読み物

シオリエクスペリエンスは「魂の叫び」を読んで聴く、そんな体験が出来る漫画なのだぜ

投稿日:2019年5月26日 更新日:

この作品はマンガUPというアプリで全巻分公開されているので無料でぜ~んぶ読めちゃいますぞ毎日少しずつだけど。

1日に貰えるアプリ内で4話分の無料ポイントと、初期配布の先読み可能なポイント、あとは動画を再生する事で4話分先読み可能なのでちょっとずつ読み進める事が出来ます。
が、僕は辛抱堪らず全巻購入しちゃったでござる。
そもそも音楽を扱う漫画ゆえにリズム感が大事だよね良い所で止められちゃうなんて辛すぎてモジモジしちゃうでしょーが!と1回アプリ内課金までしちゃったんだけどすぐに「あっ…これはキリがない」と気が付きさらには購入した方が大分お利口さんであるという結論に達した。
だってアプリで1回読んだら24時間後はまたポイント取られちゃうのだぜ?
購入すれば手垢がついて擦り切れる程読んでもへっちゃらよ。

さて感想ですが、アプリで全部読める(頑張れば)んだからネタバレとかそんな気にせんでも良いですかね?良いですね。

音楽の悪魔と”CROSS ROAD”の契りを交わした者は天才的な技術を得る代わりに27歳が終わるその日までに伝説を残さなければ死ぬ
そんな契約を結んだ覚えのないシオリンに、「番人」として憑りついたのは、かの天才ギタリスト、ジミ・ヘンドリクス。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

正直言って最初はアフロの不審者だと思っちゃいましたが。本物の映像をyoutubeで視聴したらカッコいいですね。

 

 

お話を追っていくとわかりますが、どうやら27歳をとうに超えた兄が儀式を行ったら実は心の奥底でギターへの情熱が燻っていた血縁者のシオリンが選ばれたって事らしいですな。
この音楽の悪魔のアバウトさがロック。

それでもって、ジャキーンすることでシオリの体を使ってジミ本人がギターを奏でられるようになると。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

伝説のギタリスト、ジミヘンに取りつかれた地味で変な先生、本田紫織は27歳が終わるその日までに伝説を残さないと死んでしまう…
伝説残してもどのみち死んで新しい番人になるんじゃ…だって悪魔だし。
なんて思わなくもないけども、かくしてシオリンはジミの腕前をつこうて伝説を残すべく行動するのであった!
と、思ったらお話が別の方向へ突き進んでいくので、その過程も面白いのですよね~

そして、シオリンのような音楽の悪魔との契約者は他にもいて、彼らを集めてバンドを結成しようとする謎のジジイが居たりもする。
ジミ憑依の着想を得たであろう、27クラブの項目を読んだりしても面白いですね。

伝説的ミュージシャンを集結させたバンド、The27club結成計画は未知への好奇心を刺激する、主軸っぽくて興味深々な話。
本来なら死の回避を至上の命題とするのがセオリーですよね。
伝説的ミュージシャンが集結して1つのバンドを組んだら物凄いはず。
それなのに近道せずに自身の夢の続きを追う事を選ぶシオリンがロックですね見た目はジミ眼鏡だけども。
シオリンのバンドやろうぜなお話が紆余曲折ありで挫折と葛藤と喜びの入り混じった汗臭くて辛くて感動的でいろんな感情ごった煮熱々の面白さ。

場面場面で演奏を聴いた者の心象風景は脳内に刻まれたカッコいい音楽を引き摺りだしてくれちゃうので実際に聴いてるような気がするし、物語の方も登場人物の心情も痛い程に伝わる描写が見られて良きかな…
音楽の漫画なのにライヴ中の描写を無音で見せたりするとこも良い!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

過程を追ってると音が無いのに聴こえる気がするとはこれいかに…めっちゃ揚がるんですけど!

