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メイドインアビス 57話 価値 の感想 before:(*‘∀‘)わぁーい! after:あっ…あぁ…((((;゚Д゚))))

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悦楽るーぷへお越し頂き誠にありがとうございます!
メイドインアビスを知った気になってたら57話目にしてこの作品の度し難さが留まる事を知らない事を思い知らされたペケジローです。

なにはともあれ本編を読み同じ気持ちを味わおうではありませんか!

それでは、印象に残ったコマをお借りしつつ感想を述べていきたいと思います。

57話 価値の感想

最新話だやったー!
と、ウキウキで読み始めたら前話からの流れをすっかり忘れていたでござる…
が、村の状況を確認するムーギィさんの姿で即刻リカバリー

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

まじぃ…のコマからこの無言のコマの流れで事態の深刻さがよぉくわかっちゃいますね。
リュウサザイと共に夥しい数の獣が守りを失った村の中になだれ込んできており、レグは昏倒、リコさんヘロヘロ、ガブさん損壊で対処可能なのは匂いの思い出によって困惑中のファプタのみ。
うん!かなりまじぃですわね!

この時点でいやぁ~な気配が強烈に漂いつつあるのですが…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ナナチがちょっと冷静だ(‘Д’)
ナナチくん…まさかカッコ良くて強そうな兜を装備してるからって余裕かましておるのではあるまいね?
それは気のせいなので一刻も早く安全っぽい場所に避難するのよ!
ただの可愛いフワフワな分際で出しゃばっちゃいけねーんだ!
僕はナナチが憎くてこんな事言ってるんじゃないんですよただアビスの世界の神様は可愛いい女の子でも男の子でも兎に角小さい子には容赦がないから…!
ナナチに何かおきたら大変だからぁ!
と、別の方向で心配するようになったわたくし。

さて、ナナチの状況判断にピンときましたわよ!
これ、誰かが全力で呼び込みかけたでしょ…?
そしてそれはもしかしなくてもワズキャンだと思う。

村人総出でやっとこさやっつけたオオガスミや粘着質な暴れん坊リュウサザイ、足の長いデカくてキモい謎生物や小型の獣が大挙して押し寄せ村人に襲い掛かる、そんな光景を目の当たりにしたムーギィさんの言葉が絶望感を煽ってきましたね…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

リコさんを逃がす為に自らの運命に対し瞬時に覚悟完了とは…
窮地に陥った時にこそヒトの真価が問われる的な…アレ!
この人達には助かって欲しいと思うんだけども、状況がそれを否定してきよるので、見ていてなんともお辛い場面にござった。

その時、村人を喰らう獣に対してファプタが獲物の横取りすな!と大激怒。
おんどりゃー!と襲い掛かったらば数の暴力であっという間にこれですよ…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ペケジロー大パニックです。
レグさんをあんなに痛めつけたあのファプタが瞬時にこんな姿になるのって…やばくねー?
なんて思ってたら、やべーのはこれからでしたわね。
ファプタの惨状を最後の方まで見た時に、ふと脳裏に浮かんだんですよ…
もしかして先生は損傷したファプタのコマを一つ描き終える度にこんな恍惚とした表情になってるんじゃなかろうかと。
似顔絵で再現したい所ですが残念ながら僕の絵心は毛と共に抜け落ちてますのでね、雰囲気だけでも。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

とりあえずそういう事にしておいて、上のコマを脳裏に刻みつつ57話のファプタの各コマを読み返してみますと…畏敬の念がモリモリチャージされますよね。

獣の大軍を相手取る事の厄介さを表しているコマも有りましたね~

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

身を変化させ獣の体内を破壊しているファプタを、攻撃された獣ごと喰らう他の獣…
こいつら完全に自己中ですやん…!?
極めてシンプルな動機で行動しておるが故に、かえって隙が無いといいましょうか…
つまり他の獣がやられたからといって動揺する事が無いんですね~俺、全部、まるかじり。
これぞ漁夫の利ってやつですわ…

