今月は前から気になってた狂人ジャックさんの過去が描かれましたね~
はてさて好感度上げてくるの下げてくるのどっちじゃろ?
って事で振り返りつつ感想を述べて行きまする。
毎度のことながら気になったコマ等を引用しており微妙にネタバレしておりますのでご注意を。
ヘラクレスの色を見てご機嫌なジャックさんが童謡マザー・グースを歌いだし、愛しい人よ…の所で思い出に突入。
戦闘中に歌っちゃうとかすげぇ余裕なのでは…
ジャックの少年時代
舞台は19世紀末のロンドン。
ロンドン橋落ちた♪と歌いながら両親に手を引かれ分厚いローストビーフが食べたい!という少年の姿が。
つまりジャック少年…
めっちゃ幸せそうですやんこれがどうして殺人鬼?と思ったら場面は路地裏へズームイン。
薄暗い路地裏では先ほどの家族とは対照的に、ゴミ箱を漁っておっ!このパン大きいぞ!と喜ぶ少年が登場。
直後料理人に欲しけりゃ金払えとボコられたりドブネズミなんて言われたりして非常にお気の毒。
OH…どうやらこちらがジャック少年ですね。
うむむ…最初の少年とは対照的ゆえに不幸っぷりが際立たせる作戦であったか!
しかし殺人鬼となる理由にはまだ弱いですわよ
近しい時代にロンドンにはセーラという少女が周囲に散々やらかされた挙句許すという聖人っぷりを披露し、当時はすごくモヤモヤした記憶あるもん。
やったもん勝ちで終わりとか今でもストレス貯まっちゃうよ報いを受けろぉ!
今見直したらまた違う物語が見えてくるかも知れないけど。
兎に角同時期にゴミのような性格の人々に囲まれつつも聖人化した少女が居ますのでね、ジャックくんもまだ良い子に育つ余地有りのはず。
表情を見ればなんとなくわかるかもしれん。
あっ…これは良い子の顔だわよ!ショタァンって音が脳内に鳴り響いたので間違いない。
今の絵面からは想像出来んくらい可愛すぎる…
まさか料理人のおじさんがパンを持ちかえるのを見逃す代わりに…とかそんなんで闇堕ちじゃろか?
と、思ったらジャックが目の力を利用して危機回避だった。
育った環境に適応すべくして、ジャックは人の感情の色が見えるようになったんですて。
そうかチャクラじゃなくて感情の色じゃったか…NARUTOの爪痕は思ったよりも深いってばよ!
眼力を以って上手い事おじさんの感情を誘導しピンチを切り抜けたジャックですが…こんな力があったなら上手く立ち回れば幸せになれそう。
それにしてもジャック少年は随分可愛らしいですね…おじさんがショタコンじゃなくて良かったですよ本当に。
まだ始まって数ページではあるけども闇堕ち展開をモリモリ盛り込んでくるかと思ってたので意外や意外。
ジャック少年は劣悪な環境の中で真っすぐ育っとるように思えますね。
おめめキラキラなんだもんな~!
そんなジャック少年が向かった先は売春宿。
ここでママンが登場です。
身の程を知れ年増の売春婦が!と頬を打たれるわ値切られるわと散々な目に遭うメアリーさんですが、なんだかとっても可憐な雰囲気。年増て。
いやしかし紳士紳士て言う割にそうじゃない人も居るもんですね~ロンドン。
ジャックは母の頬を心配し、メアリーは逆にジャックの腕の傷を心配するんですね~
とても良い母子の関係が見て取れますが…ここから何がどうしてジャックが殺人鬼になるのか疑問が増します。
そんなメアリーさんの感情の色は、ジャックが世界で一番と言う程にお美しいものだそう。
ジャックは母の感情の色を見るのが何より好きなのでありましたと。
ある時、暇こいて飲んだくれてたメアリーの同僚のアンがジャックに絡み酒。
アンもメアリーの事をババアとか言ってますけどそんなに変わらなくねー?なんて思ったり。
どちらもお顔整ってますよねぇ…むしろ微妙な加減に描く方が難しそう。
話の流れで立派なおちちのアンさんがジャックに可愛そうな子だと言いますが、本人のお返事がまた良きかな。
なんだこれは眩しくてみてらんねぇぞ…
うーむ、経験の浅い子供であるが故に出てくる台詞とも言い切れませんねぇ!
