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終末のワルキューレが神アニメとなるよう祈願すべく
打ち首獄門同好会のアニメーター応援歌、サクガサクを聞きながらペケジローが感想をお送りいたします。
今回は零福さんの過去回想部分から触れていきたいと思います。
昔はあんな子じゃなかったんや…って事で在りし日の零福さんがこんなだった。
誰?と思う程に現在とは真逆の光属性なり。
そんな、皆を幸せにしてあげたい零福さんが人の住む場所へ足を運ぶとこんなだった。
生老病死 愛別離苦 怨憎会苦 求不得苦 五蘊盛苦
これらの苦しみに苛まれた人々を目にし、胸を痛めた零福さんはどうすればこの人間達を幸せにしてやることが出来るのかちょいと考えた末に、不幸の元を絶ってやれば良いと閃きましたそうな。
そうして手始めに胸を患う少年から不幸を吸い取ると…直前まで今夜が山田と言わんばかりに具合が悪そうだった少年が走れるまでに快復したではありませんか!
この様子を見た周囲の者達はオマイガーオマイガーと零福を崇め始めましたわね。
なんとなく溺れる者は藁をも掴む的な状況が見て取れますが、
他でもない零ちゃんが幸せそうに微笑んでいることですし。
うーん?どの辺から今の零福になるんです?
不幸の元を絶ってやる事でそれまで死にそうな顔してた人間があっという間にハッピーになる…それに気を良くした零福さんはあちこちに足を運んで不幸を吸いまくったそうな。
で、こうなりました。
うわっ…重い。
零福さんの皆を幸せにしたい気持ちが重すぎてヤバいです。
とはいえ、己を省みずここまで皆の幸福の為に頑張ってくれちゃう神様って有難いですよね。
そんな零ちゃんは、不幸を吸い過ぎて体が悲鳴を上げているにも関わらず、相も変わらず人が幸せにしているか気になる様子。
かつて訪れたあの村の皆がどうしているか気になり足を運ぶと…
なんか駄目になってた。
ショックで茫然としてたらばなんか突き飛ばされちゃうし。
なんて奴だと思ったらこの男
零ちゃんが一番最初に不幸を吸い取ってあげた子じゃないの…!
死にかけていた子を救ったら身体だけは立派な悪い子に成長していたという皮肉な結果に。
それでも零ちゃんはその成長した姿に「大きくなったねぇ…」と喜ばしそうに声をかけるのですが、返って来た言葉が
きったねぇやつ…誰だよてめぇ
汚ねぇ体でこの村を汚すなよ
とっとと失せな ( ゚д゚)、ペッ
にござった。
零ちゃんの反応にはシンクロ率がおかしなことになりそうでした。
え……これ現実?
わかるわぁ…朝起きて鏡の前で頭頂部を見た時にいつもそう思うんだよね僕は。
頭上を照らす照明が憎いったらねぇや!
頭の角度を変える事で対処してますけども。
ともあれ零福さん、あらゆるところで不幸を吸いまくったその後でやっと違和感に気付いた模様。
それだけがむしゃらに人を幸せにしようと考えていたという事でしょうが、報われていなかったってのが可哀そう。
途中、巣から落ちた所を零福に救われ、成長した鳥さんだけが彼に気付くコマがあり皮肉がとってもスパイシーにございましたな!
ひな鳥でも恩を忘れないのに人間ってやつぁよぅ…!って思わせてきよる。
人間を見るより先にこの鳥ちゃんを出会えていたらまた少し違ったのかもですね。
でも、あんなに不幸を吸い取ってあげたのに、どうして幸せになってくれねーんだ…と零福から負のオーラが出始め、鳥ちゃんビビッて撤退。
なるほどここか~!と思ったり。
もうこの時点で闇堕ちするには十分なくらいでしょうし…
でもそこへ謎の集団が行列を為して現れたんですね~闇堕ち一時中断にござる。
何だこいつら…!と訝しむ村人の声に、零福は
どこかで僕の事を知った不幸な者達が不幸を吸わせにやって来たんだろう…なんて考えましたが、実態は異なっておりました。
それは釈迦と、釈迦に悟りを学ぼうと慕い付きそう者達の集団にござった。
彼らは皆みすぼらしい姿でありながら、どこか満ち足りた表情をしていますね。
ここは、釈迦さまに「わたしにもお豆を一つ頂けますか?」と言った男性に一粒と言わずいっぱい食べなとくれてるとこなわけですが…
ちょっと前に同じように仏黒雷を一つくれと言って頑なに拒まれていた爺さんが居ましたよね…悟りが足らねーんだきっと。
それでもって後ろの人達は、一粒どころかたくさん貰えたおいちゃんの喜びを我がことのように思う事で幸福を共感しておるのかしら。
そんな彼らを姿を見て、自堕落な生活を送っていた村人が一人、また一人と自らの行いを改めていった所がまた零福メンタルを苛みまくってますね…
皆の不幸を一生懸命吸って、元を絶つ事で幸せにしようとしていた零福さん。
そのボロボロになった姿を見ても無反応だった村人が、貧しくとも満ち足りた様子の人々をみて改心していく…
それをみた零福さんの、魂の叫びがまた実によくわかるんですわ!
