ご覧の通りサイトに悦楽なんて言葉を付けちゃった僕。
検索してみたら悦楽の貴婦人とかいうワードが出てきて、今一度言葉の意味を辞書に求める。
えつらく
【悦楽】
よろこびたのしむこと。
これは自分自身の認識を改めるよりほかにない。
と、いうわけで色々端折りますが浅草にある待乳山聖天の大聖歓喜天様をお参りに行こうという事になりました。
ついでに母とお友達のお里さん(仮名)もつれて。そして行きでいきなり道を間違えて大黒ふ頭から山下公園にとんぼ返りする事態に。
後ろで盛り上がる母とお里さんの声がナビより元気なのがいけないのではありません。
進行方向で渋滞が発生していたために僕の幸せ回路がフル加速して空いてる道を選びました。
現実逃避能力が優秀すぎてさらなる厳しい現実にぶち当たる。
それが幸せ回路の効果です。
ろくなもんじゃない。そしてちょっとして飛び石がフロントガラスにあたってちっこくヒビが入る。
大事に乗っている車に石が飛んでくる様子とヒビ発生の瞬間がゆっくりと見えました。
なんですかこの残酷な能力。
ちょっとお気楽な感じでお参りにいこうとしてたのがいかんのでしょうか?
雷門到着
平日の最大料金2400円なり。
近くて便利。
平日だというのに朝からものすごい賑わい。
外国の人が多かったです。
仲見世通りを見たい気持ちをぐっと堪えて、待乳山聖天を目指します。
途中、スカイツリーもでーんと見えました。
待乳山聖天到着
二代目愛犬シェリーを連れてきていたため、母と交代でお参りする事に。
ペット侵入禁止であります。
僕はパワースポット等のぱわーってなんぞ?というくらい鈍い人間だと自覚しておりましたが、鳥居をくぐったらここは何かが違うと感じました。
上手く説明出来ないけれど、なんだか胸にこたえる感覚、もしくは心臓が嬉しい時の感じ。
お社の人と参拝者の人も、
『落ち葉掃除もこれから大変ね~』
『もう毎日が闘いですよー』
なんて和やかに世間話をしていたので、視覚的にはありふれた日常を感じつつも心が非日常を感じていたのかどうなのか。
もし家が近所に有ったなら毎日足を運びたいほどに心地よい気がしました。
うむむ、わからないものを説明するのは至難の業でありますね。
えぇと、左足から入るんだよな…とおっかなびっくり足を踏み入れまして、まずはお水で両手と口を清めました。
その後で左手のお社の方にお参りの仕方を教わりました。
大根買わなくてもお参りだけでも結構ですよ。という説明にな、なんて心の広い神様なんだ…と思ったり。
しかし飛び石を喰らって震えあがっているペケジロー…素直にだいこんとお線香を購入し、お行儀よく参拝開始。
こちらにお線香をあげさせてもらいました。
奥が本堂。
本堂内では撮影禁止だったので写真は有りません。
中では3名の方がきちんとお祈りされていたのですが、
僕は大根をお供えしておててを合わせてお祈りしただけ…
次に行くときはキチンと出来るようにお勉強しておこうと思います。
お守りを買い求めて外へでると幸運な事に、大根をお供えした人が持ち帰ってもよいという大根が置いてありました。
それから大根をもって浴油祈祷をお願いしてきました。
一週間祈祷を捧げてくださるそうで、終わったらお守りかお札を貰う事が出来ます。
受け取りに行かずに三か月たつと焚き上げをすると書類には書かれていました。
これは是非受け取りに来なければ。
そして、外の公園で待っている母とバトンタッチ。
母が本堂へ向かった時にはお祈りする人が沢山だったそうです。
僕が特に情報を伝えなかった為、お気楽に参拝した母。
後で聞いたらなんとこの時足を挫いちゃったそうな。
やはり真剣に参拝せねばならない気がします。
次こそはきちんと出来るように頑張ります!
さて、不思議な感覚に圧倒されて写真撮影をしていない事に気付いた僕は、母が戻ってから再度鳥居をくぐりました。
するとやはり先ほどと同じ感覚が。
自分で体験や体感をしたものでないと信じられないと思っている僕ですが、まさかまさかの不測の事態でした。
雷門通過
正面からではなく向かって東側から入って、途中で揚げ饅頭と人形焼きを購入。
言わずと知れた人形焼きですが、食べてもそんなに感激はしないものの、ちょっとするとまた手に取るという不可思議な現象が発生する菓子だと思います。
なんと恐ろしい…あったら無限に食べる自信がある。
しかし平日なのに人手がものすごい。
なんとなく、お祭りの露店が沢山ある感じに似ていてここはワクワクします。
ホッピー通り
グーグル先生に問い合わせ、ペット同伴可能な食事処を探してみて発見したのがホッピー通り。
途中、お里さんが老舗の天ぷら屋にペットはダメよねぇ?なんて聞いてました。
状況を把握しようとする能力が素晴らしい。
兎に角気になったら聞いてみるの精神。
見習わねばなりません。
駄目に決まってるけど。
ちなみに第一候補のお店では行ったら実はダメなんですという謎の結果になりました。
こちら、写真左のお好み焼き屋さんのつくし、その斜め向かいにある居酒屋です。
つくしの居酒屋バージョンだそうな。
名前を失念。しかし昼から繁盛しております。
僕とお里さんが食べたものは、つくしのお好み焼き。
4分割に切ってあり、イカとエビとお肉が入って小麦粉も最小限という感じでとても食べやすく美味しいものでした。
ちょっと小さめで出来るまでに時間がかかります。
母が食べたのはつくしの焼きそば。
こちらは出てくるのがとても早かったです。
そして麺は太麺でとてもおいしいかったそうな。
呼び込みのおねいさん達も美人です。
ちょいと足を運んでみるのも良いと思いますよ!