そして登場人物の心の機微を絵で語る、漫画ならではの表現も相俟って親近感マシマシになったりも。
1巻読んだ時点でこんなすばる先生にグッとくる時が来るなんて想像してませんでしたぜ…あらためて読むとやっぱり理不尽だったりするけども。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

いやほんにこの作品は面白い。
シオリンが伝説を作って死を回避する過程を追う漫画でありつつ、作品自体も伝説達成しちゃうんでないかしら。
あ~そうなると良く読んですらいない方面から映像化のお話が舞い込んだりするかも知れないけどどうなんだろう。

この漫画特化の物語を映像化して実際に音も付けちゃうとなると、ちょっとやそっとの音源では難しいのではないかな~
作中で感じる演奏の盛り上がりは、読者の記憶に刻まれた音楽の記憶を引き出すことで発生してるところもある気がする。
なので実際に曲を作って聞かせた時にコレジャナイ感が発生すると大変な事になっちゃいそうよね。
あぁ~でもでもシオリエクスペリエンスと同等のブルースを籠められたならとてもとても素敵な作品になる事でしょうし…
と、勝手にハラハラするくらい嵌ったので、ゴールドも良いけどもシオリも体験してちょうだい!

1巻でグッときたとこ

シオリンが高校時代に結成してたバンド、紅コアラ団1夜限りの再結成で10年越しの初ライヴの出だしも良いんだけど、最新話まで読んだ後では演奏終了後の198ページの光岡部長とジミの様子ですかなぁ

©2014  長田 悠幸×町田 一八

いつの間にかベニコアラ団と井鈴の演奏を聴いてた吹奏楽部の部長が無意識にエアペットしてるとこ…ここからか!と思ったですよ。
そして隙あらばジャキーンジャキーンとうるさいジミが、ギャラリーから拍手もらってウキウキの隙だらけなシオリンへのjackinを思いとどまるところ。
侘び寂を心得てらっしゃるジミが粋ですのぅ!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

 

2巻でグッときたとこ

これからって時にシオリンの父ちゃんが乱入してきて演奏やめさせようとしたり煽りを喰らったプリンスが嗚呼っと言いつつもじゃりんとした胸毛を隠しながら逃走しちゃってもう駄目かと思われたその瞬間に野球部顧問の息子で主将な初範が葛藤を乗り越えて飛び入りでドラムに参戦という結構な障害を乗り越えて演奏されたパープルヘイズ。
しかし演奏が始まると皆良い顔で、楽しくてしょうがないって感じが良いコマでしたなぁ…
これはジミ先生が言ってた、宇宙と繋がった瞬間でもあり、それを見たジミ先生のスマイルがまた良きかな。
恐らくこの時の演奏はまだへったくそだったんだろうけど、きっとBLUESってのは演奏技術の良し悪しとは関係なくて音に乗せられ伝わるそれ以上の何かなんや…!
なんて気がするんだけど僕は音痴です。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

3巻でグッときたとこ

諸事情あって歌う事が好きなのにそれを封印していた目黒ちゃん、彼女を勧誘した軽音部は彼女が来るまで演奏を続けて待つという無茶をするわけですが、彼女が来た時には既に皆ヘロヘロ状態。
しかし目黒が歌い始めた事で徐々に息を吹き返し始める皆の演奏…そして次のページ見ればもう堪らんのですわ!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

4巻でグッと来たとこ

作曲開始していい感じ~と順調に活動出来てたと思っていざ客の前で演奏してみたら全然見向きもされないし。
後から来たBlackBusってバンドめちゃ凄いし。
ショック受けてたらジミ先生は伝説なめんじゃねーぞクソして寝ろとか言うし。
演奏前はいい体験してこいとか言った癖にこんな事言うし。
ライヴで散々だったせいか目黒はこの曲にサックス要らねーとか言っちゃうし、井鈴はどこかに行っちゃうしバンドの雰囲気最悪だし。
こんな時同じ全国優勝狙ってるすばる先生はこんな時どう対処しますかって聞いたらなんかめっちゃキレられたし。
しかもどさくさに紛れてメンバー漏れなくディスってきよるし。
部室行ったら誰もいないし。
すばる先生ボロクソ言いやがって許せない…でも何も言い返せない自分はもっと許せないと悔し泣きしてたらジミ先生が何も言わなくていいんじゃねーのだってお前はギタリストだろ?
から始まるシオリンの鬱屈した感情迸る演奏からのこのコマがグッとというかネクストステージ感がヒシヒシと感じられて先への期待感が高まったコマでありました。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

