へ移動しており、上昇負荷により絶命してしまいますのでクラヴァリの居る地点まで救援に向かう事は不可能な状況と思われます。
このような絶対絶命な状況でありながら通信機の向こうのテパステを鼓舞するクラヴァリさんてマジ先輩ですわ…こんな先輩に出会いたい人生であった。
またテパステも先輩の意を汲む良き後輩っぷりにござった。
最後まで悲壮感を感じさせぬようやり取りをし、通信圏外。
通信が途絶えた後にもテパステの幸運を願うクラヴァリさんてほんとにいい人だなぁ
さて、ここからのクラヴァリさんは真の探窟家の姿を見せてくれたような気が致す。
まずコンディションチェック
動くのは右手と右足と首から上…
これでは身動きとれませんなぁ…
はい?( ゚Д゚)
強い…
痛風の発作が両足に生じた時トイレに行く為にメソメソしながらナメクジのように床を這い、やっとの思いで便座に到達。
座ろうにも足を使えない為に便座にもたれかかりつつ喘ぎ喘ぎやっとこさ着座してしくしくと用を足したどこぞのペケジローとはモノが違うではありませんか…
僕も出来る事ならクラヴァリさんのようなポジティブ熱血漢になりたかったです。
そして髪も垂らしたかった…
自らを鼓舞するかのように歌いながら、下層を目指したクラヴァリさんの見覚えのある姿がそこにありもうした…
もう一節分足を休めたら
俺はふた ふたたび… 立ち上がる…
そういって途切れ途切れにか細い声で歌い始めたクラヴァリさんでしたが、その声は小さく途絶えてしまったのでありました…
まさかメイドインアビスでこれ程熱き男の生き様を見せて貰えるとは思わなんだぜ…
一方、テパステちゃんの方の様子から思うに、通信が途切れたと思われましたが
繋がっていたのではないかなぁ
必死に追ってから逃れようとする最中、何かを察したかのように涙出ちゃうのはクラヴァリさんの声が途絶えたことで彼の死を知ったからだと思うのです。
で、あれば彼の有り様はテパステの背中を押し続けていた事になりますなぁ
なんと熱いお話である事か…そして悲しい。
と、浸る間もなく事態は変化致します。
謎の追手がテパステに追いついたのですが。
あっ…こういうタイプもイケるんですね…?
探窟隊『呪詛船団』のニシャゴラちゃんでございます。
猛獣系女子かな?
テパステ VS ニシャゴラ
開始!って所でお話は本編へと移行しました。
なんとも先の気になる所で…と。
思いましたらば。
63話のタイトルが呪詛船団・プロローグてなってましたよね。
つまり主体は呪詛船団という事になりますので…恐らくテパステちゃんはニシャゴラに敗北してしまうのではあるまいか。
ニシャゴラを始末出来たのであれば呪詛船団が関わる隙なんてないわけですし…なんとなく。
もしかすると次回は覚悟の必要な回になるかもしれませんね…
63話のプロローグは3p程でしたけども、メイニャがいなくなってる気がするのですが。
もしかしてクラヴァリさんのとこに置いてきちゃったのん?
さてさて、今回は色々追加要素がてんこ盛りで先も気になるし過去のお話も気になったりで刺激的な回でございました。
ボ卿の探窟隊でリコさん達と遭遇した時は全員ボンドルドになってた祈手の人員がごく普通の探窟家として登場していたり…
イェルメさんによって笛のランクが降格したりする事もわかったりと面白かったですね。
滑落亭にクラヴァリさん達が現れた時は時系列的にどこなのかも気になります。
長く見積もってレグとリコが出会う数年前って事になりますかなぁ10年はないはず。
ハボさんが巫女の事をジルオに尋ねた際、子供たちのお遊戯会の事かと言っているので既に孤児院の経営に関わっているお年頃。
現在の姿より若く見え、かつ赤子のリコの面倒を見ていた時よりは成長して見える事から
なんとなく5年前くらい前をイメージしております。
そしてリコ達がクラヴァリさんの遺体を発見したのが彼の死の直後とも思ってます。
彼の有り様に奈落の姫様が怯えておりましたが、肉体が死を迎えようとする最後の瞬間まで進まんとするその意思に充てられたのではないでしょか。
ナナチの見立てに長らく熱に充てられて干からびたとありましたが、クラヴァリさんの最後の熱意は肉体を凌駕しておりました。
肉体が有り得ぬ程の状態でありながらあそこ迄やって来た、すげぇ人だったのだと思いたい。
5年かどうかはさておき、
リコさん達は過去ラストダイブを決行した男の死の直後に出くわした
そう考えるとかなりの時間を追い上げているのではあるまいか?