シェリーは僕がカメラを向けるといつも顔をそむけるんですよねぇ…
僕の顔面が直視できない程ダメなのでしょうか。
この後、犬好きのおじさんがシェリーを見て一杯飲むことを決意するなんてことがありました。
犬好きなんだけど飼えないんだよなぁ~となでなで。
可愛いな~となでなで。
犬は飼い主に似ると言いますが、間違いなく僕ではない事が証明された瞬間です。
フクロウカフェ
食事を終えた帰り道、何やら謎の生き物が目に入った。
よく見るとそれはちっこいフクロウさんでした。
ちょいと目つきが悪くなってますが、それはシェリーを目撃したせい。
人は平気そうだったので、やはり賢いですねフクロウさんは。
手の平サイズで大人だそうな。
ちっこくて可愛い。
次はシェリーは留守番する事になりそうです。
フクロウさんに会いに行かねばならない。
後ろのお姉さんにも。
鳴門鯛焼本舗 浅草新仲見世店
お好み焼きでお腹を満たしたペケジローの視界に禁断のスイーツ・TAIYAKIが目に入ってしまいました。
母とお里さんはちょっと後ろで何かのお店を見ている様子。
い、今だ!と素早く並んで素早く注文。
やはり定番のあんこか…いや、ここは鳴門金時餡で攻めるべきだ!
この間2秒であります。
こちらの商店街は食べ歩き禁止でありますので、店舗の周囲で食べてくださいとの事。
よし、どこで食すか…とポジションを確認していたらお里さんに見つかった。
ペケちゃん、あたしも食べる~!
お里さん、さっきお腹いっぱいって僕にお好み焼き4分の1を押し付け…なんでもありません。
甘いものは別腹ってやつですね!
ダイエット…ってなんだっけなぁ…
いやーしかしこちらのたい焼き、焼きたてだからか皮がパリッパリで餡がぎっちり熱々で美味いです。
一丁焼きという伝統の製法が良いのですかねぇ。
一つ一つのたい焼きに魂籠ってます!
行ったらまず一個は食べるべき逸品です。
この後店舗の脇に移動し、えびす顔で頬張っていたら行列が発生しました。
御祈祷に商売繁盛をお願いしたのが良かったのですかねぇ…ってご利益が欲しいのはそっちじゃない。
冷静に分析するといい年したおじさんが満面の笑みで頬張ってしまうたい焼き…言葉ではなく行動で伝わる美味さってやつですね!
まいう~とか言ってませんし。
浅草すんごい
半日歩いただけじゃ把握しきれない程の店舗がありますね。
一度や二度では満喫し切れません。
母がなんとなく立ち寄った喫茶店でコーヒー豆を購入したのですが、900円とお安いのに飲んでみたら美味しかった。
観光地というだけでなく、個々のお店の地力がものすごいのではなかろうか?
昼食でも居酒屋か~どうなのかな~なんて思ってたら驚く程に美味しかったし。
仲見世通りや老舗だけでなく、いろいろなお店に足を運んでみるのも良さそうです。
しかしサラリーマンペケジロー、なかなか行けないのが残念であります。
フクロウカフェにも行ってみたいし、あのたい焼きをまた食べたい。
五平餅もなんかお餅がぽよ~んとして美味しそうだったなぁ…。
まだまだ他にもたくさんあるだろう素敵なお店。
下調べをせず、自分で足を運んで気になるお店に入ってみる。
当たるも八卦当たらぬも八卦、ワクワクしながら色々なお店に行ってみるのも良さそう。
半日足らずの滞在でしたが、街全体がまるでテーマパークのようです。
七日経ったので浴油祈祷のお守りを受け取りに行きました。
御祈祷のお守りは本堂で受け取ることが出来ます。
僕は最初にご祈祷をお願いしたところへ行ってしまいました。
用紙を渡すと、何やら袋に入ったずっしりとしたものが。
こ、これがご祈祷のお守り…圧倒的ではないか!
ありがてぇありがてぇ!
なんて思ってましたが、家に帰って開けてみたらお饅頭でした。
びっくりして母に『お、お饅頭だ!ほら!』と渡して二人してすぐさま平らげたのですが美味しかった…
名前が書かれた紙と、それを包むようの紙、そしてお饅頭が2個入った袋を渡されます。
そうとは知らず、家に帰るまでお饅頭を大切に胸ポケットで守ってました。
これも修行の一環です。
そうに違いない。
ちなみに母には大爆笑されました。
そりゃそうだ、受け取ってから『すんごいお守り貰った!やったぜ!』とご満悦だったのだから。
こうして人は強くなっていくのだと思えば有り難いじゃないですか…
恥ずかしくない!
[…] 先日の待乳山聖天参拝の途中、首都高で喰らった飛び石で出来た傷。 […]