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メイドインアビス 58話 火の道へ の感想

投稿日:2021年3月30日 更新日:

悦楽るーぷへお越し頂き誠に有難うございます!

最近は打首獄門同好会の「はたらきたくない」ばっかり聴いてるペケジローです!
共感しか感じられねぇ。

おっといけねぇメイドインアビスの最新話はこちらからどうぞ!

他に「布団の中から出たくない」と「なつのうた」も共感度激高なので宜しければ聴いてみてね。

それでは今回も、印象的だったコマをお借りして脳裏に浮かんだ事柄を記述してみたいと思います。

58話の感想

ファプタの召喚獣と化したジュロイモーさんが異形でありながらカッコよい佇まい。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

そして、あのねちょっとしてた棒がヒートソードになっている模様。
これがカジャさんの言っていた古い力なんじゃろか?
するってぇとなんだか科学の力っぽい気もしてきますがはてさて。
もしかすると、奈落の底にはSF世界が待ち構えておるのかも…かも。

復活したファプタにも変化が見られました。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

一発喰らわした獣に頭をまるかじりされた際、全身から何やらネッチョリしてそうなものを分泌。
そのネバネバが獣を蝕むという仕様なり。

それをみた村人が始まる…『清算』が始まるとtweetしてました。

尽き従うジュロイモーといい、清算のネバネバを生じる事と言い、ファプタがイルぶるを継承したようにも思えますね。
復活後にファプタが村人に向ける眼差しがどこか違って見える事もそう思わせる要因でしょうか。

戦いながらも、

「あこがれをいだいた おろかものども

ファプタは母の代弁者であり おまえたちだ。」

そんな想いを抱いておりますし。

うむむ…村人と自分も同じなのだと思うってことは、もう根絶やしにする意思はなくなったと思ってよいじゃろか?

ただひたすら村に侵入してきた獣の排除をしているようにも見えますし。

そうして、やりたい放題してくれちゃったリュウサザイをぶっ飛ばしたろ!って所で場面はリコさん隊へ移ります。

昏倒していたリコさんが再び目を覚ました場所はなんと…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

どでかいカジャさんの強身体。

カジャさんってかなり凝り性ですよね。
カジャさんの身体シリーズって、呼び込みの際に多方面で活躍する事を想定して用意したものなんじゃろか?
これは火力となる村人を背に乗せて戦車っぽい役割を担う身体なのかな?
これだけレパートリー豊富って事は、なんだかんだで匂いの体を堪能しまくっとるような。
ともあれ、カジャさん有能過ぎてえらい。

そしてカジャさんの背の上で再集結出来たリコさん隊の一同がかわゆいですね。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

みんな、しおしおしてやがらぁ(*´ω`)

良いパーティですよね、まず己に矛先を向けるってのはとっても大事ですわよ!
もし誰か一人でもいきなり相手を槍でぶっ刺してたら反省会どころじゃなくなっちゃうもんね。
例えば僕だったらしおらしくなったナナチに付込んで

悪いと思ってるならさぁ…お鼻とお口の間の匂い嗅がせてくれるよね?なんて言い出すのでお巡りさんこっちです。

さて、そうこうしているうちにどこかでまた何か企んでるに違いねぇと思っていたワズキャンがなんか普通に転がってました。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

前回あたりからやたらと空っぽを強調している所がなにやら怪しげな気もします。

リコさんが羅針盤を持っていた事がワズキャンに伝えられた場面では、二人とも凄く浪漫感じてそうですね~
何年もの時を隔てて羅針盤を手にした者同士が出会った事は奇跡的。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ワズキャンも素直に驚いているようで、なんだか打ち解け合っている雰囲気。

そしてナナチは確信を直撃しちゃいます。

おめー…何する気だったんだ?と。

するとワズキャンのお返事は。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

いい匂いに磨きがかかってるとかほりを称賛。

ナナチのこの嫌そうな…顔!
恐らく瞬時に匂いに磨きがかかった事でレグのセクハラもパワーアップする事に思い至ったのでしょうぜ…
そしてこれはナナチのかほり第二弾への布石にもなっておるに違いない。

