悦楽るーぷへお越し頂き誠に有難うございます!
60話を読むのはもう少し後だと思い込んでいたのでパミうれしいペケジローです。
たまにこういう事があるからネガティブ思考はやめられねぇや!
まだ読んでいない人はこちらからどうぞ。
それでは毎度のように気になったコマをお借りしつつ感想をば。
60話感想
前回、村を崩壊させる為に頑張ったファプタちゃんが消耗しきっている所に…これ!
ゴガッっと。
ジェンダーフリーってこういう事ですよ…手始めにこの世界の厳しさを痛感し姿勢を正すわたくし。
マアアさんとカジャさんが食べられなかった理由も判明しましたね。
お口に合わない的な意味でスルーされたのかと思ってましたが違ったようです。
生存を喜びつつも実は結構失礼な事を考えちゃってた野郎…それは私です。すまなんだすまなんだ。
カジャさんはファプタが自分の名前を知っててビックリした感じですかな?
マアアさんは…名もないとか言われてショックという感じ。
この後ちゃんとファプタに自己紹介して名前呼ばせてましたもんね。
なんといいましょうかね、
こういう何気ない会話の中に、村での時間の流れを感じるといいましょうか。
ベラフから記憶を託されたファプタにはマアアさん自身の記憶はあるけども名前は知りませぬ。
マアアという名前は少し前にリコさんが与えた名前であり、その過程をベラフは知らなかったって事でしょうかね。
登場人物それぞれに時間が流れてるのだと感じられはせんじゃろか?
先ほどのカジャさん達の姿はファプタによる少し前の回想だったのですけども。
喰っておけば何とかなったかもという思考のおまけ付。
とはいえ使命である母の崩壊は為されましたのでね、満ち足りた様子でそのまま落下していくファプタでしたが…
なんかヒョロッとしたのが伸びてましたね!
なんじゃこりゃ…手だけでカッコよいとかレグさんやりおるわ。
しかし女の子に手を伸ばしてカッコよいってズルいなー
これが主人公補正ってやつなのかしら…
僕が女の子に手を延ばしたら防犯ブザーがビョビョビョビョビョ!ってなると思うんですけど。
いやでも落下する少女を助ける為ならもしかして…?
それでもビョビョビョって鳴る可能性を否定できません。
一方、リコ達を村の外へ逃がすという使命を与えらえたカジャさん達は。
物凄い音をたてて崩壊する村の様子に震えるマアアさん…マジビビりしてますね。
そもそも彼らは確実な死が待っている状況に身を置かれているわけですもんねぇ。
このまま何もせずとも消えゆく運命。
落下物がモリモリ落ちてくる危険地帯に居る必要はないんですわ。
そんな時にリコさんの意識が戻り、マアアさんにある物を手渡すと。
メイニャに興味津々過ぎた事で生じた事故により、清算されたマアアさんの価値
リコさんはそれを返してあげようといつの間にか人形を作ってたんですねぇ。
オリジナルより大分捻じれてますけど…
作りかけって所に「こんなもんじゃろ」という妥協が感じられますけど…そういう事言っちゃいけんのよ!?
気持ち、気持ちが籠ってるんですわ!
僕はこのリコさんの人形が、マアアさんに以前のものよりずっと強い価値を与えたように思いますぞ…!
マアアさんの勇姿がそれを物語っているような気がするもの。
あんなにガクブルしてたマアアさんが、リコさんとメイニャを抱き寄せその身を守って
さらには眉間の川の字に今までで一番熱いハートを感じましたぜ!
絶対にリコ達を村から逃がすんや!という決意を感じまする。
語らずとも伝わるその気持ち…漫画冥利につきますのう。
しかしその一方でカジャさんの足が全て壊れちゃって行動不能に。
まさかの行動不能です。
この後カジャさんが何かよくわからん事を言い始めたので最初は何がどうなるのかさっぱりにござった…
が!
カジャさんは驚きの行動に出ましたよねぇ
この左のコマにカジャさんの欲望&煩悩と理性のせめぎ合いが垣間見られるような気が致す。
サクッと煩悩が勝利した模様。
役目という大義名分がありますのでね、致し方ないですね。
で。
動かない体をポイっと捨てて、ファプタの体に入り込むと。
価値の化身の体をゲットだぜ!という、平時であれば大極罪で万死に値するというか速攻で始末されちゃいそうな手段を選択。
なんでファプタなのん?というツッコミを考えましたが、
リコさん隊を逃がすというのが与えられた使命であるがゆえに彼らの肉体を損傷させるような事は出来ません。
マアアさんの体は使命に準ずるたった一人のお仲間が減ってしまうのでこれまた対象外って感じでしょうか?
と、なると使用可能なのは使命を与えた側であり、ただいま絶賛気絶中のファプタボデーが最適解。
さらに言えばファプタの強靭な肉体で対処すれば状況を打破できる可能性もお高い…
という言い訳も可能!
