読み物

仕事に疲れた…そんな貴方に、はぐちさん。

投稿日:2019年8月20日 更新日:

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1読目の感想とご紹介

つい先日出会ったこちらの作品がペケジローの心にじんわり染みたので辛抱堪らず全巻購入しちゃったのだが…
こちらは不思議な生き物との生活を基本的には4コマで、そして時にストーリーモードで描いてくれる作品。

恐らく次のコマは…
はぐちさんと家主の八千代さんを同時に紹介しつつ、さらには作品の雰囲気までもブチかましてくれるクリティカルなコマではないかしら。

© 2016 くらっぺ

考えたらいかんのはわかってる…しかし5巻まで読んじゃった者としてはぐちさんを称賛せずにはいられないよ!
満面の笑みで「住みたいのだが」て。
ここ、なにげにすごくねー?
はぐちさんがいかに無垢な心の持ち主であるかが見事に表現されているのだぜ…!
いつも大体この顔なんだけど。

それでもって、はぐちさんはなんだか達観してるようでもあり幼児のような無垢さを見せたりもする。
キラキラした思い出を消費して奇跡を起こしたり、無理をすれば何にでもなれる能力を持ってたり。
誰かが悲しんでいる時に、本当に大切な自分の思い出を使ってその者の心を救っちゃったりとかもする。
出会う者みなほっこりさせよるし、それを読んだ僕もほっこりするし。
そんな彼らの日常を読み進めたら、不思議な生き物というよりも素敵なはぐちさんと思えるようになっていったですよ。

そうだそうだ、なして仕事に疲れちゃってる人にお勧めかというとな、八千代さんがまさに仕事に疲れちゃってる人だから。
そしてそして、まさに今月は僕のお仕事繁忙期。
お楽しみの時間がゴリゴリ削られて気分がクサクサしちゃう時期にございます。
そんな時にはぐちさんと出会うとは…なんともしあわせな事でしたな~
はぐちさんはFEELYOUNGっていう女性向けな雑誌で連載中なんだけども、マガジン・ウォーカーで配信中なので目にする機会は多々有ったはずなんですよね。
それが何故に今この時期に出会う事になったのだろう…
もしかして娯楽の神様が教えてくれちゃんじゃろか?
それって僕のラブコールが届いたんじゃろか?
なんて思っちゃいますよね…ほぉらおじさんちょっと病んでるよぉ~?

でも、はぐちさんを読んだ今は気分が不思議とほっこりしてるんですわ!
八千代さんとはぐちさんのやりとりを見てると、あーやだやだって気分から、ふんす!と気張って頑張らにゃならんな!ってなるし。
ほっこりしたい…そんな貴方にお勧めな作品ですぞ。

大部分が4コマの作品なので1コマ1コマの呼吸と間がとても大事な作品なはず。
ならばここは引用は控えるのがペケジローの流儀にございます…伝える文章力をください。
お話を詳しくしちゃうと逆に台無しな気もするしで参りましたな。

でもはぐちさん、時々びっくりしちゃうような深い事言いよるし…
あんなにゆるい顔して滅茶苦茶男前な行動もしよるし…
僕なんて今じゃあの簡単な顔見るだけでほっこりするようになっとるし…本当に素敵な作品なのだぜ!?

そうだ、百聞は一見に如かずなので。
ここでちょっとだけ読めるかも。

読んでみてみてー!

お話がめっちゃ好きなのであれこれ考えてみた 8/25

お気に入りの作品となると、何故かその作品に関するあれこれいろんな背景を考えてしまうペケジローです。
小説ならば行間を読むというんだろうけど、漫画の場合はなんていえば良いのだろう?
それでもって、たとえ自己満足でも答えを見いだせる作品であったりすると最高や!