ジャックはアン以上に人の感情を理解してるようだし。
えぇ…闇堕ち要素なくない?
と、思ってたらまたまたある日突然イベント発生です。
いつものように食料を調達して帰ったらばママンが号泣しておりまして…
作家として成功したら迎えに来ると約束していた男が結婚したそうな。
アンさん曰く売春宿での常套句であり13年前の約束なんて信じる方がアホだとか。
しかし本気で信じてたメアリーさんはマジショック。
恐らく心は色を失い放心状態。
そんな母を慮って世話しようとするジャック少年でありました。
が!
ぎぇー!
ヒルデさんには及びませぬがなかなかの変形っぷりにビビりましたわね。
あんなに可愛らしかったのにいきなり出っ歯になりよったでこのママン…
荒れまくるメアリーさんが真実を大暴露。
メアリーさんは意中の男性の心を繋ぎとめる為に、6人目のジャックは堕胎せずに生んだっぽい。
お前なんか産むんじゃ無かったとか言うたらあかん事までいう始末ですよ…
これにより、ジャックは自分が好きだった母の感情の色は、自分にではなくスミスという男との未来を想う希望の色であったと知るわけですねぇ
母によって世界で一番幸せであると信じてきた人生が、他ならぬ母の言葉によって否定されてしまった。
なるほどこの時に己が信じてきた世界と共に彼自身も壊れてしまったというわけでしょうか。
そして荒ぶるママンの感情の色はどす黒かったー
因みにジャック少年を通してスミスを想っていた頃のカラーはというと
すんげぇ落差ですわね
それに、今までジャックがママンに話しかけると綺麗だったのにスミスが結婚した途端効果なし…つまり自分には何も無かったと判明しちゃうわけですからね、こりゃ壊れるわなぁ
いつもの綺麗な感情に戻って欲しかったのか、メアリーを哀しみという感情から解放せんと首に手をかけるジャック君。
いきなり面影出てきちゃいましたね。
まぁ人生全否定された上に以前はキラッキラしてたママンがホラー風味の汚い色見せつけてくるんだからそんな行動にでても不思議ではありませんな。
まだ13歳だものなー
さてさて、ママンの汚い色を消すつもりで首を締めたらなんだかとっても美しい色が広がってきたよぉ~?
どれ程かというと咳き込むママンを気遣う事無くDOKIDOKIしちゃうくらいらしい。
このドキドキ感…初めてよそ様のお乳を目の当たりにした時くらいの衝撃か…!?
激オコママンが俺のターン!って感じに反撃せんとした刹那、喉にナイフぐさーですもんねぇ。
ママンその人よりも感情の色に魅せられてしもうたようですね。
どんだけエロ綺麗だったんでしょう。
さて真面目にジャックさんの心情を考えてみますれば…
ママンの心の色が好きだけども、それは自分へ与えられたものでは無く父親であろうスミスとの未来を想ってのもの。
その希望が絶たれた今、あの色が見られる事はもうない。
そんな時にもっと美しい色を見る事が出来ちゃった。
しかもそれは自発的に発生させる事が出来ると来たもんだ。
全てを失ったジャックにとっては美しい感情の色を見る事だけが心のより所になっちゃったんでしょうかねぇ…
不幸だったのは、その美しき色を見せる感情が恐怖であるということか。
ジャック君がとってもメルヒェンチックなポーズですねぇ…血しぶきと一緒に見ると頭どうにかなっちゃいそう。
この後絶命した母をウットリと抱きしめ愛してるよママンとか言ったりもするしでどんどん狂気が加速するぅ!
