前日、鯵釣りに行ってきました。
そして現在は体のあちこちが悲鳴を上げています。
特に左腕がパンパンです。
出船前のお話。
前日からその日は午前中の天候が悪いと予報が出ていたし、電話で船宿に確認したところ、
今日は厳しい…明るくなって海の様子を見てから決めるという回答。
外では落ち葉が真横に吹っ飛んでいく程の風が吹いている。
この状況で行く人なんているわけないよ!
いたら変態だよ!なんて思ってました。
ふと気付いたら家から50kmの久里浜港付近にいました。
先月からこの日に釣りに行く約束をしていた友人2名と共に。
変態3人大集合です。
二人なので以降は万造さん松吉さんと記します。
だいたい似たようなものです。
しかし、当初のる予定だった船は出船中止とのことでした。
これが正常な人の判断です。
よし、帰ろう!帰って寝よう!なんて思っていたら
万造さん『帰るの!?』
えっ…この状況で帰る以外の選択肢が出てくるなんて。
完全に意表を突かれました。
松吉さんもこいつ…本気か?みたいな顔をしています。
き、貴様ら正気か。
ど、どこも出船しないって!
宿のおやじさんもこの辺は無理だと思うよと言ってたじゃないか!
と、説得したものの
万造『そうだ、鯵はどうよ?』
松吉『走水の宿に聞いてみようぜ』
ペケ『この辺が駄目なんだから一緒だろ~無理無理』
…万造さんが電話したら出船するとのことでした。
万造『よし、俺は道わからないから先導してくれ』
そうして、鯵を釣りに行く事になったのでした。
ちなみに、僕だって久里浜から走水なんて行った事ありませんでした。
謎の流れに逆らう事が出来ない時って有りますよね!
釣果
釣行中は写真撮影の余裕が有りませんでした。
釣果は鯵57匹サバ1匹でした。
ライフジャケットの紐が引っかかって急に膨れ、よい晒しものになった甲斐があるというものです。
釣ってる最中はたのし~い!とモリモリ釣っていました。
しかし、この数を捌かねばならないと気が付いた時に震えました。
どうするだこれ!
だいたい皆さん釣った数を数えて船長さんに教えるんだけど、
20以上はいっぱいとしか認識してないのでわからないと答えちゃう。
これはダメなお手本でありますね!
出来る限り数を覚えておき、船長さんに教えてあげましょう。
一番釣れたら写真が船宿HPに掲載されるかもです。
ちなみにその日のTOPが55匹になってました。
もし報告してたら休日出勤をスルーして釣りに行っていたのがバレてしまいます。
僕が鯵釣りで気を付けている事
特に特別な事はしていませんが、気を付けている事を並べてみたいと思います。
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第一投
釣るためでは無く、コマセを出して鯵を寄せるために行います。
餌が無いと鯵が何処かに泳いで行っちゃいますからね。
船が移動ばっかり~というのは、皆釣る気満々でコマセが足りず、餌が足らないからだと思います。 -
コマセを出す動作
素早さではなく、力強さ。
ゆっくりと水の抵抗を感じながら竿をあげ、糸を張った状態を維持しながら竿を下げます。
竿を急いで下げると、コマセ籠と竿の間の糸に弛みがでます。海の中は一定方向に潮が流れておりますれば、弛んだ糸が流されて隣の人とお祭りになりやすいと考えます。 -
仕掛け
3本針と2本針がありますが、2本針を使う事にしています。
鯵の掛かった位置で棚の位置を微調整するようにしています。
上の針に着いたら、鯵がかかったら50㎝くらいあげてちょっと待ち。
下の針に着いたら次はもう少し位置を下げてみるなど。 -
お魚の締め方
野締めというのかな?
貰った氷と海水をクーラーに入れ、冷え冷えの状態になた所へ釣れた鯵をすぐに入れます。
バケツで酸欠になった鯵は口を開けて硬直しますが、このようにした鯵は口を閉じています。個人的にはこれが一番だと思います。
釣った鯵のお勧めの捌き方
この方法だと、購入した鯵ではお腹のあたりの身が裂けてしまいますのでお勧めしません。
釣り鯵のお刺身を食べるときにお勧めな捌き方をご紹介。
ウロコもゼイゴも落とさなくても平気なのが良いところ。
釣れたての鯵は綺麗な目をしています。
そして、お店で購入したのと明らかに異なるのが身の強さ。
ヒレの方から頭の方へ包丁を入れます。
背びれに沿ってぐるりと一周、包丁の先で切れ目を入れます。
頭を抑え、背中側の皮を引っ張ればこの通り。
反対側も同様に処理します。
あとは背中側から身を削ぐように包丁を入れていけばおしまいです。
なかなか上手に捌けました。
鯵の干物とヅケを作ってみました。
干物は3.5%の食塩水に料理酒を足したものに20分程漬けこみ、そのまま干しました。
鰓の部分に紐をかけて吊るすのがお手軽だと思います。
5時間くらいの天日干しで水分が飛びますので、あとはラップでくるんで冷蔵庫へ。
評判は上々なのですが、僕は痛風に愛されし者なのであまり食べません。
今回は贈り物用に作りました。冷凍しても平気だそうな。
写真は生姜乗っただけですがこのあとちゃんと混ぜ混ぜしてます。
僕のヅケ用のたれのつくり方は、
1:料理酒200ccにカツオ風味のほんだしを大匙1入れて煮きったものを冷ます。
2:冷めてからお醤油とすり下ろした生姜を加える。すりごまを入れてもオイシイ。
お醤油はタレの味を見ながらお好みで。
鯵の甘みがでますので意外と多く入れちゃっても平気ではあります。
たれを加えてからしばし冷蔵して、鯵の身が自身の酵素によって溶け出し、たれにトロミが出るまで待ちます。
ジップロックに入れ、空気を抜いて冷凍保存すると結構長持ち。
長持ちするとはいってもすぐ無くなっちゃいます。
あつあつごはんに乗せて食べたらたまりません。
海苔と一緒に食べるとまるでお寿司のよう。
これの為にアジを釣りに行っているようなものです。
僕はダイエット中なので御飯を控えめにしている状態…なので今回は贈り物用に作りました。
おまけ。
鯵を捌くと、小骨を取るために結構身を削ります。
せっかく頂いた命でありますので大事にいただかねば。
というわけでそれを叩いて鯵バーグを作ってみました。
味付けは塩コショウのみ。
小骨が気にならなくなりましたので、これで本格的な鯵バーグを作るのも有りだと思います!
鯵フライにしても身がふわふわしているし、天ぷらもオイシイ。
お刺身はプリプリです。
塩焼きはやめたほうがいいかもです。
焼いて食べるなら干物にしてからの方が美味しい気がします。
それでは、良い鯵ライフを!