これはライザさんに追いつく可能性が高まってきたのでは!
ちょっと纏まりのない感想になっちゃいましたけども、
今回は可愛いふわふわ穴潜り漫画というイメージのお強いメイドインアビスに激熱ワイルド感まで付与されて良き回にございました。
やっぱ面白いなーと思うと同時に完結した場合こういうのが欲しいなって頭に浮かんだものがありますのよ。
メイドインアビス全話のデータのみ閲覧可能な端末を遺物の如き外観に拵えたのが欲しいですねぇ。
ちょっと見辛いかもだけど、何か別のものに転写する感じでもいいですねぇ
それでは、ながながとここ迄読んで頂き有難うございました!
巫女さんに関して考えてみるの巻
巫女というのは神に仕える女性の事ですが、オースでは奈落を信仰しています。
なので彼らの言う巫女とは、奈落に仕える女性という事になるじゃろか。
そんな、実体のない奈落に仕えてる巫女さんと考えますと…なんだかそれほど重要な存在でも無さそうな気がしちゃいます。
ですが
2層に残った遺跡の状況に加え、テパステを追って来たニシャゴラの存在がその考えが誤りである事を教えてくれちゃいましたわね。
テパステ達は2層の痕跡が調査されればオースに居場所が無くなると判断してのラストダイブ。
それに対してニシャゴラさんは6層以前でテパステ達を発見し、
見覚えのない探窟家である事から消去法的に巫女の手先と判断し追って来たわけですね。
地上への帰還が叶わぬ6層にまで。
しかも、テパステを拷問して口を割らせようとしている事から、間違いである可能性も考慮しつつにございます。
間違いでも良いから追っ掛けたろ!って事ですね。
まぁ実のところは野生の直感大当たりなわけですが。
このニシャゴラさんの行動を考えるに、
巫女との接触もしくは確保に地上での暮らしを捨てるに足る価値がある、そう判断する程に巫女の事を知っているようでもありますな。
この辺りでどーんと巫女の存在感が深まってきましたね~
巫女の存在を知り得た探窟家が追い求めずにはいられない理由とは…いろいろ想像出来そうです。
一般的な巫女さんのイメージとしては、神と人との仲介を担うって感じでしょうか。
そんな役割をオース流に奈落に置き換えたなら…
人の願望を元に奈落に干渉する事で遺物を生み出せちゃう存在なのかな?
そして巫女が遺物製作者の側面を持つのであれば、レグを生み出した存在もまた巫女、もしくはそれに関わる人物なのではなかろうか。
こうなってくるとライザさんも巫女サイドに合流してそうに思えますし、リコさん隊も遠からず関わっていくことになりそうに思えます。
果たしてニシャゴラさんは巫女に関して何処まで知っているのでしょうね。
思い返せばイルぶる編が終わった事で、これから先は人の気配の少ないちょいと寂しい道中になりそうと考えてましたが、そんな事は無かったですね。
下層も思った以上に人の気配多めになりそうではあるまいか。
63話読了後は、正体不明なれど極上の浪漫の気配を確かに感じつつ、それでいて先の展開が読めないこの焦れったさが堪りませんな!
7月29日に11巻が発売されるようです。