読み物

悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました。が、すげぇ面白かった。

投稿日:2018年8月11日 更新日:

興奮のあまりネタバレしてるかもなので嫌な人は回れ右でございます。

コミカライズはコンプエースにて連載中で現在2話目。
原作も面白いのでどちらもお勧めな作品です。
漫画からはいれば文章を読んだ時に今はきっとこんな顔してるんだぜって感じに登場人物の顔が浮かび、事態を文章で直接的に知る事で新鮮な気分を味わえる。
小説から入れば漫画版は思い描いていた情景に形が与えられる事でまた新鮮。
ってな具合に、互いが互いの面白さを引き立ててくれちゃう。
小説で先を知ったらコミックがつまらなくなっちゃうなんて事は無いと思うので、気になっちゃったらなろうの方で読んでみるのも有りですね。


僕は2話を読み終えた時点で物語に興味津々。
原作の方に手を出したら1部ラストまでぐいぐいっと読まされちゃった。
それから2部、3部と読み終えてもう辛抱たまらんって事で今に至るわけですが。

物語の面白さを振り返りつつの感想を述べたいと思います。

主人公アイリーンが魅力的

こちら、通常であればやられっぱなしの婚約破棄イベントを一矢報いて終わらせたアイリーン嬢。
コミック版はエレガントにやり返してますが、小説ではそりゃもうバシバシと相手がぐうの音も出ないレベルでやり返す。
こんな違いも面白い。
そしてこのお顔ですよ…これは間違いなく悪役って顔!
小説版のお顔と比較すると悪役成分が増し増しになっており、今後ちらほら見せられる素顔とのギャップも大きいはず。
この時は重大イベント終了後にてバッドエンド一直線。

© 2018 柚アンコ

諦めずに運命を捻じ曲げようとする程ポジティブ&強気な所も素敵ですね。
前世の記憶や感情が蘇っても依然変わらず悪役令嬢アイリーンである所も面白い。
そこがアイリーンの芯の強さを感じさせる所でもあります。

そして問題のバッドエンド回避の為に、魔王に求婚しに来た所の一場面がこちら。
魔王から自分を口説きに来たのかと言われてこれ。

© 2018 柚アンコ

実は恋愛経験皆無なのに勢いに任せて魔王に求婚かぁ…って事でこの辺りから徐々に素の部分がちらほらと。
魔王、クロードに魔法で服の汚れを取ってもらったところで本領発揮ですね。

© 2014 柚アンコ

今思えばここでフラグが立っていた気も。
感動して思いっきり素が出ちゃうと魔王クロードも心奪われるレベル。
と、いうわけでアイリーンの根っこの部分はとても可愛らしいお嬢様。
しかし色々と強い人でもあるので周囲に誤解されて見事に悪役令嬢に仕立て上げられた…なんて思ってるとやっぱり悪役じゃねーかなんて事してくれるので見てて飽きない。

とても可愛らしいアイリーンが強い令嬢になっちゃったのはドS父の影響が。

© 2014 柚アンコ

なるほど、幼少期からの生活環境によるメンタルの強化が今のアイリーンを生み出したわけですか…さもありなん。

© 2014 柚アンコ

そしてこの時また悪い顔が出てくるんですが、アイリーンがこんな顔するのって周囲のせいですよねこれ。
原作ではアイリーンの心象メインで話を知るのですが、コミックでは絵的に知る事が出来るのでこんな見方が出来ちゃう。
この互いに補完し合う感じが両方お勧めしたい理由ですね。
売られた喧嘩は買って叩き返す主義と言いつつも、彼女の行動が基本的に守る為である所も見逃せない。
周囲の行動によって致し方なくの悪役令嬢なのだと考えるとどうしても応援したくなっちゃうんですよねぇ…頑張れアイリーン!
なんて思ってると2話では後にアーモンドと呼ばれるカラスの魔物を人質に取ってこんな顔しちゃうんだから…面白い人ですね。

© 2014 柚アンコ

周囲の自分に対するイメージを巧みに利用する強かさ。
うむ…実際の所、ここはこうするより他に方法が無いとも言えるので…ちょっと悪そうに見えますがやはり応援してあげよう。

