僕のハゼ釣りのお師匠、の奥さんに教わった簡単なハゼの捌き方をご紹介します。
暇さえあれば近場でハゼ釣りしまくりなお師匠さん。
今日は30匹、昨日は40匹と日夜釣り三昧なのだが、なんとこの人自分で捌かない。
捌きの先生である奥さんに丸投げというスタイル。
離婚の原因になりかねないレベル。
先生がこれでもかと顔を歪ませお断りオーラを出したり、
嫌になっちゃうとか言ってるにも拘らずヘヘッと毎日釣ってくる。
追い詰められた先生がこんな嫌な作業はサッサと終わらせてしまいたい…なにか良い方法はないものか!
と、誰に聞いたでもなく辿り着いたのがハサミだったそうな。
追い詰められて成長した稀有な事例。
ハゼ、シロギス等を捌くときに使えます。
とりあえず、ハゼシーズン到来という事で釣りに行ってきました。
ここは河口から5km程上流の汽水域。
餌はジャリメ、アオイソメが無難だと思います。
ミミズはハゼの活性が高い時は特エサかも。
しかし、塩分ですぐにヘロヘロになっちゃいます。
まめに餌を変えるように気を付けると良く釣れると思いますー!
で、今年度初の釣果がこちら。
なんということでしょう…。
正確には釣っていないようなもの。下あごの外側から針が刺さってます。
今年は僕が下手でも大漁ということに違いない。
色々試したりしつつやってたらあっという間に2時間経過。
釣果はこちらです。
一時間程かけて家に着いたのですが、上手に針をかけたお魚はまだピンピンしています。
ハゼの生命力ってすごい。
…7匹しかいません。
ミミズしか持って行ってなかったし。
ラインがpeでなんかいつもと違ったし。
でも僕より先に来ていた人だって2匹しか釣れてなかったし。
さ、サイズは大きかったけどさ。
いや、そもそも捌き方のご紹介だから1匹でも問題ありません。
…次こそはストック出来るくらい釣りたい。
捌き方
まずは鱗を落とします。
生命力がものすごいので当然ハゼも大激怒します。
写真のように頭を抑え込むと、若干こちらが有利になります。
しかし体のサイズからは想像できないパゥワーで尾をビチビチして逃げられる事も多々あります。
油断はできません。
鱗を落としたら、今度は頭を落とします。
ここはもう一思いにやらねば互いにつらい場面であります。
ハゼに感謝しつつセイヤッ!と斜めに切りましょう。
包丁の出番はここで終了です。
ここからはハサミの出番。
先の細いハサミであれば捌きやすい。
これはローソン100で購入したのですが、最近のスリムハサミはちょっと太めになった気がします。
頭の切断面から、お腹を縦に切り開きます。
そして開いたら内臓を取るのですが、緑の宝石のような色合いの内臓を壊さないようにしましょう。
苦玉ってやつだと思います。
お師匠の息子さんは幼少時に苦玉ブレンドのハゼの天ぷらを食べさせられ、ハゼが食べられないようになりました。
恐らくお師匠の計画通りです。『お前にハゼは勿体ない』という肉親ですら容赦しないスタイル。
ちょっとグロいですが、苦玉画像
写真が暗いのでわかりにくい…。
中央のなんとなく緑っぽいのがそれです。
光に翳すととても綺麗なグリーンです。
ハサミを背骨に沿わせ、尻尾の方まで背骨に押し付ける感じで刺していきます。
チョキチョキしながらでも平気だと思います。やりやすいようにどうぞ。
あっ…まな板に鱗を落とした時のぬるぬる汚れが残ってます。なんたる失態。
終わったら反対側も同じように切ります。
このように、背骨が真ん中に残った状態になりますので、今度はこれをきっていきます。
そして出来上がったのがこちら。
残ったお腹の膜は激落ち君で軽くこすれば落ちます。
ほれこのように!
軽く水洗いして、まな板に並べて水を切ってるところです。
ラップで密封して冷凍すればだいぶ保存がきくので沢山釣れてもこれで安心。
我が家では掻き揚げの具として細切れにして混ぜたりしています。
ちょっと勿体ない気もしますが、美味しい掻き揚げになりますのでお試しあれ~!