それでもってジミ先生、悪い顔しよるなぁ…
道中シオリンを勘違いさせるような物言いはこの状況へ追い込む為であったか…スパルタだなぁ~

5巻でグッときたとこ

うーむ、5巻は各話それぞれが良いのでここぞというのが難しい。
シオリンの感情迸るデモ音源を聞いた時の様子も良いけど、それを聞いたメンバーそれぞれが自習という修行パートを経て技量を向上させたり初ライヴで負ったトラウマを吹き飛ばす所とかどれもこれもが良いお話。
シオリンが作曲し、ジミに披露するたびにクソだクソだと言われ続けてああぁぁぁあ!ってなるとこはさもありなん。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

弾けども弾けども…って感じでしたからねぇ。
でもそこでメンバーの幻覚に励まされたとこは良きかな。
そして最終期日、ジミに最後の一曲を披露したところはカッコよかった。
フィニッシュも決まってましたね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

雨雲も十字路も吹き飛ばした光景はジミが見せられたものなのだろうか?
シオリを学校へ送り出したジミのセリフが、シオリが作った曲の凄さを感じさせますね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

そんなに!?と思うと先が気になってしょうがない。

6巻でグッときたとこ

いやもう6巻は間違いなくカートとジミがイチャイチャしたとこ全般が良いんだけども、ギタリストに言葉は不粋だ…と言ってからフィニッシュまでの演出もまたカッコいい。
で、演りきった後の一コマで二人ともめっちゃハッピーそうなところが良かったですね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

現実的にもジミとカートが共に27歳の状態で共演するのはありえない光景なんだけども、なるほど奇跡のような光景でありますな?
こちらが作中でカートがもうやりたくねぇよーとか思ってたSmellsLikeTeenSpiritの映像。
僕は幼少期に家族の前で歌を披露して爆笑を掻っ攫って以来歌はからっきしの音痴でさらには楽器も拒否するくらいに音楽アレルギーなんだけど聴くのは好きよ!

 

7巻でグッときたとこ

6巻で修行パートを経て再び集結した井鈴以外のメンバー、そしてシオリンが生み出した珠玉の一曲「Jack’in」
BTL出場の応募締め切りまでにそれぞれの演奏を詰めていかねばならないのに部長の井鈴が現れない。
シオリが一旦応募を見送ろうとするも、イニシャルDによってここで止まったら井鈴はもう二度と戻って来られなくなると喝を入れられ再始動。
それぞれ心の蟠りをぶっちゃけた事で、サックスが吹きたくなるような演奏を井鈴へ届けと突き進むわけです。
そしてとうとう最終日、井鈴が現れぬまま完成を迎えるその瞬間の一コマがこれ。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

サックスパート抜きで完成してしまったこの曲には井鈴の入る余地はなくなってしまう。
彼女を呼び戻す為の曲を爪弾きながらもその完成が彼女の居場所を奪う事になってしまう。
そんな葛藤を抱えつつも最後の一音を涙ながらに弾き切ったシオリンにその成長を感じた場面にござる。

8巻でグッときたとこ

いやもう8巻は文句なしの井鈴茜の巻ってくらいビシバシ来てるですよ。

光岡部長にサックス上手くなるにはどうすればいいの?と相談したらすばる先生のスパルタ特訓を受ける事になったでござる。謀ったな光岡…

©2014  長田 悠幸×町田 一八

すばる先生、指導は真っ当なんだけど弁当投げるわ言葉がきついわで想像するだけで僕はハゲそう。

そんな極限のストレスを乗り越えた彼女がメンバーの前でJackinサックスアレンジを披露したところも良かったですね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

これまでの彼女とは目力が全然違うのよ目力が。
すばる先生の眼つきがうつったわけでは無いと信じたい。
この演奏がメンバーに伝わるイメージから、相当すげぇ演奏って事が伝わってきますねいいですね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

バチバチきよるわ!
そしてメンバーもサックスに合わせて演奏。
終了時には皆ヘロヘロになるほどの熱の入れようで、それをさせたのもジミ先生にこんな顔をさせたのも井鈴の演奏なのですね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

伝説のギタリストが驚いちゃった。
この曲にサックス要らなくねー?から要る!と言わせる程にパワーアップして帰ってきた井鈴がメンバー間に物凄い化学反応を発生させたのだぜきっと。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