恐らくは言葉にならなかったであろう、後に続く言葉はきっと
お前らなんなん?
ではなかろうか。
零福さんにしてみりゃもうわけわかりませんね。
ただ歩いてただけで村人を改心させるとかなんなん?こいつなんなん?
って事で辛抱堪らず釈迦を呼び止め、問いました。
なんで釈迦の周りにいる人間は幸福そうなのか?
自分が必死に人間達の不幸を吸い取ってやったのに
それどころかどんどん不幸になっていきよるんですわ!
と。
うーむ、質問というよりは愚痴を聞いて欲しい的な感じだったんじゃろか?
その問いに対する釈迦さんのお返事は簡潔にござった。
不幸を吸い取る?それ違うよ、全然違うよ。
幸福は与えられるもんじゃないんだよ、自分で至るもんだから <ドン
不幸(影)ある所に 幸福(光)あり…だよ。
言わんとしている事はなんとなーく理解できますわね。
不幸を知るからこそ幸福が何たるかを知る事が出来るというか、不幸であればこそ些細な幸福に気付くことが出来る的な感じ?
あれぇ…おかしいなぁ…僕、影しか感じないんですけど。
むしろ照明が強ければ強い程に頭頂部の光が増して心の影がまっくろくろすけになるんですけど。
悟りが足らんのかしら…
一度、光 あ れ と言わんばかりにスキンヘッドにしてみたらば好奇心が抑えられなくなった我が親父殿に濡れタオルをシュッと乗せられギュンと引っ張られて首をへし折られそうになった事が有りますが…
危うく視界が闇に閉ざされそうになったこの出来事がもしやヒントになるの?なってたまるか。
さて、ひとしきり幸福とはなんぞやと説明したお釈迦様はなんと…
現役の神様を勧誘しちゃいました。
一緒に悟ろうぜ?と。
神様な僕に上から目線でキミて。と茫然としている零福さんでしたが、
彼らの会話を聞いていた村人たちが、釈迦の元に集い始めるんですわ!
その絵面がなんというかわかり味が強い。
私のフォロワーは53万です…
えっぐ…
もうこの状況だけで
あれれー?君のフォロワーは…0なの?零福だけに?みたいな感じ。
皆、我が身を省みず幸福を願っていた零福そっちのけで釈迦様マジぱねぇって感じ。
フォロワー数でマウント取られたらきっと零福と同じ衝動に駆られることでしょうぜ…
やっぱどうしても零福寄りで見てしまいますねぇ。
いやほんと、零福は泣いてもいいですわ。
身を粉にして頑張ったけども、その方法は間違っていて
それを人間に教えられて
さらには正しい導き方を見せつけられて
フォロワー0人な現実、対する釈迦は人気者。
ここまで思い知らされちゃったらもう泣くしかない。
さらに、今のはなんだったのでしょうという従者の問いに対するお釈迦さまの返答が鋭いナイフのようでした。
思春期なんじゃね?