それにしても、ワズキャンが直ぐに回答しなかった所がなんかちょっとはぐらかしたように思えますが…

匂いを称賛した直後に

「我々はヒト以上のものになりたかった。

積み重ねがヒトをヒト以上たらしめる。

途方もない年月を奈落と寄り添い培った強かさ

果てを目指す好奇心と純粋さ

導かれた申し子が 混ざり 継いでいった積み重ねだけがヒトをヒト以上たらしめると。

今、その末端にいるのがリコさん隊でありファプタであり、

そんなリコさん隊にファプタを頼むという事が、今したい事である」

そのように答えてましたね。

他に

望郷を旅の先に持つ奈落の子供たち

叶わない夢より恐ろしいものが黄金の先で待つ…せめて夢を叶えて 絶望しておくれ

というのがワズキャンの言葉でした。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

最後のセリフがいいね…ってのがなんともワズキャンらしい。

…んん?

なんかいい人っぽい感じで退場しちゃいましたけど?

もうすっかりリコさん隊との蟠りが無くなっちゃってさっぱりと終わりましたねぇ

なんて悪いやっちゃ!許せねぇ…とか散々書き散らかしてきたわたくしとしましてはこの終わり方はとても気まずいですね?

なので悪あがきせねばなりますまい。

今回のワズキャンって実は抜け殻みたいなものだったのではあるまいか?
リコさんがワズキャン自身が再び冒険に出る為にリコさんに揺籃を使わせようとしてるのね!?と推測してましたので、警戒されたままだと非常にやり辛い。
なのでもっともらしい理由で自らの行いを正当化してみせ、トドメにファプタを頼むという願いの形でファプタと接触させるよう誘導したのではないかしら!

前回、ファプタのピンチを見ていた気がするヴエコさんが現時点でリコさん達と合流していないのもどこか気になりますし。
ファプタ襲来時からワズキャンがヴエコさんを抱え込んでいた事も何か理由がありそう。

もしかするともう一段困難が待ち構えているかも知れませんね。

 

ワズキャンが崩れ去った直後に、ファプタの声が皆の耳に届いた時の事。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ただ純粋に呼んでいるのだそう。
やはりファプタの心境にもなにやら変化が生じて根絶やしは回避されるのではなかろうか。

あとは唐突に一つ目ちゃんのお名前が判明したり。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

パッコヤン。
ヒトだった時からパッコヤンなんじゃろか…?
あとさり気なくリコさんがヴエコさんに対して辛口だ。

そしてムーギィさんからの餞別で、ライザの封書の一部がリコに手渡されましたね。
記述内容がとても気になりますわい。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

それでもってこの人はガウメさん。

この時点では皆さんファプタの根絶やしに対する熱意を信じて疑っておりませんので、死地に赴く気分でファプタの元へ向かうわけですが。

マアアさんの行く末を察しつつも、皆の意思を尊重し行動を共にするリコさんがまた少し大人びて見えましたぜ…

ホントに私と一緒で良かったの?とのリコの問いに対するマアアさんのお返事が良きかな。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

楽しいおもひでの日々を思い浮かべてまあああと来たもんです。
けつばかりに目が行っちゃいますけども、リコさんも同様にマアアさんとの思い出が脳裏に浮かんでおる様子。

そして、そんなマアアさんに想いを伝えるリコさんも良い…

マアアさん…!
私を選んでくれてありがとう…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ファプタの元へ向かえば、村の守りが無くなればマアアさんはいなくなっちゃうかも知れない事を受け止めたリコさんの心の成長が垣間見えつつも悲しい気持ちになっちゃいますね。

そうして、覚悟完了にていざファプタの元へ!というところで幕引きとなりました。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

恐らくは死地であろうファプタの元へ、皆が強い眼差しをもって向かう姿にそれでも幸運を願わずにはいられませぬ。

この先、ファプタがイルぶるを継承した事でなんとかなっちゃったりしませんかねぇ…
なんとなくヴエコさんが鍵を握っている気がしておりますが、果たしてこの先どんな展開がまっているんでしょ。

でもワズキャンがあれで終わりとは思えないんですよねぇ。
なので、まだなんらかの仕掛けが控えているような気もします。

今回も続きが気になる良い幕引きにございました!