翌日、通りかかったすばる先生に深々と頭を下げたらお返事がコマを突き抜ける中指て。
対する井鈴の笑顔が良いですね。

なんとなく、すばる先生の指導はめっちゃ厳しいけどそれは演奏に対してガチであるがゆえって事なのかな~と思える場面。

9・10巻でグッときたとこ


9~10巻にかけては吹奏楽部の顧問である青島すばる先生と、現部長である光岡音々にスポットが当てられたお話であります。
なのでこれらの巻はお話的にも切り離せないイメージ。

音々が大嫌いだった楽器にのめり込むきっかけとなったのは、JKだったすばるが魔法をかけてくれたから。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

演奏し切ったすばるの表情が喜びにあふれていて良いですね。
現状を見るとどうしてこうなった感も半端ないですがそれは先生自身が音々に話し聞かせてくれます。

jackinのデモテープを聞いてから譜面をみてペットを吹けなくなってしまった音々の状態に焦りを感じつつも、かつて交わした約束”もっといい景色を見せてやる。もっといい笑顔にさせてやる”を守ろうと必死でサポートするすばる先生の様子がなんとも言えない雰囲気。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

大丈夫と音々では無く自身に言い聞かせている事、そして絶対ではなくきっととしか言えぬところに言い知れぬ不安が滲み出ていてあのすばる先生なのにみててつらいとこですね。

そんな中でみつびしフェスタというイベントに軽音部も参加する事になったわけですが、光岡不調の要因となったであろうjack’inが演奏されるのは確実。
その時のすばるの切実な様子にあとから気が付いたですよ。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

音々の将来の為に今自分はどうするべきかを必死に考えているとこですかなぁ…
金賞第一な人だと思ってたのでこの後の行動に痺れちゃいましたよね。

悩んだ結果、すばるは軽音部の演奏をスルーしようとしてた音々を会場へ連れてきたのでした。
そして演奏が始まり、軽音部のブルースが音々のハートに直撃。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

デモテープを聞いた時同様に涙があふれてきちゃう音々。
その様子をみたすばる先生は彼女との約束を思い出し…

©2014  長田 悠幸×町田 一八

文字通り音々の背中を押し、軽音部へ潜入し部内をこれまでのスキル全開で格の違いを見せつけてこいと。
シオリンが泣いて土下座してくるまで帰って来なくていいと命令を出します。
そんなことあるわけないのに。

演奏開始と同時に呪縛から解放された音々。
その演奏を受けたすばる先生の心象風景がまた素敵ですのよ…

©2014  長田 悠幸×町田 一八

かつて音々にかけた魔法に今度は自分がかけられる事で、奏者としての自分を思い出させられたという事なのかも。
この二人の間においてはこれ以上ない恩返しではあるまいか。

そしてやり切った音々の姿がまたなんとも良きかな。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

あの時のJKすばると同じ、良い顔ですわ!

あの日音々に約束したもっといい笑顔と、もっといい景色。
奇しくもそれは、彼女を軽音部へ送り出す事によって果たされたのですねぇ…
一緒に見るはずだったのに、自分では叶えられない。
フェスタ終了後、誰もいなくなった会場でラヴ・イズ・オーヴァーを吹くすばる先生と、それを耳にするおいちゃんがしんみりきちゃいますね。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

すばる先生がトランペットにハマる切欠となった、ラヴ・イズ・オーヴァーを吹いてたあのおいちゃんが聞いてるんだもの。
おいちゃんが作業を中断して聞く程に、感情の籠った大人の愛の終わりの歌を吹くすばる先生…音々を送り出した時のセリフがとても優しいものに思えますね。
すばるの真意を知りつつその言葉に従う音々と、自身の指揮者としての夢よりも音々の奏者としての将来を選んだすばる先生が素敵な2冊でありました。

11巻でグッと来たとこ

この巻は家族に借金押し付け海外に逃亡するわ
そんなつもりは無かったのに十字路の悪魔との契約をシオリに押し付け余命1年にしちゃうわで登場時から困った兄ちゃんだった丈二の巻ですね。
ハートは有れども色々な事情に恵まれずとうとうホームレス状態になった丈二がまさかこのような形でシオエクの助けとなるなんて…って事で丈二が粋にも程がある。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

プリンス不在でもバンドが成り立ってる光景を目の当たりにして悲しくなっちゃったプリンスにかけた言葉が痺れるぅ
そしてトドメの言葉とこの眼差しよ!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

