こちらをポチっと購入。
お値段は9800円くらい。
僕の需要は
決められた温度で決められた時間をキープできる
それだけ。
レシピ的な部分は自分であれこれ試しながら見極めた方がきっと楽しい。
なのでスマホからレシピをダウンロードとかいらないよね!って事で低温調理器の入門者的にはお安いもので十分です。
いろいろ極まって、もはや僕を楽しませる食材はこの世に存在しないレベルに達したら高機能なものを買う予定。
しかしそこまで低温調理にど嵌りするかも定かではないのでやはりお安いので十分だと思います。
商品の方はアダプターが付属してたのですぐに使用できました。
真空パック用のアイテムも色々付属してたけど、これはなんかもったいないので使いづらい。
生肉を入れて再利用…無理そうなので温存する事にした。
どうせ持っている事を忘れて何処かへいってしまうに違いない。
初期はモニターが華氏で表示されていたけど、温度っぽい所をポンポンと触ったら摂氏に変わりました。
いいかげんな僕にも楽勝で使えるだなんてなかなかの優れもの。
しかしこのスレイヤなる品、思ったよりデカい。
小鍋ではちょいと厳しいかも。
うーん、どうしろと言うんだ…と付属の冊子をみましたら。
固定概念に囚われるなかれ、鍋じゃなくてもええんやで!という事みたい。
なるほど…海外はスケールでけぇや!
使ってみて気付いたのは、水流を生み出すスクリューが結構強力なこと。
容器の容量が少ないとパックが吸い寄せられて、加熱部に密着するのでそこだけ過剰に熱が通ってしまう。
デカい水槽みたいなものを使った方が安定しそうなので大鍋を引っ張り出してやることにしました。
それと、温度と時間を設定するためのダイヤルが結構繊細。
元気よく回すと数値が行きすぎる。
1時間にしよう!と思ってグリンと回せば3時間になったりする。
ジリジリと落ち着いて数値を合わせる忍耐力が必要ですね。
使用した後の心境
低温調理器を使っても料理の腕前が上がるわけではないので、どれくらい得意料理を持っているかが重要かも。
火入れの過程を低温調理機に差し替えて同じものが作れるかっていうと、それは難しいような気もする。
火入れに関する利便性は素晴らしいんだけど、低温調理器は蒸し焼きに近い。
豚肉は焼いた方が好き、とかだとコレジャナイ感じ。
肉の状態が変化するギリギリを狙うスタイルが多めな気がするんだけど、その状態が美味しいかどうかは食べる人の好みにもよるのでは。
ローストポークを作った時、
ギリギリの温度で攻めたものは、食べてみたら正直気に入らなかった。
懲りずに温度を高めに設定して再挑戦し、やけっぱち気味に長めの火入れをしたもの…それが赤身の部分が締まって美味な仕上がりになったんですよね。
策に溺れる事のないように、しっかりと料理のヴィジョンを見定める事が大切かも。
僕はいつの間にかプリプリのお肉を作るのが目的になってしまい、本当は美味しいお肉が作りたいんだという事を忘れてました。
これって購入初期にはありがち…だよね?
この器具は面白いので無理もない!
今の所、かなりの恩恵を感じている鶏胸肉。
火を通し過ぎるとどうしようもないくらいパッサパサになるのを阻止できるのは素晴らしい。
脂肪分の少ない良質なたんぱく質を美味しく摂取できるので、胸肉へ調理には良い!
ローストビーフやらポークも上手に作れるけど、そんなにしょっちゅう食べないよね…。
加熱終了後、全体を焼き目を付けてから一度冷ますものしか作ってないけど、僕は熱々を食べたいんだよなぁ…
でも切った瞬間からドリップが凄すぎて熱々を食べるのに若干抵抗がある。(´・ω・`)
一切れ食べたら美味しかったけど、いつの間にか溜まったドリップみて変な悲鳴でた。
下拵え的に火を通して、そこからお料理を仕上げる使い方も可能かも?
購入したてであまり使い込んでませんが、自分好みの加熱温度と時間を探し出すのは楽しい。
胃袋にも摂取カロリーにも限度があるのでなかなか経験値が貯まらないけど、コツコツ試していつか美味しなお肉を生み出したいもんです。
実際に使用して、色々なお肉で試してみた。
試したのは鶏胸肉、鶏モモ肉、豚肩ロースのブロック、牛ロースのブロックでローストビーフ用と書かれていたもの。
胸、モモ共に65度で1時間加熱してみたのがこちら。
おっかさんの最強ズボラチキンは昨今の温暖な気候では若干オーバーキル気味であり、これってまさか殺す気で茹でたの?とでも言いたくなるような仕上がり。
あれはきっと冬季限定で通用するやり方に違いない…
しかし主に食べるのは悪あがき的にダイエットに挑む僕のみ。
火が通ってりゃ文句ねぇだろ…!作ってもらえるだけありがてぇと思いな!
という重圧を感じる気がするので苦情を訴えるわけにもいきません。
濁った瞳でただひたすら咀嚼を繰り返す日々。
が!
低温調理器で作った鶏胸肉は我が世の春が来たー!と叫ばずにはいられない仕上がり。
胸肉はちょいと加熱時間が長かったかも知れないけど、なかなかのプリプリ度合い。
自分で雑に温度を測りつつ作った時より完成度がお高い。
切っても鶏汁が出ないので、そのまま食べても鶏臭的なものは感じられない。
もしかして僕はろくでもない方法を広めてしまったのでは…なんて不安が脳裏に浮かぶくらいこちらの完成度はお高い。
モモはちょっと手抜きで皮を付けたまま作ったのですが、皮は取った方が良いかも知れない。
ある程度熱を通してから、後で照り焼きにするなら65度で1時間は良さそう。
皮を下にして弱火で加熱しつつソースを絡めれば、生から焼くより簡単手軽に照り焼きチキンが作れるはずだ!