 

来たか…! > 来てない。5/30追記

 精神に負荷を与えてくるこちらの作品を読む事で心の平静が保たれる度し難いペケジローですこんにちは。
59話は来ませんでしたがグェイラさんがカッショウガシラにボコボコっとされちゃう32話を見て持ち直しました。
僕は髪は溶かされちゃったけど体は無事なので頑張って生きねば。

折角なので次のお話が来る前に、58話でサラサラと消えたワズキャンさんの目的が本当に彼自身語った通りなのか考えてみたいと思いまする。

ワズキャンの言葉を素直に、且つ好意的に解釈すると…彼によってもたらされた全ての事柄は、イルぶるで出会ったリコさん隊を先へ推し進める為。

自分達のサバイバル経験や想い、願いといった積み重ねられた全てのものが伝えられる事で、彼らの冒険の糧となりその一部となる。

うーん?
これってオースで営まれている探窟家制度というか、白笛の在り方に近い考えなのでは。
ラストダイブをすれば白笛自身は帰還不可能。
しかし電報船で地上へ情報を送り届け後発の探窟家へ、いつか現れるであろう最下層からの情報を地上へ送り届ける者へと託すと。

ここでもやはり、世間様の空気を読まずに、「人に託したって意味ないよ!自分であれこれ知りたいよ!というわけでカートリッジ作っちゃいました!」なボンドルドさんの存在がまた厄介なところですが。

ボ卿以前の白笛さん達は、6層以下の負荷が『そういうもの』と己の心に折り合いを付けてからのラストダイブだったわけですが…
もし「カートリッジ…あるよぉ?」と怪しげな黒マスク集団に売り込まれたら迷うことなく買ってた可能性はありますな?
カートリッジは性能がヤバ過ぎて奈落のベストセラーになっちゃう可能性を秘めておりますゆえ…
ボ卿が個人的使用に留めているのは実は最後の良心なのかも…かも。

お国にお披露目したら倫理観なんてどうでも良かろうもん!とカートリッジの量産を試みるかも知れない。
だって6層以下の探窟が捗っちゃうし?
どえらい遺物やテクノロジー、さらに情報をも白笛自身が持ち帰る事だって出来ちゃう。
頑張って飛ばしてもどこかで紛失しちゃうかも知れない電報船よりも確実な情報が得られますもんねぇ。

僕がオースの偉い人だったら欲に目が眩んでボンドルドさんに元気よくGOサイン出すじゃろなぁ…流石黎明卿なり。

なにやら大分逸れましたが、
そんな自己中の極みたるボンドルドさんと比較すると、ワズキャンの言い方はどこか大局的というか、綺麗過ぎるのではあるまいか?

未来視によって得た光景に殉じたって事じゃろか?
その為に、ある者にとっては死地となるアビスへと誘ったり、子供にマジヤバな遺物を使わせたりしてたと。
それに、積み重ねだけがヒト以上たらしめるというワズキャンの考えは、他の者と共有が為されていませんよね。
教えられた瞬間に全力ダッシュで逃げちゃうだろうから言えないっぽいですが。

未来視に殉じ、その為に他者に犠牲を強いた狂った聖者、それがワズキャンという人物なんじゃろか?