プリンスの状況を察し、彼の為にも必ず珠玉の一曲を生みだすのだという決意の表れ…と、思いたい。
バンドの物語からはみ出した者同士である彼らの”魂の叫び”が結実した瞬間、それは二人に新たな景色を見せたのでありました。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

そういやこの過程でプリンスがどんな楽器でも演奏できる事を知りましたが…彼がブライアン・ジョーンズと契約する事になったりしたら面白いですね。
なんもせんかったら27歳で死んじゃうんだけども。
the27clubが集めようとしていたメンバーのうち2名までがシオエクに参加して正真正銘の命を懸けた対バンとかなんとか…
あっ…でも対バンで彼と張り合えちゃうプリンスって展開もやべーですね。
あれこれ妄想甚だしいくなる程に嵌っちゃっております。

さてさて珠玉の一曲が完成し、なんでも演奏できちゃう青年プリンスを得て俺の伝説はこれからだ状態な丈二でありましたが、スタジオを貸してくれている音々からシオエクのデモCDを渡されます。
プリンスに渡してくれって言われただけなのにやっぱり聞いちゃった丈二おじさんは…
やって来たプリンスに罵声を浴びせてチーム解散を宣告し去っていくと。

で、これな!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

デモCDに録音されていたメンバーの声を聞いたことで、プリンスにまだ帰る場所があると知った丈二はあえて彼を突き放したわけですね~
いやぁ…汚いけどカッコよくて良いですね!汚いけど。
これまでロック過ぎる人生を歩んできた丈二も凄いアーティストに…なったらいいなって思いました。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

そしてそして、バンド物語からはみ出した二人が作った曲名がSTORY
きっと想像を絶する程のBLUESが詰まっているのだぜ…誕生の過程を追ってたからか、曲名に愛着湧いちゃうってのも驚きでしたね。
そして兄ちゃんが作った曲をシオリが弾く事になるのも熱いですのぅ!

12巻でグッときたとこ

BTL予選1位突破でタピオカズと一緒にツアーを回れる大チャンス。
しかしそれはBlackBusとのシオエクのどちらか1チームのみ。
こいつぁ負けられねぇぜな激熱巻でありつつも黒バス物語が捻じ込まれた事で単純な勝負というよりもどちらがより強くBluesを奏でるかが問われるっぽくてハラハラしちゃう第12巻。
13巻…早う出してほしい。
話が進む毎にギュンギュン来よるぞこの作品。
最初から最後まで全部一気読み出来たら最高じゃろなぁ…

かつてブラバスに実力の違いをブチかまされてバンド解散危機一髪まで追い込まれたシオエク。
ブラバスのドラムス、ダンプ松本もまだ知らぬ対戦相手に関してこんな事言っちゃってます。
シオエクは無いとして~って酷い。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

赤潮界隈、ドリルヒルズ、ガーターキーの3チームを警戒してシオエクないわーという判断。
なるほどあの時の演奏はそれほどカスカスだったって事なのでしょう…うっ…トラウマが。
これら4チームがシオエクを高校生バンドって事で舐めプしつつ勝つのは俺らだぜ!とイキり合戦してる最中、シオエクのリハ開始でどーん( ゚Д゚)

©2014  長田 悠幸×町田 一八

皆刮目しちゃう程に迫力のサウンドをブチかましたところがなんというか、これまで足掻いた皆の努力が報われたっぽくて良い良い。
シオエクのリハ終了後に他バンドから速攻で絡まれたのはきちんと敵認定されたからでしょうなぁ。
赤潮界隈の人なんてSTORYを代表曲って思っちゃってますし…残念!それはプリンスと丈二が作った名実共に始まりの物語なんですわ!