いやこれ零福に聞こえて無くて良かったですよね。
トドメにも程があるってもんです。
僕だってがんばったのにさ…
って事で、
人間の幸せを願ってめっちゃ頑張った自分よりも、なんかパリピ風味な釈迦の方が人を幸せにしてたり慕われている事にブチ切れ、禍々しき零福さんに大変身となったんですね~
うん!逆恨みだこれ(; ・`д・´)
その後は殺戮じゃー!と人間をブッ殺し!と襲い掛かった所で我が子を守ろうとする母をみて思いとどまり…
母は強し。
この人の善性が零福の理性を引き戻したって事でしょうか、
すんでの所で胸の風穴を広げ、どうにかなって7柱に分裂して無差別天誅を免れたようです。
愉快な面々がご登場。
やっぱ神様ってすごいんだね…
全裸でも威厳を損なわないとは流石にございます。
僕の場合せめてパンツ、最悪靴下くらいは装着してないと及び腰になってしまう所なのに神は違うんだ。
過去編で釈迦と七福神の因縁が判明したところで、現在の二人の様子にうつりましょう。
恐らく分裂して以来初の零福化ようで、体の動きを確認してますね。
まず、このイキリ顔。
このあと首をゴキっと真横に折ってみせたりと、そこはかとなく俺は禍々しいぞヤバいんだぞぅとアピールしてそうな雰囲気を感じます。
さらには背中からズルりとこれまた禍々しい雰囲気の斧を引っこ抜いたりと。
これまで吸った人の不幸が力の源になっているのでしょうかね?
過去を振り返った後で見ると、なんかこう
釈迦に上からモノを言われたのを根に持って一生懸命上から行こうと虚勢を張ってるような気もします。
でもヘイムダルさんには効いちゃってるようで、なんかヤベーの出てきたぁーとビビッている所にこれよ
ビビってるところに携帯鳴ってキャッて行っちゃうヘイムダルさんがお可愛い。
零福さんのマウント取りはまだまだ続きますわよ!
あっ、さり気なくキミって言っとるでこの子!
ここまでくると釈迦さんの思春期発言も相俟って…零福さんは今、中二病発症中真っ盛りなのではなかろうか?
神であるのでガチでエターナルフォースブリザードが放てそうなので実に質の悪い症状です。
悪く思わないよね…だって僕を虚仮にしたキミが悪いんだ…!!と指をさしたところで
元反社教師的っぽい釈迦による愛の錫杖キックが炸裂です。
ちょいと背伸びしてみた少年とガチな輩の違いが如実に現れた瞬間にござる…
お釈迦様って悟る前はかなりヤンチャしてたそうなのでね、ホンモノですわ。
やはり、ちょっとお説教されて拗ねちゃった零福君とは根っこの部分が違っておるのかも?
そんな物理攻撃からの~
辛辣な口撃にて今回の幕引きとなりました。
てめ、誰ヨ?
僕、ちょっと辛くて泣きそうになっちゃいましたよお釈迦様おっかねぇ…
零福にとっては忘れ難い程に衝撃的な出来事であったのが、お釈迦様は覚えていないとか。
零福さんのメンタルヘルスが危ない!
過去回想から最後まで二人を見た感じ、なんかもう格が違うような雰囲気を感じてしまうのですが果たしてどうなるんでしょ。
もしかすると零福を悟らせもとのピッカピカな零福にしちゃうような展開も有り得るのん?
零福の気持ちはとても良くわかるんですけど、お釈迦様もぶっ飛び過ぎてておもろいんですよね…
第6試合もまた勝敗の行方が気になる試合となりそうですわい。
零福さんが可哀そう過ぎる回にこういうのもなんですが…面白かった。
コメント失礼します。
オリジナルの神、零福の過去に釈迦が関わっていたとは。
当の本人(神?仏?)は零福のことは覚えていないと言っていますが、意味が違うと思います。
釈迦が覚えているのは“穢れても尚、人々を救おうとしていた零福”であり、“闇落ちし人類を抹殺しようとしている零福”のことは知らないのは当然です。
本当は七福神の段階から大本は零福だと悟っていたのかもしれません。
しかし、前回では零福が厄災云々言ってましたが、闇落ちしてから人々に手を掛ける前に七福神に分離したので実際は何もしていないのでは。何回か零福に戻る機会があって、その都度、厄災をばらまいていたのでしょうか?
コメント有難うございます。
確かに荒ぶる中二な零福と釈迦さんは初対面でしたね!
知っててあえてお前なんか知らんがなという事で相手の神経を逆撫でする煽りと見てましたぜ…
元々戦闘系の神様ではなかったっぽいのに背中から斧を出して割と出来るっぽい雰囲気だしてたり、戻り方もなかなか凝った演出してる所を見ると何度か戻る機会が有ったのかもしれませんね~