どう考えてもファプタに乗り移るのが最善なのでした。
カジャさんの知性半端ねぇ…と、見直しちゃいましたよね。
しかし、使用する身体は『通す』事が必要だそう。
そして強引に宿った場合にはカジャさんは死んでしまうそうみたいですね。
とはいえ。
カジャさんは村の守りが失われてしまえば消滅してしまうし、今は非常事態。
カジャさんもまた命を賭してリコさん達を逃がそうと奮闘してくれてたんですねぇ。
そう…だよね…?
いや違いますわこれ。
イケナイ事だってわかってる、わかってるけど今って非常時だからぁ…しょうがないよね?えいっ!という流れでしたなこれは。
カジャさんの煩悩に状況が味方したって事だなー?
より確実な死が迫っているのに大歓喜しちゃってますもんねどう見ても本望です。
一連の葛藤はいわば必要な手続きみたいなもんだったんや!
村人がその姿を目にしただけで感涙しちゃう、尊さ極限のファプタボデーを一時的とはいえ入手できるとなれば無理も有りませんね。
許されない…からのパミうれしぃぃ!って所に人間味があふれちゃってて実に味わい深いカジャさんにございました。
そして粉塵に一行の姿は隠され、場面変わってリュウサザイの生態が描かれてました。
一匹のリュウサザイが死にかけた同種にトドメを刺して去ったわけですが…
それが苦しむ同種に憐れみを感じて介錯的な意味合いで行われたのか、はたまた下手こいた同種に制裁を加えただけなのか定かではありませんが、原生生物の知性が思っているよりお高いように思える。
一般的な動物はこんな事しないでしょうし。
無事避難出来てたっぽい一同の様子が確認できたその瞬間、再びカジャさんの息遣いを感じる描写があってニヤッとしてしもた。
恐らくこの時、カジャさんは消えゆく最後の瞬間までファプタの体を動かす喜びを満喫してますよねぇ…
そしてカジャさんの意識が薄まる過程で爪の音で目を覚ますファプタちゃん…
人生最後のセリフがうれし…って最高の終わり方ですね。
そしてファプタちゃん、夢じゃないのよ~!カジャさんが身体使ってたのよ~!
ともあれ、カジャさん最後まで突き抜けましたなぁ…なんだかんだで憧れちゃいますね。
マアアさんの最後はどうだったんでしょうね。
こうしてリコさんが無事でいるという事は、立派に守り切ったに決まってますわい。
残された人形にもの思うリコとメイニャの姿がお辛い。
贈り物が僅かな間に形見になっちまった…人形に寄り添うメイニャの様子に人間性を感じずにはいられませんなぁ。
そしてヴエコさんとファプタの会話が始まるわけですが、
イルミューイの全てを継いだファプタにはヴエコが居たという記憶が無いのは、その記憶が誰にも渡したくない程大切だったからって伝える場面に癒しを感じましたぜ…
ヴエコさんがイルミューイと誤認し始めてもそれを否定せずに受け止めるファプタちゃん…
記憶を引きついだ事で随分と人間味が増しましたよねぇ。
ヴエコさんを看取った直後のファプタの姿がなんとも哀しいですね。
記憶は与えられませんでしたが、想いはしっかり継承してたのでしょうか。
ファプタが皆のお墓を作っているとレグさんがファプタちゃんをリコさん隊にスカウト開始!
おぉ…!ここでファプタという心強いメンバーが加入するとは!
これからの道中の安心感が増しますねよかったね。
と、思う隙も無く疑心暗鬼なファプタちゃん。
いきなり駄目そう。
かなり辛辣なお返事にレグさんも気後れしちゃってますね…
どれも不可抗力とはいえ、ファプタからすれば残念ながら全部事実なので返す言葉がござらんと。
ごねるファプタちゃんに思いのたけをぶつけるレグさんが熱かったですね。逆ギレじゃないよ!
そして最終的にはやっぱ勢いなんですわ!
うるせぇ!いこう!と言って仲間をゲットした海賊王を思い出しますね!
レグさんも立派になったもんです。
これを聞いたファプタの第一声がこちらですよ…
嬉しそうではありますが、これは刺さりますねぇ…
ステッカーを作って配布すれば使える状況が多々ありそうよ!
肝心のお返事の方は、残念ながら「考えておく」という大人のお返事でしたが。
ファプタはこれから見て触れて集める旅路を行くようですね。
しばしの間、亡き相棒ガブさんを偲ぶのでしょうかなー
メンバーが増える事はありませんでしたが、いつか再び出会える可能性は残されましたね。
リコさん隊大ピンチの際にカッコよく再登場して欲しい。
なんなら次回いきなり合流してたっていいのよ!