さて…応援と言えば、恋愛小説的な側面も併せ持っているので魔王との恋路もどうなのさ!って事に。
しかし恋愛となると流石の悪役令嬢も無力。
サクサクと小気味良く進む物語とは裏腹に、こちらは少しずつ少しずつ互いの関係性が変化しつつの距離を縮めつつまた離れたりとかああ焦れったい!
今思えば、悪役令嬢アイリーンの物語と魔王との恋愛物語の二つが一つの物語に存在している感じ。
道中、爽快感と焦れったさを同時に感じつつもフィナーレではそれぞれ同時ゴールインとくれば読了感も最高ってなもんです。

この物語の僕的に良い所

アイリーンに好意を持つ野郎共が居てもライバルが魔王なのでデロデロの展開にはならない所が良いですね。
皆アイリーンの幸せを願っている所がなんとも爽やか。
魔王が強すぎるので、ポッと出のよくわからん乱入者が現れる事も無く安心して読める。
僕も魔王の配下をしている奴らと同じ目線でお話を追う事が出来たので、読んだからと言って乙女化されちゃう心配は無用なんだ!
気分はフサフサだぜ…?

一巻、または一部ごとの主題は何らかの大型イベントであり毎度きっちり締めくくられていて良い。
しかし恋路は物語全体を通して継続中であり、巻が進む毎に徐々に変わりゆく二人の関係性もまた良い。
関係性の変化というと、魔王を慕う魔物とアイリーンの関係もシリーズを通して徐々に変わりゆく。
序盤では魔王の為にと行動していたアーモンドが、アイリーンの為に行動した時は涙ちょちょぎれるかと思いましたぜ…!
アイリーンがとんでもない行動や言動をして悪役令嬢っぷりを発揮したとしても、彼女を取り巻く人物を見る事で彼女の本当の所がわかる。
本当に悪い令嬢ならば魔物に愛される事はありえないし、周囲に人も寄り付かないはず。
これは見てて嬉しくなるところ。

作品のタイトル遊びも面白い。
アイリーンが魔王を飼うと言いつつもその免疫の無さによって飼うどころか結構押され気味な所とかニヤニヤしちゃう。
作中のゲーム、聖と魔と乙女のレガリアというタイトルの意味がアイリーンによって回収されるところはなんか燃えちゃいましたね!
乙女ゲーに転生というベースなので、ちょっとお上品なお話と思ってたらなかなかに熱い展開もあって面白かった。

小説の挿絵とコミックでは絵の雰囲気が異なるけど、イメージとしてはコミックは物語全般を盛り上げ、挿絵は恋愛的な雰囲気を盛り上げる絵柄ですねこれ。
挿絵のクロードはいかにも魔王といった感じで渋く、アイリーンはヒロイン的。
そしてリリアは正ヒロインなのに雰囲気がヤバすぎてすげぇ…こちらで各人物のイメージを固めるのも大いに有りですね。
コミックは皆全体的に馴染みやすく、まさにコミカル。
クロード様はやや若返った感ありますが美しさは相変わらず。
アイリーンは先の通りってなもんです。

コミカライズ版ではこの面白い物語を漫画的に表現するとどうなるのかが楽しみ。
まだ2話目なんだけど、元婚約者側のえげつなさもかなり抑えられてますね。
何処かで帳尻を合わせねば決着後のカタルシスに影響が有りそうな…まさかメリバ!?コミックはメリバにするの?
最近覚えたのでついつい使いたくなってしまいましたがそれは無いはず。
ある時点で怒涛の暴露が成されて一気に読者の感情を揺さぶる展開なのだろうか?
原作読んでてもコミック版の先が気になるとは…上手にコミカライズしてありますね。

うーん、色々書いたけどやはりお勧め記事は苦手か僕は。
と、とにかく!
なろう原作も書籍版もコミック版もどれもとても面白く読めたし、これからも楽しみな作品でしてよ!
僕はなろうで読んで書籍版も購入しちゃいました。
1巻の巻末のおまけやら2巻の加筆部分は…ええどええど!
2巻の秘密のお薬が若干無茶な気もするけどそれを補って余りあるイチャイチャっぷりにニヤりとしてしまうんだけどふと冷静になると羨ましすぎて吐きそう。

 

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執筆者:


  1. qqq より:

    いわゆる乙女げーみたいなものだと思ってて
    敬遠してたんですが、話聞く限りですと面白そうですね

    今度みてみます

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