ともあれ、こうしてジャックは欲しかったものを手に入れたわけですね~一度限りなんだけども。
そこから先はもう文句なしの切り裂きジャックっぷりにござった…
母に哀しみを与えた張本人でパッパかも知れんジャック・スミス氏を訪ねシェイクスピアの一節を披露するところ…完全覚醒って感じに目がヤバいですね見る影ないわ…
首を切りつけさっさと去るジャックさん…
パッパも死ぬとき綺麗な色になると思うんですけどね、結構根に持ってた感じ?
こうしてジャックは父も無く母も無く、あるのは感情の色に対する渇望ばかりとなって野に放たれたわけですねぇ…
めっちゃ楽しそうにロンドンの闇に溶け込んでいきよったで!
ジャックの背景は大分上手に史実と絡めて有ると思いますね。
娼婦ばかりを5人を殺めたとありましたが、ママンの面影を追い求めての犯行だったと考えるとわからんでもない。
なんというか好感度とか言ってる場合じゃないキャラですねジャックさん。
結構エグい過程を経てぶっ壊れちゃった所を見せら納得はしたけども、やっぱこの人にはお触り厳禁な雰囲気をヒシヒシと感じるですよ。
そういやヒルデさんがジャックの事をクソ中のクソのゲボカス野郎とすごい顔しながら言ってましたが回想を読むとそこまで言わなくても…って感じ。
これは恐らく…切り裂きジャック誕生から没年まででそういわせる程の行いをしたんでしょうなぁ…
人の感情を見る力を最大限利用し、地位も手に入れた事だろうし?
尚且つ正体を知られる事無く天寿を全うしておるので実際やりたい放題しまくって我が生涯に一片の悔いなーし!って感じで人生エンジョイしまくってたのでは。
なるほどこれは危険人物のゲボカス野郎にございますな!
ヘラクレス戦
回想から戻った時のジャックの瞳が綺麗だなーと思いました。
亡き母を想っているのでしょうか?
自分で殺害しておきながら懐かしんでいるのだとするとやはりこの人は触るな危険。
近寄ったら勝手に思い出にされちゃう可能性がありますね。
ご親切に感情の色について説明するジャックさん
死の瞬間に人の感情は100%混じり気無しの恐怖色に染まってそれが実に綺麗なのれす!
実にわかりやすいですね…僕、回想をじっくり一生懸命読んだのに…
それに対するヘラクレスさんのお返事がなんと言えばいいでしょうね…あっやっちゃった( ゚Д゚)て感じ?
「あいにくだが俺が死んでも恐怖の色とやらに染まってはやれん」
続いて
「俺が恐れるのはただひとつ 正義を失う時だけだからだ!!」
や、やりおったぁー!
敵に対し盛大に攻略法を暴露したばかりかでっかいフラグをおっ立ててくれちゃいましたよこの人。
やっぱこの人って脳筋なんだなぁ…人生ド直球。
さて肝心の戦いの方はと言いますと。
ジャックさんが終始劣勢でやられっぱなし。
顔面がはだしのゲンのグギギな感じになっちゃう程に追い詰められちゃってますよやべーですよ。
その後も時計台に上って逃げたらこん棒で塔をぶっ壊され中吊りに。
おかしいですね恐怖の色は綺麗なのだぜ…とかイキってたのにやられっぱなしどころか大ピンチ。
ヘラクレスさんも勝機と判断したのかここで第七の御業、怒れる奔牛の蹄を発動。
ヘラクレスのポーズや構図がキマってますね髪にも勢いあってよっしゃ行くぞぉ!って感じ。
しかし着々と刺青が広がっておりますのよね…
多分今回の試合4度目の御業だと思いますがあと何度使えるんだろう?
それよりヒルデさんがどんな顔してるのかやはり気になる今日この頃です。
まぁ毎度すんごい顔見てたら素顔が描けんようになりますしね、見る方も慣れちゃいますもんね!