それにしても、皮って意外と熱に強いんですね。
写真の状態でも肉に火は通っていたので、勇気を出して食べたらかなりプリンプリンなモモ肉でした。
殺菌時間的に70度で1分じゃないのか?と心配しちゃうかもしれない。
しかし70度で1分よりも65度で1時間の方が菌的に地獄のような環境である事は間違いないと僕は思う。
その後お腹も下していませんし。
6/29追記
今回は胸肉を60度で1時間加熱してみました。
65度の時よりもプリンプリンになるかと思って温度を低めに設定。
それでも全体的に熱は伝わっているので成功か…?
1時間加熱したので十分殺菌されているはず。
身をもって確認してみた結果。
うん、サラダと一緒に食べる用ではありません!
まだ半分鶏が生きている気さえしてきました。
書いているうちにドリップが大量ににじみ出てきてたし…まだ調理の下拵えという仕上がり。
耐えきれずに胡椒を振って軽くソテー。
追加で熱を入れてもそんなに固くならずに食べられました。
この温度はここからさらに過熱が必要な料理、その下拵えに最適かも知れない。
チキンカツなら衣をサッと揚げる時の熱が仕上げに丁度いい気がします。
直接食べるのにはちょっと足りない感じでした。
出来立てを食べるのならば、65度で一時間の方が良い仕上がり。
7/22 追記
試しに鶏モモ肉を一枚、皮つきのまま70度で30分加熱。
今の所これが一番最適な温度かも。
余分な水分が抜け、皮にもしっかり熱が通って食感もプリプリ。
フライパンで皮目を焼いて照り焼きソースをかければ、かなり美味しい。
冷蔵してレンジで温め直しても食感はそのままだったので、作り置きしても美味しく食べられる。
次は調味料と一緒に加熱中に味付け出来るか、微調整して時間短縮できるかを試したい。
追記終わり
豚肩ロースも65度で1時間やってみて、終了後すぐに切り分けたらけっこう凄惨な光景になりました。
以下、流血注意。
肉に熱は通ってるんだけど、切断面からフレッシュな血が( ゚Д゚)
もしかしなくても失敗ですねこれは。
レシピを参考にしてみると、どうやら豚のお肉は6時間とか加熱するみたい。
加熱時間1/6でも火は通るけど、その場合はドリップと言うには元気が良すぎるものが噴き出すということか…
加熱時間は6時間を目安として、塊のまま冷蔵しておいて食べる分だけ切り分けソテーしていただくのが良さそうだなと思いました。
長時間加熱しても、熱々のまま切り分けると押さえ込まれていたドリップが一気に放出されるらしい。
今回は見た目が衝撃的だったので、さっさと路線を変更して弱火で煮豚にしてみました。
元々加熱は済んでいるので味が染みこんだら普通に作ったよりもプリプリなものが出来上がり満足。
レンジで暖めても硬くなったりせずに食べられて中々に美味でしたよ。
不思議な事に、気が付いた時には目の前から消えてしまっていたので写真は有りません。
妖精さんに盗まれちゃったんですかねぇ…
ダイエット中な僕が全部食べちゃうわけないし。
57度で6時間加熱した肩ロースがこちら。
ドリップもそんなに出ず、まるでハムみたいな仕上がりになりました。
ちょっと厚めに切っちゃったのは失敗だった。
ローストポークは薄~く切って食べた方が良いですね。
この後、もうひと塊りを65度で6時間加熱。
ドリップを恐れて焼き目を付けるときに思い切りよく焼いてみました。
試しに薄く切って食べてみたらすんごい美味い!
正直なところ、カツを揚げて出来立て食べた方が美味しいに決まってるなんて思っていたので驚いた。
仕上げにしっかり火入れしたのが良かったのでしょうか?
プリプリなら美味い!という事ではないのかも?
次は一度も作った事がないローストビーフに挑戦してみました。
お肉の筋取りをしたらかなり小さくなってしまったので、ローストビーフを作るにはお肉をみる目を養わねばならんようです。
ちっこくなった元牛ブロックに塩コショウで下味を付け、こちらは57度で3時間加熱。
豚肉の失敗を糧に、ちょっぴり利口になりました。
加熱し終わったら汁気を拭き取り、焼き目をつけてしばし冷蔵します。
うーむ、低温調理器を使ってもなかなかの手間ですね。
仕上がりはこうなりました。
ごちゃっと盛り付けて細切れ感をごまかしてます。
食べた感じでは熱はちゃんと通ってるし、その後お腹もゴロゴロ言わないので良しとします。
特に凝った料理を作ったわけでもないけども、短期間で色々なお肉の様々な食感を楽しむ事が出来ました。
低温でじりじりとお肉に熱を通すだけでもかなり美味しくなるので、お料理出来なくて構わない気がしてきました。
火入れが残念な手の込んだお料理よりも、火入れが上手なただのお肉の方が美味しいだなんて…。
ミオシンが何度でコラーゲンは何度で溶け出すなんて学校で習いませんでしたもんねぇ。
日本食肉消費総合センターの料理のコツを見るとかなり参考になりますね。
食への探求心を満たしたい方はぜひ!
凝った料理を作る人ならば、スマホでレシピをセット出来るらしきBONIQも選択肢に入るかも。
家電量販店で実際に作って試食させてくれたりとかあるのかな?
[…] 好奇心に負けて低温調理器を購入したでござる低温調理器 Sous Vide 真空調理器 お料理用 水温制御クッカー イマージョンサーキュレーター 850W ガスポンプが一つと真空バッグを取り付け […]