そして予選開始後、対戦相手なのに赤潮界隈とドリルヒルズのライブを盛り上げちゃうシオエクの面々が素晴らしい。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

審査が絡むわけなので相手が盛り下がれば有利に違いないんだけど…そういう小賢しい事を考えず純粋にライヴを楽しんじゃう所に自分達への揺るぎない自信を感じたりしますね。
他バンドから好かれるバンドってのもいろんなイベントに呼ばれそうで良いですね~

そしてとうとうブラバスの出番。
演奏開始と共に彼らの回想でブラバスの成り立ちを知る事になるわけですが…
ブラバスもシオエクが乗り越えたものとはけた違いの障害を経験しここにいる。
長いトンネルを抜けるはずが途中でまさかの行き止まり。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

バンドの状況を表したこの場面はきついですなぁ…
でも行き止まりのバスの中で、黒井たちはまだ諦めて無かった。
あと1年だけ。そしてBTLで結果が出せなかったら解散という決意を胸に今、万感の想いを籠めての

©2014  長田 悠幸×町田 一八

いやあかんぞこれは!シオエクのライバルなのに激しく応援したい気持ち。
そしてエンジンスタートしたバスは道を塞ぐ瓦礫に向かって爆走開始。
行く手を阻んだ瓦礫を吹き飛ばし、トンネルを抜けた黒いバス…やったぜ!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

そして演りきった彼らが立っていたのは、彼らがずっと辿り着きたかった場所でありました。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

やったなぁ…と素直に感動しちゃいましたぜ…

©2014  長田 悠幸×町田 一八

黒井が好きな丈二の曲に合わせ、それまで互いを殴り合ってた彼らの拳が重なろうとするところもいい。
シオエクも余命242日なので勝たねばならんのですよねぇ…でも勝ったらブラバスが…!
久保田さん結構いい加減っぽいからやっぱどっちも連れて行っちゃおっと!とか言い出さないかなぁ
あぁ!同列1位なら両方連れていかにやならんじゃろ!
なんて思う程にブラバス好きになっちまったい。

13巻でグッときたとこ 8/25

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待ちに待った13巻は1巻まるごとシオリエクスペリエンスのステージが描かれてて最高にござった…
大部分がセリフ無しの演奏シーンなのでアッという間に読み終えちゃうんだけども、それがかえって疾走感を覚える事に繋がっとるし、
4巻での挫折からそれを乗り越えんと奮闘する事8巻分…それがこの巻で結実する様を拝めるってんだから感無量よ!
僕がマネージャーだったらライブ終了後はついついオネェ言葉になって褒めちぎっちゃいそうだわっ

さて…ぐっと来たとこを選ぶとなると13巻はちと厄介。
演奏中のメンバーやら対戦相手までグッとくる個所がいっぱいあって絞り切れんくらいでした。
メンバーそれぞれが想いをのせて演奏するところは皆良かったし、
最初は殺伐としてた対戦相手達がシオエクの面々に影響され最終的には勝ち負け関係無く純粋にライブを楽しんでいたところも良かった。
ステージ終了後にアンコールが始まったり、謎のPにもシオエクのライブが刺さっちゃったりといった伝説フラグがちらほら見えてきて、始まりを思わせるところは今後に期待しか感じられない。

その中でこれぞって場面を選ぶとしたらば、Jackin演奏時に曲がジャックとなって飛び出すところですかな!

©2014  長田 悠幸×町田 一八

この後飛び出したジャックが観客それぞれに刺さっちゃう描写も良かったですのぅ…シオエクの曲が見事に刺さったって事なので。
ジャックを受け取るブラバスの黒井も良かった。
ここって見開き4ページ使ってるんじゃろか…?
雑誌で読んでたらド迫力だったかも知れん…ちと見たかったかも。
でっかい一枚絵で見てみたいなって思ったですよ。

あとtrack3で次の動画を視聴しつつ読んだらちょっぴりライヴ参加中な気がして良かったな~こっちはイントロないけども。

とても柔らかな歌声のデイドリームビリーバーですが、普段バリバリシャウトしてそうな目黒ちゃんの真価が問われる状況にマッチしてて雰囲気増しちゃいますわ!

こんな感じで今後の展開に希望を感じる描写は多々あったのですが、一つだけ気になるところがありましたのよね。

シオリがパープルヘイズを演奏していた時のジミの様子がどこか寂し気であったのが、なんだか不安を感じさせてくれちゃう場面でした。
自由にギターを奏でられない己の状況を物悲しく思っているのだろうか?
シオリがミュージシャンとして大成する程に、ジミの出番は減っていくわけですし。

©2014  長田 悠幸×町田 一八

どうしても不安を感じちゃう一コマでした。
あとでジャキーンすれば気が晴れるじゃろか?

-読み物
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