飛び石の破壊力は凄まじかった。
先日の待乳山聖天参拝の途中、首都高で喰らった飛び石で出来た傷。
事態を知人の皆さんに知らせたら、
『寒暖差や風圧等で広がって行き、最終的に車検が通らなくなる事もある』
なんて脅かしやがります。
効果は抜群だ!
震えあがった僕は、
何故に当日向かわなかったのかっ!
なんて自分を責めつつ今日の朝一番よりもちょっと早い、
まだ店員さんに心の準備も出来てなさそうなタイミングでカーコンビニ俱楽部へ入店。
ペケジロー怒涛の入店。
顔怖いとか言われそうなくらい深刻な顔面で入店。
朝一からの接客でちょっと萎えそうなものなのに、カーコンビニ俱楽部都築インター店の人はきちんと教えてくれました。
店員さん:あぁ~…傷は小さいのですが厳しいんですよね~…この位置は基本的にお断りさせて頂いてるんですよ。
ショゲジロー:…えっ!そんなぁ…
どうも、端から5㎝の範囲はリペアの過程で削った時に、割れる事があるそうな。
チャレンジする事は出来ますが、
万が一にも割れた時には補償できないし、
割れたら終わりなのでこのまま様子を見るのがお勧めかと…
なんて真摯な説明であります。
うむむ、イチかバチかで補修を依頼するか否か…
考えてみれば、そこそこ思い出が詰まった車です。
乗っている時にちらりちらりと思い出す光景は尊いもの。
もし割れてしまったら車検が通らない。
交換になると10万円以上はかかるとのこと。
重量税もお高いし、燃費も最近の車に比べれば石器時代レベルに悪い。
そろそろ買い換える時なのかなぁ…なんて思ったり。
あの小石がこんな悲劇を呼ぼうとは。
まるで北斗の拳の秘孔を打たれたような効果です…。
例えるなら我が愛車は羅王に新血愁を打たれたレイ。
死の期限は次の車検といった所でしょうか。
あぁ、僕はハート様ですね。
店員さんの回答を得て速攻でひでぶっでありました。
修理すればなんとかなるさなんて考えていた僕と、
秘孔は効かないもんね~なんて余裕かましていた時のハート様。
イチかバチか修理を受ける事も出来ると言われましたが、割れたらそこで終了という事で断念。
まぁガラスを交換すれば良いんだけど、新車を購入するという選択肢を考えるとなかなか決断できません。
これからゆっくり考えますと伝え、秘孔を打たれて破裂寸前な顔をしつつ帰りました。
ここでyouはShock!なんて笑顔で言われたら本当に破裂する。
これ、歌の名前は愛を取り戻せだから。
youはshockは違うから。
駐車場に車を停めて、往生際悪く傷を見ていて思いつきました。
そうだ、ガラスコーティングのブリスならもしかして染みてってくっついて元通りとかなるんじゃない?
そこからさらに思い出したのが、リペアキット売ってるから自分で直しちゃえば?という誰かの言葉。
見つけましたよamazonで。
ひび割れ 補修 フロントガラス リペア キット 2ヶ所分(飛び石 傷 修理 穴埋め 修復)
ちょっとヤバそうな匂いが漂ってます。
商品名無いの…?
しかし、プロが躊躇ったこの補修は自分でやるしかない。
以前のようにとはいかないまでも、またダラダラ惰性で乗り続けるくらいには回復できるはず。
でも自分でやらかしてとどめを刺すなんて事もありそう。
見たら白くなったところを思い切って削り取れなんてアドバイスも見受けられます。
それって…ドラマとかで有り勝ちな、素人が撃たれた当人から方法を教わりつつ弾丸を取り出す光景では。
どうなるんだろう。
答えは二通り。
上手く修理出来てとってもハッピー
そんなつもりは無いのに秘孔を突いてしまい、フロント大破。
おっかないけど、やるしかない!
リペアキットがまだ届いでいませんので、到着して修理完了したら補修の過程を記事にしたいと思います~!
リペア開始
amazonからリペアキットが届いてしまいました。
自分でやった瞬間、ヒビがバリバリと一面に広がったりして…。
そうなったら自分で止めを刺したようなものです。
お、おっかねぇ…
ここは修理難しいって言ってたもんなぁ…
やっちゃっていいのかなぁ…
もう不安でいっぱいです。
さて、実行する前に調べた手順はこうです。
しくじるわけにはいかないので予習をしておかねば。
- フロントガラスを乾いた布で綺麗にします。
- 傷ついた個所の細かい破片を虫ピン等で取り除く。
- 両面テープをフロントガラスにしっかりと貼る。
- 両面テープに台座をしっかりと張り付ける。
- マスキングテープ等で、修理個所以外を保護する。
- 補修液を数滴、台座の穴に垂らす。
- シリンダーを台座にセットする。
- 加圧と減圧を繰り返し、液をヒビに浸透させる。
- 乾くまでまつ。
- 乾いたら余分な部分をカミソリなどではがしてリペア完了
ほ、ほんとうか!?
修理屋さんがやれないところを自分が出来るもんなのか…
あぁ恐ろしい。
とりあえず、必要なものは揃いました。
かなりビクビクしながらやっていたので、傷の清掃をしている写真なんてありません。
…ビビッてた割にはマスキングテープによる養生とか、いろいろ雑です。
中を減圧した状態で10分待ちました。
その後、加圧した状態で20分待ちます。
写真は内部からとったもの。
取り外したあとで、補修液を垂らしつつ保護フィルムを貼ります。
気泡を押し出すように~と書かれてましたが、雑なのでこうなりました。
本気で修理したいのかと問い詰めたい気持ちでいっぱいです。
赤丸内にあるのが元の傷なのですが、この時点で亀裂は埋まっていて見えなくなりました。
亀裂がこれ以上広がらない為の応急処置と思っていたのでこの結果には大満足です。
もしかすると補修液の謎の効果によって傷なんてなかった状態になったりして。
いやこれ凄いな!
撮影時の天候の違いもあって見え方が違ってますが、それにしても亀裂が綺麗に消えたように思えます。
雑な僕が初挑戦でここまで出来るんなんて。
よかったぁ…
傷発生時には狼狽えて修理屋さんに駆け込んだ僕ですが…今思えばお断りされて良かったかも。
ガラスの修理はメジャーな用品店では21000円。
それが今回は1000円程度で補修が出来てしまいました。
大きい傷だとこのようにうまくいかないかもですが、自分でチャレンジするのも有りだと思います。
率直な感想を述べますと、嬉しいぃぃ!