その後も為すすべなく喰われて行くファプタでしたが、途中でネバネバちゃんがファプタをアシスト。
その時、不思議な事になってました。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

イオ、カティ、トキーとネバネバちゃんを識別し名を呼んでいるではありませぬか?
これはどういう経緯で知り得たんじゃろか…?
ネバネバちゃんを正しく認識出来てる所がヴエコさんっぽくも有りますね。
ベラフさんから受け取った匂いの記憶でヴエコさんの記憶が入り込むわけなかろうし、ベラフさんがネバネバちゃん達の事をわかってたようにも思えませぬ。
これはネバネバちゃん達と融合した時にそれぞれの記憶から得たと考えるのがしっくりきそうですね。
融合時に記憶を受け取った描写は有りませんでしたが。
んん…?
ネバネバちゃん達の記憶を得たのであれば、ファプタがヴエコという人物の事を受け入れている可能性もあるじゃろか…?
ここはさり気なくも興味深い描写でありますな!後の良い展開に繋がる布石と捉えておこうそうしよう!
そうでもせんと絶え間ない幼女虐待描写で神経も毛根もすり減っちゃうし。

だいたい直後のコマで即刻ファプタに沸いた希望をぶっ潰してきよりますし…
そこでまた思い出してみましょうよ。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

つくし先生…!ほっこりシーンが…見たいです( ;∀;)
そんな願いも空しく引き続き動かぬ体を貪られるファプタさん…
久方ぶりの更新に胸を躍らせてたらメンタル負荷テストが始まったでござるの巻き。

ピンチにネバネバちゃん達がファプタを助ける → 潰される
ガブさんが力を振り絞りファプタを助ける → 潰される

既に肉体がボロボロな所にファプタの大切な存在を消し、今度はメンタルヘルスを害するという非常にイジワルな展開にゲロ吐きそうですね。

その時にガブさんの心情が吐露されておりましたが、干渉器とはいかなる存在なのか考えさせられる場面にござった。

復讐に囚われていたファプタがかけがえのないものを手に取り価値と呼んだ、その理由を共に見れぬ事が無念でならない。
君と過ごす日々こそが我の価値だった。

無念を感じ、日々というありふれた状況に価値を見いだすなんてまるで人のよう。
干渉器は人を知っていく過程で、自らも人になっていくのかも知れませんね。

そんなガブさんの助けも一時しのぎにしかならず、リュウサザイの唾でぶっ飛ばされズタボロになるファプタを見て思いましたよね、これはいかんじゃろ!て。

アニメでシリーズ続編決定してますのよね?
深魂はR15でしたけども…まさか何処まで出来るのかという挑戦なのでしょうか。
うーん…Rじゅはちぃ!モザイク掛けろて言われちゃうかもしれねぇ…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

 

そして47話村の秘密のラストで自ら腕を捥ぎ頭皮を剥いだファプタを見てぎょえーとか思ってた僕自身に伝えたい。
おいおいこの程度で狼狽えてちゃあいけないぜ?おやおや産毛生えたてのぼうやかな?と。
くっ…あまりの衝撃に自傷行為に及んでしまいましたよ言い過ぎました。
産毛じゃないもん…

不滅なはずなのに息も絶え絶え身も心もズタボロなファプタの元へ村の住人が集っていた場面では、村人のファプタに対する感情がわかったような気がしました。
いや、これは村人がファプタを安全地帯へ隠したようですね?

自分達を根絶やしにせんとするファプタを匿うとはこれ如何に…と思ったらば、自らの肉体を価値としてファプタに与えておりました。

そして

たのむあなただけでも生き延びて 末の妹

と。
ここに集ったのはかつて決死隊員だった者達のよう。
決死隊員達にとっての末の妹とはイルミューイの事でしたが、彼らはファプタにイルミューイを重ねて見ていたのか、もしくは本人と思っていたのかも知れませんね。
彼女が誕生した際に涙していたのももしかすると、イルミューイが元気な姿で帰って来たと思ったからなんじゃろか…?
そう考えると妹のように思っていたイルミューイの犠牲に縋るしかなかった事や、
愛しく思っているファプタに目からブッ殺ビール出そうなくらい睨まれたりブッ殺宣言されたのは辛かったでしょうね。
一つ目ちゃんはこの場に居ないのでまた別の考えだったりするのかも知れませんが。

