悦楽るーぷへお越し頂き誠に有難うございます。
蘇れ!と頭皮ケアを頑張ってみたら乳首周りに毛が生えたペケジローです。
ままならぬ。
そんなやるせなさを癒したい時は…そう、ふとももです。
お話の方は、前回で決着が付いたものと思っていましたが、武則天はまだまだやる気衰えず。
それどころかより一層苛烈さを増し増してジャンヌに立ちはだかるのでありました。
今回のメイン、は武則天の在り方を決定づけた過去の出来事でしたね。
ひとまず僕のメンタルヘルスのケアの為に、眼福なるコマを振り返って行きましょう。
ジャンヌのカウンターを受けた武則天ですが、武器を折られただけで体にダメージは無いようですね。
お胸もモモも無事でなにより。
相変わらずモモが絶妙なバランスですこと。
これ以上大きく描いてしまうと違和感を覚える、そんなギリギリのサイズ感ですよこれはー!
魔女大戦ではこのようにモモを目にすると読むテンポに狂いが生じちゃいますのでね、僕としてはお楽しみ難易度の高い作品ですわよ…
魔法を駆使した武則天と、それに対処したジャンヌ様とでは消耗度合いが違いますのでね、こういう姿勢になるのはしょうがないと思いますが、アナウンスが煽りますねぇ。
この感じだとジャンヌさんがへいへいどうした皇帝様よぅ!って感じで眺めてるように受け止められちゃうではありませぬか。
そしてアナウンスにまんまと乗せられちゃう皇帝。
見降ろすなぁ!て。
これ、強気な対戦相手だったら「あなたがしゃがみこんでただけなんですけどぉ?」とか言い返されてまた血圧高くなっちゃう所なのでは。
この少し前に無欲のジャンヌが武則天を上回るなんて!といってた双子に対し、眼鏡女子キスキルが彼女なりのジャンヌの欲の考察をお知らせ。
眼鏡&ふとももとは…この作品、いろんなもんを拗らせにかかってやがりますわね。
相手の欲を知りたいジャンヌ。
そして実際に相手の欲を知る事でテンションあっぷしちゃうわけなので…
ジャンヌは欲の共鳴により相手の欲に応じて強くなるのだとか。
うわっ…なんという魔女殺しな欲なんでしょ。
それでもって、説明される能力のヤバさに反してこの毒気の無い表情ですわ。
ここでちょいとジャンヌさんに対するイメージ変わっちゃいましたぜ
このヒロイン、参加者の中で一番やべー奴なのでは?
だって相手が一生懸命うぉぉぉ!と気張っても
(*‘∀‘) って感じで強くなっちゃうんですもの…
そんでもっと貴方の欲を見せて?とかめっちゃ煽ってくるんでしょ?
対戦相手は腹立つじゃろなぁ…
見降ろすな!と怒れる武則天に対し、何故そこまで上を望むのかと素直に聞いちゃうジャンヌさん。
武則天様のお答えは
「清き魂も優しさも下流の中では意味を為さぬ。
上へ行かねば只虫けらの如く潰されるだけだ。」
というもの。
ここで過去回想へフェードインなり。
いいとこのお嬢様だった武照、後の武則天は父が無くなり都落ち。
親戚の元へ身を寄せる事になったのですが、元お貴族様に対する村人の風当たりはお強い状況。
家に石ころが投げ込まれたりもしちゃう。
家に石を投げたのはお前らか?とクソガキ集団に問いただすも
知らねー、酷い事する奴がいるな…困った事があったら俺に言えよなんてニヤニヤしよる。
村長の孫の表情に全てが詰まってますよね。
自分達で困らせおきながら親切なふりして思う存分ふてももをこねくりまわそうって魂胆にちげぇねぇ…!
ここで間髪入れず頭突きをかます武照が素敵過ぎ。
作戦失敗した孫太郎が正体を現し殴りかかってきますが、さらっと描かれる武照の殺る気。
武則天は幼いころから変わらぬ気質であった事が見て取れますね。
頭突きの時点で強気すぎますけども。
その時割って入ったのが李天という少年。
多勢に無勢を見かねて武照の代わりに戦おうとする李天君。
前髪のヒョロッと感に達人の気配を感じるではありませぬか。
戦いの結果に僕もついアッと言わされちゃいましたけども、好感も持たされちゃいましたぜ。
李天はその後も度々武照を気にかけるのでした。
釣って来た魚を分け与え、
床に臥す武照の母への薬を世話し、
武照に土の耕し方を教える。
感じの悪い他の村人とは違い、いろいろと気にかけてくれる李天の事を武照も憎からず思うようになっていた様子。
ある日、武照は李天に何故、何一つない私に構うのか?と問います。
そしてここですわ…
人生のターニングポイントその1ってやつですよねぇ。
しかし帰って来た答えは予想の斜め上にござった。
「お前がいつも怒ってるからだ」ですて。
その後李天の持論が語られ…
怒りで得られるものなんて悲しい。
俺が将来王様になって国を変えてやるんだ。
誰も怒らない 皆が幸せになれる国を!
