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久方ぶりのおけら長屋に、人気の無い所で読まねば危ないというのを忘れ電車で読んでしまい…
思わず「うぉお!ワカメ!」と知らぬ人からすればまっことワケワカメな声を上げてしまいそんなつもりは無いのに見事なソーシャルディスタンスを習得出来たペケジローです。
いやでもそれは無理もござらんというもの、もう二度と会えないと諦めかけていた、そんな人物と再会できたのですからねぇ!
さて今回も4本立てにございますれば各話のタイトルは以下の通り。
その壱 まつあね
その弐 かたまゆ
その参 きれかけ
その四 おみくじ
各話に僕が何を見たのかをフワっとご紹介いたしますれば、
まつあねでは、「情けは人の為ならず」とは生き方を指す言葉であると感じさせられましたね。そしてそんな真心を見た松吉が成長を…するかしないか先が楽しみ。
かたまゆ…単刀直入に再び酷い騒ぎ(褒)を見ましたぜ。
やつが返ってくる!と知った八万松のテンションが僕と完全にシンクロしてたのも見てて楽しかったなぁ
締めは毒をもって毒を制すとは見事なり!と、思ったけどどう考えても黒田殿の私怨だったりしてはちゃめちゃで面白い回にござった。
きれかけとおみくじでは長屋の人情が主体と思いきや、じわりじわりととある二人の距離感がにじり寄っているではあるまいか。
君たちソーシャルディスタンスって知ってるぅ?と横槍を入れようにもなんか二人の世界に突入しちゃってて思いっきり蚊帳の外感が。
そして締め括りがとても良い雰囲気と来たもんだ。
十四巻を読んだばかりなのにもう次の話が待ち遠しいだなんて。
やってくれたなぁ
いやはや、世間ではコロナだマスクだソーシャルディスタンスだ新しい生活様式だと山椒のようにピリリとしてるようなしてないような感じですが、
おけらの住人は相も変わらず温かな心根で迎えてくれました。
ちょっと恥ずかしい思いはしましたが…本所おけら長屋十四巻を読んで久しぶりに気が晴れたように思えまする。
気張って生活するのもなかなかにしんどいものですが、そんな時は愉快な長屋の住人に癒されてはいかがじゃろ!
そういえば、こんなふうに表紙が可愛らしくなったものも出版されているみたいですね?
リンク先で随分可愛らしくなった住人達の姿が見られますがこれなら小中校生もとっつきやすそうですね!
辰次の眉毛がちょいと意外ですけども。
試し読み版なんてものもありますので、作品を読んだことのない人にも是非読んでみて欲しい。