さて、村人の体を喰らい価値を受け取る事で徐々に回復していくファプタ。
進んでファプタに喰われようとする村人達と、考え事をしつつも黙々と喰らい続けるファプタの姿に頭がどうにかなっちゃいそうです。

怒ると怖いらしいシュレカカさんも大人しく食べられちゃってますし…

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

これはひとまず村人がどのような想いでファプタに身を捧げているのか、正しく理解したいところですね。

状況的には村の守りは失われコミュニティの崩壊は待ったなし、逃げ場も無し。
獣に喰われずとも自分達は死に絶える運命と悟っておる。
それならば守りの外でも生きられるファプタに自らの価値を分け与える事で生かそう。
そう決意して行動したとみてよろしかろうか。

ファプタはファプタで、最初はなんじゃこりゃと思いつつも彼らの望むままに価値を受け入れていき、最終的には彼らの価値を我が身に宿し繋ぐために喰らうようになったと思えます。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

とうとう獣に見つかってしまい、彼女に価値として喰われようとしていた者が獣に喰われそうになった時にそう思える描写が。
あっ…こいつは他の獣ごとファプタをモグモグしたやつですね!
漁夫の利返しで成敗されちゃいましたか…自分がされる可能性とかは考えていなかったようですね、やっぱこいつら所詮野獣なのだわ!

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

これはファプタが彼らの願いを汲んで行動したことがわかるコマですね。
元に戻った4本の腕で落とさぬようにしているし、
モグモグしてきた獣を成敗するだけならば住人ごと捕食せずとも良いはず。

そしてファプタ、復活の咆哮にございます。
あの満身創痍な状況からこの復活劇は揚がりますね~!

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

この激情が籠められた咆哮により、村中の注目がファプタに集まりました。
ネバネバちゃんやカブさんを消された事に対する獣への怒りがそうさせたのかも知れません。
もしかすると獣の注意を自分に集め、村の者を守ろうという意図もあるのかも…かも。

その次のページでは思い出と現状の光景が入り混じっておりますが、なんとヴエコさんが単独でファプタの咆哮を眺めているではありませんか?

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

周囲にワズキャンはおらぬ様子
あいつ…どこ行きやがったん!?

皆の価値を受け取って復活したファプタの全身像…良いですね!
体毛は白一色だったファプタですが、その場所を補った者の価値、その色に染まっているのでしょうか?
なんてこったい美しさ +100って感じじゃないの!

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

ちょいと背も頭髪も伸びた気もしますし…何よりこの強者の風格よ…
けだもの風情がよくもガブさんやネバネバちゃん達をやってくれたのぅ…今までの分熨斗付けて倍返しなんだからね!
と、否が応でも気分が盛りあがってしまいましたぜ…

さらに幕引きのコマではファプタのお目目に謎の模様が浮かんでおりましたよね。

メイドインアビス ©2014 つくしあきひと

これはもしや揺籃が作動している状態なのではあるまいか?
彼らは皆、命を捨ててファプタの再起を願っていたわけなので
揺籃を起動させる程の強さがあっても不思議ではないように思えますがはてさて。

いやしかしこれからいよいよファプタのターンって所で次回にございますか…
とても希望に満ちたヒキで道中の精神的負荷がスッキリと払拭されましたが続きが読みた過ぎるという弊害が生じておりますな!

前回はナナチにカッコよさがプラスされましたが、今回はファプタに超絶補正がプラスされましたな!
もしファプタがリコさん隊に加入する事になったら隊の姫の座をあっさりともってっちゃいそうな風格有りますし…
でもナナチの入隊時もそんな感じだったのでそんな展開も有り得るかもですね。
次回が楽しみ過ぎて待ちきれませんぜ!

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