1巻を読んでの感想
ひとまず1巻の構成をお知らせしますと掲載されているお話は第4幕まで。
えぇ…少なくな~い?とか思ったんだけども、4幕のそれは1巻の引きを飾るに相応しい意味を持ったコマでありました。
なんだろう、これがコミカライズ版じゃ~い!これから原作とは一味違った物語で貴様らをメロメロにしちゃるでぇ!という熱いメッセージが練りこまれているような感じ?
原作知らんでいきなり見ても続きが気になる良い引きだし、あの1コマで原作読者のストーリー知ってる感を吹き飛ばしつつも、我らが主人公アイリーンの超えるべきハードルまで高くなっちゃうという巧みな演出ではなかろうか?
小説版では1巻1部でキッチリ分かれているんだけども、コミカライズ版では難しかろうなぁ…なんて思ったんだけどもそう来たか!
原作の読者まで楽しめる良い作品に仕上がってますね。
問題のコマの顔面だけ。
うーむ…これまたなんとも肥溜めが似合いそうでゲ〇以下の臭いがプンプンするぜぇー!
連載時でもえっ…マジで?とびっくらこいたもんです。
でも、当初のリリアの脳みそお花畑で人の話も聞きやしねぇ…って感じの不気味さが無くなってしまったという事にもなりますな?
そんなリリアがこれから一体どんな手段でアイリーンを苦しめようとするのか?
今から興味深々にございます。
巻末や裏表紙の4コマではどのキャラもらしく描かれていて連載1話に相当する仕上がりなのではないかしら?
まだ1巻なので絶妙な距離感の二人が描かれてたりしますね。
くっ…なんだかちょっと許せねぇ
そうそう、まだ読んだ事無い人はこちらで第1幕が無料で公開されてますので読んでみてはいかがかしら?
なかなかに強烈なアイリーン嬢の姿が拝めましてよ?
恐らく婚約破棄された直後のアイリーンの行動にグッと来ちゃうと思うんですよね。
本当は弱いのに虚勢を張っちゃう子なのかしら…なんて思ったら普通に外道だったりするので、見てておもろい主人公ではなかろうか!
どうでも良い情報かも知れませんが、僕が一番好きなキャラはアーモンド隊長です。
良い顔してるぜ…デューク東郷みたい。
後に出てくる出て行かないでダンスとか魔王様スキスキダンスも見たいし後に大活躍するところも見たいな~
と、いうわけで3部までコミカライズされるように願いましょうぞ!
コミカライズ版で1部が終了。これは良いクライマックス(*’ω’*) 7/26
この無音の一コマはとても雰囲気があってカッコいい。
ゲームに例えるならば特殊イベントの発生みたいな雰囲気で確実にスチルとして採用されるであろう場面。
魔王化したクロード様が思ってた以上に魔王でちょっとビビったわたくし。
一瞬、これは倒さねばならんやつと思ってしもたですよ。
アイリーンとリリアの対決シーンではこの二人の世界への向き合い方が対照的に描かれ、かつ明暗を分ける感じが良きかな。
リリアにとっては自分でさえもゲームのキャラであり、何もかも全てがゲームに過ぎない。
つまりイベントを把握しちゃってるがゆえに人生舐めプ。
ところがどすこい!
対するアイリーンは全てを受け入れ、本気でこの世界を生きているわけですね~
この生き様がアイリーンを元悪役令嬢でありながらガチヒロインへと押し上げてるんじゃないかしら。
それでもって直前まで必死な顔してたのにとどめにこんな顔をしてみせると。
決まってますね~!
こういう時のアイリーンってのは彼女なりの演出をしているのだなーと知っておればコワクナーイ。
こういう落ちも好き。
いやぁ…よく考えたらクロード様ってめっちゃ強いのに1部ではヒロイン逆転しちゃってましたよね。
魔王は超強いけど聖剣の乙女には超弱いという絶妙なパワーバランスもこの作品の面白さに一役かってるのかも。
ははぁ…似た者夫婦的な彼らのイチャイチャを見せつけるには程よい状態ですねちっきしょーう。
でもなんかニヤニヤしちゃうんだなぁ…誰か僕の顔にモザイクかけといてちょうだい。
それでもって何が良かったかっていうと、アイリーンのこの顔が見られたのが一番良かったですね。
なんかいきなり婚約破棄されるわ狂った父親が家から放逐しようとするわで困った挙句に打算で魔王を口説こうとしたのが始まりではありましたが、なんだかんだで幸せそうな笑顔が見られてとても良かった。
これは文句なしの「めでたしめでたし。」ですよね~
読んでる作品は多種多様ですけども、やはりハッピーエンドは良いものだー!
して、場合によってはコミカライズは1部だけかも…なんて思ってたところに嬉しい文字が飛び込んできましたぞ。
第一部、大団円!つまり第二部もクル――(゚∀゚)――!!
いやもうほんとに上手にコミカライズされているので、原作分全部やったれば良かろうと思いますの!
コミック3巻も待ち遠しいですね。