って事でこのはぐちさんという作品に関して僕があれこれ考えた事を記していきますが、読んだことない人は先に作品を読んどこ!
最初は是非とも余計な事を考えずに読んで欲しいと思うので。
なんか初読の感動がもったいないというか…なら書くなよって思うんだけど僕も語りたいしで困ったな。
まぁどういう過程を経て作品と出会ったとしても、それもまた運命よね。
それでは勝手に楽しんじゃおうと思います。

文章へったくそなので箇条書きでご勘弁。

 

ある日、パパ、ママ、はぐちさんの居る場所の近く、この星の一番大切な場所にじゅみょうがやって来た。

じゅみょうがこの場所をちくっとすると星が終わってしまう為、パパとママはこの星とはぐちを守る為に思い出を使って抵抗した。

恐ろしいじゅみょうはパパたちの思い出によって、今の可愛い姿のじゅみょうへと姿を変えた。

本来のじゅみょうの自我が強すぎたために、完全には変える事は出来なかったけど、じゅみょうはその場を立ち去った。

一人残されたはぐちは長い長い旅にでた。

途中、困った人を助ける為に思い出を使ったりもした。

そのせいで、はぐちさんの記憶は少しずつ朧気になっていく。

それでも、微かに残った思い出に導かれ、彼は大切な場所に帰ってきた。

それが今の八千代ハウスなのだぜ。

 

こんな物語を思い描いたわけですが。

あんな緩い顔してこんなゴツイ物語を背負ってるとか…それなのに素敵な生き様見せてくれるとか…素敵過ぎるじゃろはぐちさん。

このままではわけわからんと思うので、なしてそう思ったか?ってのを書いていかねばなりませんな。

まず初めに、はぐちさんは何故八千代さんの家にやって来たのか?

はぐちさんにここへやって来た理由を誰が聞いても「ここが一番いいので。」というお返事しか貰えないのではっきりしてません。
ところがどすこい、昨日お風呂に入ってる時にあっ…(‘Д’)ってなった。この瞬間が堪らんのですわ…

はぐちさんが自身に残された微かな記憶をたどって帰り着いた場所、それが八千代ハウスなのかもって思ったんですね。

説明が難しいのでコマをお借り致す…慎重に選ばねば。

© 2016 くらっぺ

こちらはパパとママとはぐちさんの思い出の光景なのですが、パパのお仕事はこの場所を守る事。
どれくらい大事なお仕事かというと…

© 2016 くらっぺ

 

この星にとってとっても大事な場所、そこを守るお仕事でした。

しかし…

© 2016 くらっぺ

パパとママと死別しちゃったはぐちさんはその後、各地を放浪していたらしい。
その様子が4巻のおまけ漫画で描かれていますね。

© 2016 くらっぺ

ここはアフリカっぽい?
他にもちゃんとパンダとも会ってたりしておまけも見過ごせない仕上がり。
描かれる人物や場所の年代やら文化レベルが1コマごとに成長していて、大きな時の流れを感じさせられます。
この旅路の果てに辿り着いた場所が八千代の家であると。
そして、辿り着いたというより帰ってきたんでねーかな?と思いました。

パパが言ってた、この星にとってとっても大事な場所
今、そこに八千代の家があるのだとしたならば、彼らの出会いは偶然では無く必然だったことになりますね。

そして、はぐちさんが八千代家が良い理由をハッキリと説明出来ないのは、思い出を消費して奇跡を起こす力が関係しているかも。
彼は自分の大切な思い出よりも、目の前で困っている者を救う事を選択してしまうので。

そんなはぐちさんが凄腕占い師のお婆ちゃんに手相を見て貰った時の判定がこちら。

© 2016 くらっぺ

過去が途切れ途切れになるって…冷静に考えたらエグい事言われちゃってますが、これってやっぱり思い出を使ったせいなんでしょうね。
記憶も同様に途切れ途切れになっているものと思われます。
ほいほい使っちゃいかん力だと思うんだけど、はぐちさんはしょっちゅう使っちゃうんだなぁ。
はぐちさんの力は優しくて悲しい力よね…あまり使わんで欲しい。

 

つぎに、じゅみょうとはなんぞ?ってのを考えてみました。

© 2016 くらっぺ

こちらは、見ての通りはぐちさんと似て非なる者、じゅみょうちゃん。
顔が簡単な感じだったりサイズ感は似てますけど…性格は全然似ておらず、この間までヒッキーしてました。
彼は八千代のお隣さんである芙蓉ちゃんと一緒に暮らしてます。