時には我慢も必要ってもんです。
ぶら下がった状態でヘラクレスの超必殺技に狙われて焦ったジャックは、時計の盤面を外してヘラクにぶん投げましたが…
神器じゃねーと神の体に傷はつけられないって事を忘れちゃうくらい焦ってるんでしょうか?
ヘラクさんも何回言ってもわかんないなんてバッカでーと左腕でガード…と思いきや。
腕が飛んじゃいました。
なるほど舞台を19世紀末のロンドンに指定した時点で街の各所にいろいろ仕込んでやがったわけですねうわきったねぇ~!
ちとびっくりですよ。
同時に袋のサイズ以上のものは出せませぇんっていう情報を今回の攻撃の為の布石として利用しておるような。
先の情報を植え付けられた状態で時計盤程のサイズを見たらば、そりゃ神器では無いと判断しますよねぇ。
片手でガード余裕と思ってもしょうがない。
が、今回は神側に裏切り者的役割を果たしちゃった奴がいますわね?
それはヘイムダルさん…
もはや武器ですらねぇー!とおっきな声でジャックをアシストしちゃってます。
それを聞いた事でヘラクさんが
武器じゃないなら腕でガード余裕じゃない!なんて判断しちゃったじゃねーかと神側ギャラリーから難癖を付けられても文句は言えますまい…
ヘイムダル、試合終了後ギリシャ勢にボコられなければ良いんだけど。
とはいえヴェルンドで生み出したにしては時計盤だとサイズデカすぎる気がするなー
これはどういう仕組みで武器として作用したんでしょうね?
外周だけ神器の刃で覆われた盤面なんだろうか。
それなら袋からも出せそうだもんね。
武器はなんとなくわかるんだけども、試合開始前にこれを仕込むってのはやっぱズルくねー?
敗走してる時の焦り顔も動揺っぷりも全部腐れ演技だったし…回想ではなんとも思わなんだが
現時点の行為の方がイラっとくるよね…どうしてこんな捻くれ者に育っちゃったのかしらこの子…
ヒキではすんごい陰湿なスマイルでまた次回~と不気味にお見送り。
今回逃げてたのも作戦のうちなんだろうけどさぁ…成功した後のこの優越感がまたイラっとするのは何故だろう。
それとヘラクレスさんが良い子過ぎてジャックの発言を疑う事無くまんまとやられちゃう所もやべーですね。
何度いっぱい喰わされたら気が住むのこの人。
「えっ…なにこれ信じられない」って顔してるんだもん…絶対微塵も警戒して無かったよこの人。
ジャック戦において脳筋は不利だったかもしれねぇ…実社会でもそうだけど。
まさかヒルデがジャックを選んだ理由ってこれ?
ヘラクが脳筋でチョロいから汚い戦法のジャックとぶつけたという…ある意味脳筋な作戦だったりするんじゃろか。
出来ればメンタルデロデロな理由があって欲しいですが知将っぽいヒルデが実は脳筋とかでもおもろいですね。
思い返せば所々で素質がチラリしていたような気もしますが。
さて…試合の行方はまだわからんけども、個人的には試合はジャックは勝ちそうな気がしちゃいますね。
ヘラクレスは変なフラグ立ててる上に左腕まで取られたし、どうやら街の随所に武器が仕込まれてるっぽいので現在切り裂きジャックが圧倒的に有利に思えるんだもん。
むしろ今回の試合は勝敗では無くヘラクレスがジャックに何処まで墜とされちゃうのかって所がポイントなのかも?
これから先は
ヘラクレスが立てたフラグの通り正義を失う事になるのか否か?
御業を限界まで使う事になるのか?
ヒルデがヘラクレスブッ殺作戦を練っていた理由は明かされるのか?
って所が気になるところ。
毎度斬った張ったで試合終了~って感じだと思ってたら第四試合にて良い感じで趣向が変えられている気がしますね~
依然として次回も楽しみな作品であります。
最後まで読んで頂きありがとうございました!