という壮大なスケールに発展。
武照も恐れ多いわとツッコミをいれたり
己を弁えぬ幼き子供の夢物語
こんな村にいるお前などが中華の皇帝などになれるはずがないだろうに
と現実的かつ辛辣な感想を持つのですが…
と初めて微笑むのでありました。
が、そこで武照に襲い掛かる人生のターニングポイントその2
あっ…って何度言わせるだ李天君…
これをやらかした奴らの言い分がまた狂ってましてなぁ。
武照のおかげで面倒な事になっちまっただろうが!
(畑仕事してたらなんか自分のせいっていわれたでござる)
都の高官が村に寄ってくださったので武照を後宮入りとして高く買ってもらおうって話だった。
(自分の知らない所で勝手に人身売買のお話を決めようとしてやがったでござる)
すると李天がやってきて暴れて止めようとするのでこんな事になっちまっただ!
(どう考えても本人の了承なしに事を勧めようとするのが悪いのに、なんか李天が悪いとか言ってるでござる)
まぁ李天は親も死んで独り者、悲しむヤツなんかいないだろう。
(殺しちゃったけど独り者だから問題なしとか言ってるでござる)
と。
やだ…この村人、モラル無さすぎ…!?
一言一言が怒りゲージ爆上げですねぇ。
こんな扱いされちゃったら誰でも超必殺技打てちゃうのでは。
でももしあの時、李天が惚れてるのだと言っておれば…武照は涙を流す事が出来たかも知れませんねぇ。
そして村人の思惑通り事が運んでしまったかも知れません。
しかしそうでは無かった。
李天という存在のおかげで、怒りの無い世の中というものを肯定しつつあった武照でしたが、
その要である李天が幸せを与えたいと思っていた「皆」に、彼自身が殺害されてしまった…
瞬時に激オコスイッチがオンになり、李天を殺害したと思しき者達に制裁を与える場面ではもうやったれとしか思えませんでしたわい。
やっぱ話して聞かせてもわからない奴には、最もシンプルな肉体言語でわからせてやるのが一番ですもんね…
村長の孫なんて追い込まれたとたんにこのザマでございます。
わかったじゃねーのよ…こちらは全然わかってないって事がわかりますけども。
逆鱗に触れてしもうたからには既に自分が詰んでいるって事を知りたまへよ。
この体験がジャンヌの問いに対する武則天の返答に繋がったわけですねぇ。
皮肉にもこの出来事が武照に後宮入りを決意させてしまったのでしょうか。
この強い眼差しに隠された武照の胸の裡がなんとも切ない。
「李天…優しさは無力だ
上に昇る前に潰されてしまう
だから…」
そして場面は試合に戻り武則天の力が再燃…熱い。
優しいから
弱いから
貧しいから
低みにいるから
奪われる
これ以上何一つ奪われてなるものか…その為に…朕は、私は!!
あっちあちですがな!
ここであえて私の為にと発言する所に、これまで気にもしていなかった武則天の人間味を強く感じるでござる。
覇道を貫く理由の根っこの部分には、李天の願いの為にってのがあると思うんですよね。
ここでその名を出さない所に、武則天だけの大事な想いなのかなーなんて思っちゃう。
困りましたぞ…
ヒロインジャンヌの初戦の勝利はお約束的に確定していると思われますので、武則天の敗北に終わるはず。
そう考えると、ここで武則天の人間性に好感持たされちゃうとお辛いもんがありますのよね。
もしかするとヒロインと思われたジャンヌがまさかの敗退、会場内に広がる「なんだったんやあいつ…」という絶妙な雰囲気って流れで主人公交代なんて事もあるかもですが。
武則天は本気も本気、風の威力がこれまで以上に増大し己の身すら傷つける程。
試合に臨む目的意識の温度差が物凄いですなぁ。
ジャンヌさんは欲が知りたいという、いわば好奇心によるものであるのに対し、
武則天は命に代えても昇りつめ、李天の理想とした世界を実現しようとしておる様子。
このままだと死んじゃうよ!と殺し合いしてるのに何言っちゃってんの的な心配をするジャンヌさん。
やっぱジャンヌさん危なっかしいというか場違い感が物凄いです。
欲が知れれば良いので、別に願いを叶えたいとは考えてないのですかな?
対する武則天にとって「平伏は死を意味するものであり、そして未来永劫それは無い。」
覇魔法 天上天下融通無碍
どこからどこまでも、囚われる事無く自由である為の魔法って事でしょうかねぇ。
今回は武則天が熱い意志を見せての幕引きとなりました。
これで次回また わぁ魔法すごぉ~いとウキウキになったジャンヌさんがあらよっとって感じに勝っちゃったらどうするだ…なんか凹んじゃいそうですよ。
出来レースと決めてかかってた2試合でしたが、意外にも読まされちゃいましたぜ!
この煩悩の塊ペケジローがふとももから目を逸らされてしまうとは大したもんですよ。
最後に今月のナイスレッグなコマをお借りしておかねばなりますまい。
荒ぶるモモもまた良きかな。
2巻発売日は9月18日でございましてよ。