じゅみょうちゃんは思い出を使用する事は出来ず、代わりに凄まじい破壊の力を持ち合わせています。

© 2016 くらっぺ

耳でドリルをつくってちくっとすると…

© 2016 くらっぺ

トラックが崩壊しちゃいました。
全てが瞬時に崩壊するって…ヤベー能力ですね。
じゅみょうちゃんが選択した物の、存在そのものを崩壊させるっぽいイメージじゃろか?
出る作品間違えたんじゃ?ってくらい危険な力だなー

この、じゅみょうちゃんという名は、同居人の芙蓉ちゃんに対して自ら名乗ったものですが、それにしたって変わってます。

二人に、お前らなんでここに来たと聞いた時のお返事が似てるというか一緒なところも気になりますね。

© 2016 くらっぺ

二人とも「ここが一番いいので」と即答。

彼らの今暮らす場所が、この星にとって一番大切な場所であるとするならば…じゅみょうちゃんの本来の使命は星を終わらせる事なのかも?
彼の力を用いれば、地球の一番大事な場所をちくっとするだけで星を終わらせることが出来ちゃいますもんね。
でも、お返事の仕方がはぐちさんと同じという事は…じゅみょうちゃんへ注ぎ込まれたパパとママの思い出がそう思わせているのではないかしら。
じゅみょうちゃんは自分の名前は憶えていたので、二人の思い出でなんとか本来の目的を忘れさせる事が出来たという所か。
そして、壊すことが得意な彼が芙蓉ちゃんを大切に想う、これも二人の思い出の力なのではなかろうか。

じゅみょうちゃんにパパとママの思い出が注ぎ込まれたと思う理由には、ミーという猫にはぐちさんが思い出を少々食べさせた結果も関係してきますね。

© 2016 くらっぺ

こんな風に、猫と言うにはあまりにも珍プレーな姿になっちまった…普通にしゃべりよるし。
そんなわけで、じゅみょうちゃんの元の姿はわかりませんが、思い出を注ぎ込まれて変化した結果が現在の姿なのかな~と考えました。

あとは…じゅみょうちゃんとはぐちファミリーが出会ったと思う根拠も必要になりますね。
上の方に掲載したコマの、はぐちさんの発言を思い出してみましょうぞ。
「パパもママも寿命が来て死んじゃいましたけど…」
ここの部分では漢字表記である理由をな、はぐちさんのセリフを聞いてヤチさん達が思い浮かべた言葉であると考えましたのよ。
はぐちさんが言ったのは生物の寿命の事ではなく、じゅみょうと呼ばれる何かの事を指していたとすると僕の妄想にとっては大変都合が宜しい。

そもそも、はぐちファミリーに寿命とかなさそうなんですよね。
はぐちさんは紀元前から生きているっぽいのに、老化の兆候がまったく見当たらないし…お肌ツルツルしとるし。
さらにはご飯をあんなに沢山食べてもウンコがでないミラクルボディ…生物の常識に囚われないと思って間違いなかろうと思います。
全くもって老衰で死ぬイメージが浮かびません。
以上のことから、パパママの死因は自然死では無くてじゅみょうちゃんが関係していると考えた方が楽ちんだなと考えました。自己都合。

それにしたってなぁ…少しの思い出で顔面がはぐち化した猫のミーに対し、パパママ全ての思い出でも本来の姿の面影を残してそうなじゅみょうちゃんて何者だったんじゃろか…?
今の姿からは想像もつかないくらいヤベー存在だったのかも知れませんね。

あと、はぐちさんがじゅみょうちゃんと会った時、全然びびったりしてなかったんですよね。
もしかすると、じゅみょうちゃんの事を覚えていたのかも。
そんな彼らが今は仲良く生きているってのがまた…堪らんなぁ!
留まる事を知らないはぐちさんの心の尊さよ…癒しとはなんぞや?ってのを体現しちゃってるんじゃないのこれ。
…こんなのたからものとしかおもえねぇ

ぐでぐでっと書きましたが、こんな流れではぐちさんの壮大な物語を想像しました。
4コマ形式で日常を描きつつも、全体を通して読む事で大きな物語が見えてくる仕組みが面白いわ…
またお馬鹿な事してらぁ^^と思っていた個所がとても尊い時間に思えてくるし、はぐちさんの言葉に重みが増しますね。

もう…なんでもっと早く教えてくれなかったん?

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