そこまでして、何故リコさん隊の積み重ね、その一部になろうとしたんでしょうね。
ファプタの介入によって村が崩壊するタイミングでのリコさん訪問だったので、
状況的にもラストチャンスっぽくはあるのですが…もしかするとワズキャンはリコさん隊の辿り着く果ての光景も視ているって事なのでは。

リコさん隊が奈落をクリアする光景とかそんなん。
それならモラルをかなぐり捨て色々やらかしてまで、視えた物事の再現を頑張っちゃったのもわからんでもない。
到達する者の糧となる為だったなら、積み重ねだけがヒトをヒト以上たらしめるという考えを持つワズキャンの動機付けとしては十分に思えますし。

うーむ…目的と手段を逆に捉えてしまっておる可能性もありますかね?
これまでのワズキャンを見るからに、未来視を悲運悲劇を避ける為に利用する事が無く、それどころか見た光景を再現する為に行動していたように思えます。

務め先の社長の頭を引っ叩いたらクビになっちゃう、そんな光景を目の当たりにしていながら叩きに行くかのような強メンタル…それどころか、ワズキャンはどうせならスナップを効かせていい音出したろと言わんばかりに積極的にござった。

自分の人生の最終地点、それを視た後で、そこに至る為に未来視を活用してたという風に考えれば良かろうか?
ワズキャンが何をどう見ていたかはさっぱりわかりませんので、憶測にしかなりませんが。

遠い地の地下深くで異形と化した己と仲間たちが、そこで出会った人の子にこれまでの歩みを伝え、託す事でその子らは偉業を為す。
自分たちの冒険が無駄とはならず、新しい時代を切り開く為の一助となり、これまで犠牲となった者も、道半ばで倒れた者の命さえも無駄になる事は無い。
これまでの行いは全てその光景へと至る為に必要な事であり、ワズキャンは一人で罪やら汚名を背負いつつ頑張って物事を誘導してきたと。

上記の通りであれば、ワズキャンは無事大願成就の大往生って事で納得出来そうです。

しかしこのペケジロー、ゲスな発想に苛まれ馴染みの深い人生を送っておりますゆえ…正気ではやってらんない祈手の気持ちがよくわかる人なのです。
やっぱ祈手の皆さんも、ボンドルドさんに休暇を与えますと言われても素直にやったぁ!とはならんでしょ…?
「えっ…僕、なにされるんですか?」って思っちゃうに決まってるよ日頃の行いってやつだよ!

だから、ワズキャンだってなんらかの個人的思惑が存在すると思っちゃうんですよねぇ
散々怪しい素振りを見せつけられてきたわけですし。

好意的な解釈を自分で納得できるように考えてみても、どうも素直に受け入れる事が出来ませぬ。

やっぱ前回のラストワズキャンはすんげぇいい最終回っぽくリコさんをファプタの元へ誘導しただけという疑念が拭えませぬ。
リコドルド的発想により、ワイに揺籃使わせる気じゃろ!と看破していたリコさんが、ワズキャンが消滅した事ですっかり安心しちゃってる所にも微妙に不安を感じますねぇ。
マアアさんとの別れを覚悟する様子も見られましたが…失い難いという想いは依然として抱えていそうです。
覚悟完了にてファプタの元へ向かうものの、揺籃を作動させちゃう事になったりはせんのかしら。

個人的にはどっちが良いかと問われたら、やはりもう一段やべー罠が仕込まれてる方ですかね。

リコさん隊の行く末を案じる一方で、そうはいかんぞとなったらばメンタルヘルスへの刺激が尋常ではなかろうと思われます。
行きすぎると再起不能になりますので絶妙な匙加減でお願いしたく思いますが。

押すなよ!絶対押すなよ!(押すよね…?)そんな気持ちで次回を待ちたいと思います。

あとこれ。

これよ!

2022年発売の穴潜りゲーとしてメイドインアビスが発売されるそうな。
こいつぁ買うしかねーでございますよ…
プレイの記録を動画に残したりもしてみたいですねぇ。

リコさん達が奈落に旅立ってから数日後から始まる物語と言いつつも、スクショにはリコさんが居たりしてどんな内容か定かではありませぬが…オーゼンさんやらボンドルドさんとのエンカウントも有り得るんでしょか?
先回りしてナナチを確保とかも出来ちゃうのん?
いやまさかアビスのゲームが出来るとは良い時代になったもんですよ…
これもエンタメ業界の積み重ねがもたらした偉業と言わざるを得ませんなー!

開発者の皆さんを心から応援致します!

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