途中でさらりとファプタがプルシュカと普通にお話出来る事が判明してましたよね。
ますます合流してくれないのが悔やまれますな~!
プル笛の通訳として活躍が見込まれるのに残念。
ファプタが教えてくれたセリフがまた良きかな…
ファプタが言わず、プルシュカが言いそうな言葉ですもんね。
リコさんにとってもプルシュカと一緒に冒険をしていると確信出来る、良い知らせにございましたな。
ファプタが
皆のもの 行ってきますといって去った所で今話の幕引きとなりました。
…終わったのん?
なにやら温かな雰囲気での幕引きにちょっぴり心配な気持ちが残りますけども…これで勘弁して貰えるんですか!?という安堵感も有るぅ
ワズキャンに対する疑念というバットが空振りしたと思ったら僕の脳天に直撃しよるんですが。
こうして結末を見届けてみると、ワズキャンさんのヒト以上の者になる=リコさん達の冒険に積み重ねとして関わる事ってのが本気だったって事ですね。
振り返れば主要なメンバーたちは皆、納得したり、自らの心にきちんと折り合いを付けて去って行ったように思えます。
ワズキャンによってもたらされた、道中のあれやこれやの出来事の全てはこの結末の為にあったのかぁ…
道中にどれ程苛まれようとも終わりよければ全て良しという考えですね?
さてさて、成れ果て村 イルぶる編が終了し一抹の寂しさを感じる所ではありますが。
これからリコさん隊がどんな冒険をしていくのか楽しみなのもまた事実。
この先で一体何が待ち受けているのか?
ワクワク感を禁じ得ませんね度し難いですね。
リコさんがプル笛吹くとヘロヘロになる原因ってもしかして。
白笛を吹くたびに反動が大きくなっている気がするリコさんですが、
オーゼンさんが笛を使っても消耗するような様子は見られませんでしたよね。
それでもって笛を吹いたら周囲の遺物が無差別に反応するというわけでもないと。
レグも居たのに呪い除けの籠だけが反応してましたし。
これは笛自身が使用者の意図を汲んで、目的の遺物に作用しているって事ですかね。
監視基地でオーゼンさんが出来心でレグの性能確かめたろ!ってなってたら面白かったのに。
で、この呪い除けの籠がリコさんの出生に大きくかかわっていると。
この遺物の効果って実はまだまだ謎で、「とりあえず籠に入れとけば上昇負荷を受けても生きてるっぽい」程度の認識で呪い除けと言われていたのでした。
実のところは死体を入れると動き出すというさらに謎な仕様にござった。
そんな謎遺物の効果によって死産だったリコさんは息を吹き返したってのがリコさん誕生秘話にござる。
僕はこの遺物、中に入れられた物に魂込めちゃう機能があると踏んでおりますが、
さらにこの時込められるのがアビス産の魂っぽいものだとします。
レグも含めた各遺物の不思議作用にも、このアビスさんの魂っぽいものが使用されているのではないですかねぇ。
だとするとリコさんは体にアビスの魂が宿るちょいと変わったヒトの子になりますな?
オーゼンさんは身も心も人間でありますので、白笛を使っても特に影響は無し。
身長2mくらい有りそうだし男の娘愛好家だし実年齢に対して若々しいので人間と言い切るにはちょっと腑に落ちませんけども…人間なの!
人は遺物に作用する事が出来ませんが、
自身を供物する事で遺物へと姿を変えた白笛ならば作用可能。
つまり白笛は人から想いを受け取り、遺物へと仲介する役割があるって事なんだ!多分!…
リコさんは人の身でありながらその魂は遺物との親和性が大分お高い。
プル笛からプルシュカの想いを強く感じる事が出来るのもそれが原因だったりするじゃろか。
そんなリコさんが白笛を使用する事で、
想いのみならず、遺物と親和性の高い魂そのものがレグさんに流れ込んじゃってる可能性はあるまいか。
奈落食材をご飯にする事で回復するかもしれませんが、やはりあまり重ねて使用するのは体に良く無さそうですね。
なんて事を考えてました。
遺物には白笛を介して使用者のマインドが流れ込むという予想は、暴走したレグの中にライザと思しき誰かが居た理由とも合致しますね。そういえば姫がユアワースの声を聞き取れるなら、ライザや記憶を無くす前のレグの事を知っている人がリコのポーチか何かの中に居るはずなんですが・・プルシュカのお陰ですっかり存在感というか、5巻の白笛の作り方講座以降がそのモノが確認できないですね彼(彼女?)。
あれは確かリコさんパンツの飾りにされちゃったはず(;´∀`)
どう考えても首飾り状なのにそうしたのは、孤児院で見つかったら没収されちゃうからでしょうか。
でも絶界行中の今なら咎める者はいませんので…そろそろ出番がくるかも知れませんね!
このままずっとパンツの飾りで行く可能性が排除し切れませんけども。